2019年12月13日金曜日

一部通し

12月10日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日はいまある台本の最初から最後までを止めずに通して演じてみました。
全部でだいたい40分くらいでしたでしょうか。

そのあとは筒井さんからのダメ出しというか、オーダーを聞いて、実際に動きながらひとつひとつ確認していきました。
より分かりやすくするためにセリフの追加や、言い回しの指定もありました。
ひとつひとつ積み重ねることで、よりおもしろくなっていっています。

どんなふうにこのお話が終わるのか、とてもどきどきしています。
脚本の完成が待ち遠しいです。

2019年12月3日火曜日

課題:脚本を離す。

12月3日 そよ風ペダル 担当:梶川

本日は筒井さんが京都の本番で小屋入り中ということで、今回の公演で特別出演をお願いしている、高杉さんに代講をお願いしました。
いつものボール体操などはみなさんと確認しあいながら、進めていき、発声のときに皆さんからのリクエストで高杉さんオリジナルのワークを少し。
呼吸をすること、体に空気を入れることを実感する、体に声を響かせる事ことなどのワークをしました。
発声の前段階として、普段しないことなのでとても貴重な体験でした。
稽古は脚本を離すという課題でおこないました。
そよ風ペダルの作品を見た事のある人ならご存知の通り、プロンプも作品の一部です。
ということで、高杉さんがプロンプターとなり出来るかぎり前に進めていく。
セリフが抜けたときも含めてとても面白く、稽古スペシャルとしてとても良い作品を見た気がします。
盛り上がった稽古になりました。

巻き返す。

12月3日 恍惚一座 担当:梶川

11月から稽古がすでに再開しております。
次回公演が2月に決まっていて、それに向けての稽古をしています。
夏、秋とお休みをして、再会後は朝から夕方までの稽古で集中的に創作をしています。
本当は11月の時点で(言ってしまえば9月の稽古前に)脚本が完成していて、セリフを覚えた状態での稽古を長くもつという事でしたが。
初日に一応の終わりまでの書かれた脚本が配布されましたが、お話として足りない要素や回収されていない伏線があり。
改稿に改稿を重ね、今日の稽古で終わりが見えてきたような。
午前中の稽古で現段階の脚本の共有をし、午後に稽古を市ながらさらにブラッシュアップして、その場でセリフを変えて行きます。
時間切れとなり、完成にはいたりませんでしたが、来週の稽古には完成が配布される目途がたちました。
来週稽古して、今月はお休みとなります。
セリフ覚えを進めてもらい、一月から巻き返して一ヶ月半で作品完成としたいところです。

2019年11月14日木曜日

10月29日 そよ風ペダル 担当:飯坂

毎回、少しずつ脚本が増えていきます。
今日は、劇中で歌うかもしれない曲の歌詞も配られました。
昔の曲です。みんなで歌ってみて、キーの相談などしました。
毎回練習していきましょう。

今回の戯曲のテーマは「無縁社会」です。
個人情報を明かさない人たちによる会話劇です。
最後はこんなふうにして終わらせたいという、筒井さんのお話もありました。

以前高槻シニア劇団で講師をしてくださっていた、高杉征司さんも出演します。
脚本の完成が待ち遠しいですね。

2019年10月24日木曜日

試しながら

10月15日 そよ風ペダル 担当:飯坂

配役が決まって、1回目の稽古です。
脚本も数ページ増えまして、少しずつ演出がついていきます。

脚本に数行ト書きが書いてあるところがありますが、そこは気にせずセリフをつないでほしいとか、絶妙な間のとり方とか、そのときの表情とか、いろいろ試しながらやり取りをつくっていきます。

相手に対して、どのような気持ちで接しているのか、いまはいろいろ試していきたいですね。
真剣に話すことも、相手をおちょくるように話すこともできる、柔軟性のある脚本です。
そよ風ペダルの独特な空気感を存分に味わえるお芝居になりそうです。

2019年10月21日月曜日

配役決定

10月15日 そよ風ペダル 担当:飯坂

なんと脚本が最初から変わりまして、再配布されました。
さらにパワーアップです。
新しい脚本で配役を決めるために、何回も役を変えて演じてみました。

筒井さんは配役について、「悩まないと思っていたところで悩み始めた」とおしゃっていて、本当に何回も何回も読みました。
だんだん調整されていき、一番最後の組み合わせで決定となりました。

それぞれの長所が生かされたとてもいい配役だと思います。
次回からこの配役で稽古が進みます。どんな作品になっていくでしょうか。楽しみです。

2019年10月9日水曜日

久しぶりの稽古

10月8日 そよ風ペダル 担当:飯坂

筒井さんがドイツから帰ってきました。
今日からまた稽古再開です。

1か月ぶりにボールストレッチをして、台本を読みました。
まだ配役は決定していません。
今のところ何分くらいあるのか知りたいということで、動きながらとりあえず通してみました。

20ページ以上ある台本なのに話の展開がゆっくりすぎる!と筒井さんは驚かれていましたが、ずっとこのまま見ていたくなるようなおもしろいお話です。
脚本はいろいろ改稿されていくようです。配役は来週発表になるでしょうか。
役ももう一つ増えるとのことです。
どんなお話になるのか、とても楽しみです!

2019年10月7日月曜日

部分通し稽古

10月1日 千年団 担当:飯坂


今日は一幕と三幕を通しました。
自主練の成果もあり、とてもいいシーンがたくさんうまれてきました。
パッとわかりやすくておもしろいというわけではなく、生活の中に常に潜んでいて、ふとしたときに感じる思いがところどころに散りばめられています。

例えば、年老いた母親に対する態度が三姉妹でまったく違います。
それぞれ違う背景があって、それぞれが一言では言い表せない感情を抱いています。そのフィルターを通って俳優からでてくる言葉のおもしろさに、ついクスリと笑いたくなったり、ずきんと心がいたんだり。
見ているとグーッと集中してしまいます。

いよいよ本番まで一ヶ月となりました。
どうぞお楽しみに!

2019年10月1日火曜日

セリフ覚え

9月24日 千年団 担当:飯坂

皆さんセリフ覚えに四苦八苦しているようです。
今回はチーフより、「語順や語尾をその時の雰囲気で変えないように」とオーダーが出ています。
セリフは脚本に書かれている通り、正確に発話しましょう。
いろいろ演出がついて遊び始めるのはそこからですね。

今回は家族の話と近所の人達の話があります。
家族の話は少しだけ重たい雰囲気が漂ってしまいますが、近所の人たちはそことは少し離れて、明るくありたいですね。
もちろん家族の方も、重たい雰囲気を演じる必要はないのですが。

今日は新たな小道具が増えました。とてもかわいい小道具です。
本番に向けてどんどん引き締まっていきます。

2019年9月26日木曜日

相反する感情

9月17日 千年団 担当:飯坂

今日は富田ふれあい文化センターで稽古をしました。
最近は自主練の時間が増えて、どんどんシーンの精度があがっています。
スタッフも稽古場に来るようになりました。本番が近づいています。

今日は二幕と三幕を稽古しました。
今回は客席が対面式です。演技をしているとどうしても演出家が座っている方に意識が向きがちですが、常に空間に意識を広げましょう。
そして目の前の俳優とのやり取りを大切にしましょう。

人間は相反する感情を同時に持つことができる生き物です。
憎らしいのに愛していたり、嬉しいのに悲しかったり。
口ではそう言っていても、気持ちの方は全く別のことを感じていたり。
今回はそういった、一言では言い表せない感情がたくさんでてきます。
演じる時はひとつに絞らずに、幅広く受け入れていきたいですね。

2019年9月19日木曜日

受動と能動

そよ風ペダル 9月10日 担当:飯坂

今日は飯坂がワークショップを行いました。
テーマは「受動と能動」です。
常に受動的であり能動的な身体を感じるワークを行いました。

まずは簡単な、数字まわしのゲームをしました。
空間を縦横無尽に歩き回って、誰かを見つけて一緒に数字を言います。言われた人はまた別の人を見つけて次の数字を一緒に言います。
ぼんやり歩いていると、数字を受け取ることができません。数字を持っている人も、「あなたと言うよ」と能動的に働きかけないと相手に気付いてもらえません。
ルールに四苦八苦しながらも、なんとか目標数字まで達成することができました。

次は全員で歩いて、全員で止まるタイミングを見つけるワークです。
まずはみんな同じ速度で歩きます。誰かの速度に合わせるというわけではなく、全員がリーダーです。全員で同じ速度を探っていきます。
速度が合ってきたら、全員で同じように歩くスピードを落としていき、そのままゆっくり止まります。
こちらは一回目でとてもうまくいきました。次はそのまま歩き出してゆっくりペースを戻していきます。
同じペースに戻ったら、また止まる瞬間を探していきます。

最後は二人組で歩きます。
意識を相手に向けて、一緒に歩きます。このときも、どちらかに合わせるのではなく、お互いがお互いに合わせます。二人とも受動的であり、能動的に歩いてみます。
このワークはただ歩いているだけですが、見ているといろいろな二人に見えてきてとてもおもしろいです。
例えば、熟年夫婦とか、仲良しな友達とか、嫌なことがあって言い出せない関係などなど。
みなさん自由に想像して見てくださいました。

2019年9月12日木曜日

遠くから自分を見る

910千年団 担当:土井:00~
各幕とも台本に変更がありました。かなりの量の差替えです。
稽古は3幕の最初から。
三姉妹が天井を見上げます。3人が同じモノを見ていると観客にも同じモノが見えてくる気がします。この3人の場面についてはもうそんなに稽古しないので身体に入れるようにとチーフから。
夜中だ、ということで普段より悪い剛の滑舌。ここは逆。しっかりとした滑舌を。
キャラクターのイメージを演出と擦り合わせます。例えば末っ子の性格。
台本にある台詞にはチーフの体験や思いが詰まっています。字面の裏にあるものを説明していただき納得しました。

熱く自分の体験を語るのではなく「遠くから見ている状態」で語れと指示され、言い直すと遠すぎて他人事になってしまったり。自分との距離感をとるのは難しいですね。

後半は1幕目、ご近所さん達が賑々しくやって来ます。こういう場面こそ、録画して動画チェックの自主稽古が功を奏すようです。
ご近所と家族の押し問答では家族の方が遠慮してたかな?ここもチェック要素はこれくらいなのでしっかりと記憶を。

そして22ページの途中からの稽古。
今日は2幕のメンバーはロビーで自主稽古してしました。
成果が表れたでしょうか。


2019年9月3日火曜日

視線の方向と周辺視野。

9月3日 そよ風ペダル 担当:梶川

先週はおやすみでした。
筒井さんがドイツへ。
今月は不在になるので稽古管理をしている私や飯坂さんが講座をおこないます。
今日は私。
体操から始めます。
ボール体操はできないのでじっくりと緩めていきます。
伸ばしたあとに呼吸を続けながら、どこか別のところ動かしたらさらに伸びないかと体を探ります。
息を吐くとお腹がへっこみます。
息を吸ったらお腹が出るわけですが、そこで更に凹ませようとする。
何だかお腹の深いところ、インナーマッスルやら丹田やらというところにきいている気がします。
何にせよ声を出すのに腹式で支えられるような気がします。
発声もしてワークを一つして脚本稽古。
今日のポイントは今そのセリフを誰に話しているのか。
脚本を持っていると目線がわかりにくいので、今は体ごと相手に向くというルールで、訓練です。
そして息を合わせて複数人で同じ動きをするという段取りを決めて。
そのために周辺視野でこっそり前もって見ておきましょうねと。
周辺視野って役者さんにとって案外大事な気がしています。
舞台全体を、それこそ客席までも視野に入れて演技ができたら素敵だと思います。


2019年8月29日木曜日

脚本完成

8月28日 千年団 担当:飯坂

とうとう台本が完成しました!
あとはセリフを覚えてひたすら練習あるのみです。
今日は13時から17時まで稽古をしました。

各幕を少しずつ稽古していきます。
一幕はたくさん稽古をしていますので、まだ練習時間が少ない三幕の人は、ちょっと大変かもしれません。
また、少人数のシーンをどんなふうに進めていくかということも課題のようです。

小原さんより、段取りを他の人に要求しすぎないように、とのことです。
「このシーンまでにこれしといてな」なんていうのはよくあることですが、それができていなかったときは、相手を責めるのではなく、できていなかったなりの自分の演技を続けましょう。

どんどんつくっていきます。通しはいつになるかわかりませんが、とても楽しみです!

2019年8月22日木曜日

無縁社会

8月20日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日は、少し修正された台本が配られました。
役を変えて、いろんな組み合わせで読んでみました。

「誰に聞いているんですか?」というセリフを立たせるためには、それまでの会話は全て誰かに向かって喋っていたほうがより面白くなりますね。

終わりの30分はお話をしました。
今回は「無縁社会」がキーのようです。
というと、なんだか重たいお芝居のような気がしますが、そういうものではなく、お芝居の大半の時間は楽しく過ごしたいとのこと。
「無縁社会」と聞いて思いつくエピソードをしゃべりました。
その中で、このようなテーマを扱うなら、ちゃんと自分たちのスタンスを理解したいという意見も出ました。
生半可な気持ちでやるのではなく、ちゃんと自分たちの主張を共有したいと。とても大切なことですね。
長くやっている「そよ風ペダル」だからこそできるお芝居になると思います。

2019年8月20日火曜日

2幕の山場。

2019年8月20日 千年団 担当:梶川

2幕が配布されました。
あと5ページほどで2幕が終わるとのこと。
山場は書かれました。
3幕も筋は見えているそうなので。
間もなく、完成するはず。
そろそろ焦り始めました。
稽古は1幕の立ち稽古と2幕の読み合わせ。
1幕はすでに公演稽古。
演出が始まっています。
2幕は読み合わせと言いつつ、登場退場は確認していきます。
初見は楽しいですね、こんなふうに書かれるのかと笑いが起きます。
こちらも演出がついていくのでしょう。
楽しみです。



会場の構造。

2019年8月6日 千年団 担当:梶川

2幕、3幕の始まりの部分が配布されました。
それぞれのシーンの稽古と1幕の後半を稽古しました。
会場の305の横の部屋の306号室で稽古しています。
舞台と同じ広さの空間を確保して稽古を進めます。
305号室の実際の扉が役者さんの入退場口になるのですが、扉の開け閉めをどう考えるか。
扉向こうにパネルを立てるか、として暗転や音漏れや。
そんなこともこっそり検証していました。
スタッフワークも少しづつ動き始めます。



2019年8月9日金曜日

新作へ向けて

8月6日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日も松田正隆さんの台本を読みました。
壁を背にして立ちながら演じてみます。
そうすると、ベッドの上に寝転がっている二人を上から見ているようにも見えます。
最初はそう見えていましたが、途中から背中が壁から離れてしまったりして、ベッドに寝転がっているように見えなくなってしまいました。
あくまでベッドの上に寝ながら会話しているということを徹底してやりましょう。
手振りなんかも、寝ている瞬間ならではの動きがあるはずです。
そして関係性も、身体の向きや二人の距離感で見えてくるとおもしろいですね。

後半は、別の脚本をやりました。筒井さんが書いてきてくださった、2ページくらいの短いやりとりです。
思わずクスリと笑いたくなってしまうようなおもしろいやり取りばかりでした。

新作へ向けて動き出しています。

2019年8月6日火曜日

こだわりすぎない

7月30日 千年団 担当:飯坂

今日は二幕、三幕の台本が少し配られました。
もしかしたら変更になるかもしれませんが、雰囲気だけでも手掛かりになります。

お芝居をつくっていると、特に役者さんはいろいろなことを決めたがってしまいますが、千年団では、演出や決めたことにこだわりすぎないでほしいとのこと。
また、「普通はこうなると思う」という生理的な反応も、こだわりすぎずに稽古をしていきましょう。
ときに、演技と台詞が一致しすぎないほうがおもしろいこともあるからです。

それよりも、目の前で行われている共演者の演技を大切にしましょう。
「前はこうやったやん」というのではなく、「そうくるならこう返すわ」と、その場その場でその瞬間にしかできない演技をしていきましょう。

ゆったりとしなやかな時間が舞台で経過していきます。
台本の完成が待ち遠しいですね。

2019年7月30日火曜日

文体を味わう。

2019年7月30日 そよ風ペダル 担当:梶川

今日は先々週に取り扱った脚本を再び読み合わせから始めます。
俳優の熟年夫婦が旅先のホテルで話している作品と思われます。
少し特殊な脚本でして、まず括弧書きがあるのでせりふであることはわかるとして、通常の脚本ではその前に誰のセリフなのか、登場人物の名前が書かれていますが、これにはなくて。
そしてト書きというのも脚本にはあります。
通常のト書きは演出や状況を指定する文章です。
この作品ではどちらかというと役柄のナレーションのように聞こえてきます。
脚本というよりも小説のように見えています。
カギ括弧と地の文で書かれた文章に見えます。
通常だとト書きは読まないわけですが、この作品に限っては読んでみるとして、ではどちらが喋るかを読み合わせながら検討していきます。
少しずつ作品を味わっていくうちに中身が気になったり、面白みが感じられるようになってきます。
不思議な体験でした。



2019年7月29日月曜日

そよ風ペダル 恍惚一座 次回公演の出演者を募集します!!

舞台俳優になって、万雷の拍手を。

高槻シニア劇団そよ風ペダル
第8回特別演劇公演
「はぐれ輪舞曲」出演者大募集!!

上演日:2020年2月28日(金) 会場:高槻現代劇場中ホール

高槻シニア劇団そよ風ペダルとは

50歳以上の劇団員で構成されたシニア劇団。2012年5月に誕生し、高槻現代劇場を拠点に年1回の演劇公演を実施。劇団名には「自分たちで自転車のペダルを漕いで前進し、その時に感じる心地よいそよ風の爽やかさをみなさんに届けたい」という思いが込められています。
※これまでは集会室を舞台空間に設えて公演を行ってきましたが、今回は特別公演として中ホールで多くの方の出演による開催を目指すために、公演に参加していただける出演者を大々的に募集します。

作品概要

登場人物たちがなかなか身元を明かさない。最寄りの駅、好きな食べ物、幼い頃の夢など、ほんの少しでも個人情報にあたりそうな話も一切しない。のらりくらりとお互いにかいくぐり合ううちに浮かび上がってきたのは、とても切実な問題だった…。
今まで演劇にあまり興味がなかった方から観劇マニアの方まで、幅広いみなさんが楽しめるユーモアたっぷりの不条理劇。現代社会が抱える問題を下敷きにして、人と人との切っても切れない「縁」の深さをテーマに創作します。高槻シニア劇団そよ風ペダルに設立当初より指導を務めながら書き下ろし作品を提供し、その旗揚げ公演作品『モロモロウロウロ』が国際交流基金公式サイト内「今月の戯曲」で紹介されたことのある、劇作家・演出家の筒井潤(dracom)が手がけます。

【 応募資格など 】

●応募条件
年齢・経験不問(高校生以下は保護者の同意が必要)
心身共に健康で概ね全ての稽古と本番に参加できる方。

●稽古日時
2019年7月9日より毎週火曜日 14時~16時

●練習会場
富田ふれあい文化センター・高槻現代劇場など

●費  用
月謝:7000円 公演参加費:35000円(チケット買取制)

●応募方法
下記申し込み先にお名前・年齢・連絡先を伝え応募。

●応募締切:7月29日(月)※7月9日以降も応募継続


高槻シニア劇団恍惚一座
一緒に舞台に立ってみませんか?


高槻シニア劇団恍惚一座は2020年2月に京都の人間座スタジオで上演する新作「タイトル未定」(脚本・演出=山口茜)に出演してくださる俳優を募集します。
 高槻シニア劇団は50歳以上を対象にした市民劇団で、NPO劇研が主催・運営するものです。2007年にアトリエ劇研で始まり現在は京都に三つの劇団、大阪府高槻市にも三つの劇団がありそれぞれ活動しています。「恍惚一座」は高槻で活動する劇団の一つで、2011年から講師に劇作家・演出家の山口茜を迎えて始まりました。
 人生経験が豊かなメンバーとの共演を楽しみたい方、舞台に立って表現することに興味のある方、劇作家・演出家の山口茜の舞台作品に興味がある方、どうぞ奮ってご応募ください。

[ 稽古・公演概要 ]

高槻シニア劇団 恍惚一座
新作『タイトル未定』
脚本・演出=山口茜
[稽古日程]
 2019年11月5日から毎週火曜日10時半から15時半(途中1時間休憩)
 ※12月17日、24日、31日はお休み。
 主に富田ふれあい文化センター(高槻市富田町4丁目15-28)にて稽古
 ※本番前になると追加の稽古があります(出演者の都合を調整します)。

[公演日程]※舞台設営やリハーサルの期間を除く
  2020年2月15日(土)から16日(日) 3ステージ(予定)
  人間座スタジオ
  ※小屋入りは金曜日からの予定

【 応募資格など 】

・上記の稽古および公演に参加できる方。
年齢や経験は不問
〈出演条件について〉
費用:月謝:14000円 公演参加費:35000円(チケット買取制)
〈応募締め切り〉
7月29日(月)11時まで
※応募多数の場合、面談を実施して出演を決定いたします。
山口茜プロフィール

2000年、自身の劇作、演出で演劇を上演する団体、トリコ・A(立ち上げ当時は別名)を設立。京都芸術センターセレクション、東京国際芸術祭リージョナルシアターシリーズ、精華小劇場オープニングイベント、愛知県芸術劇場演劇フェスティバルなどに参加。2003年第10回OMS戯曲賞大賞受賞。2007年若手演出家コンクール2006最優秀賞受賞。2007年から2009年、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフィンランドに滞在。フィンランド国立劇場にテキストを提供(演出/Juha Makela)。帰国後活動を再開。2012年文化庁芸術祭新人賞受賞。2013年龍谷奨励賞受賞。2015年利賀演劇人コンクール2015優秀演出家賞一席受賞。利賀に参加したメンバーを中心としたカンパニー、サファリ・P設立。2015年アトリエ劇研アソシエイトアーティスト、2016年セゾン文化財団シニアフェローに選出。2017年、俳優の高杉征司とともに合同会社stamp設立。主なテキスト提供作品に、KAVCプロデュース「カルメン」(演出/小野寺修二、出演/片桐はいり他)、カンパニーデラシネラ「椿姫」(演出/小野寺修二)、主な演出作品に、モノオペラ「ひとでなしの恋」(増田真結作曲、藤木大地出演)など。


[ 両劇団申込・問合先 ]

高槻シニア劇団 出演者募集係
電話=080-2435-8484(平日10時〜17時 担当:梶川)
mail=senior@gekken.net

2019年7月25日木曜日

ミニマムなこと

千年団 7月23日  担当:飯坂

今日も一幕の稽古をしっかりやりました。
来週は二幕の台本が少しできる予定です。
最初からやってみて、小原さんのコメントを聞きつつ、皆さんもわからないところがあれば積極的に質問していきます。

皆さん家で台本を読んで「ここはこうしよう」「今日はこういうことを試してみよう」などいろいろ考えてから稽古場にいらっしゃるので、つい自分のやることに夢中になってしまいがちですが、「目の前の共演者と作りましょう」と小原さん
相手役の人が声を大きく出したら自分もそれに合わせた方がいいかもしれませんし、小さくなったら小さくした方がいいかもしれません。
共演者が出す演技のカードによって、自分が出すカードも選ばなければなりません。
そのためには相手がどんなことをするのか、意識を向けていなくてはいけません。

そして、演技の向きについて。
今回はなんと対面式の客席です。そのため、通常のように、前方だけに意識を向けて演技をしていると、もう一方のお客様には演技が見えにくくなってしまいます。
そもそも今回は客席に向けた演技はあまり必要とされていないということもありますが、
立ち位置や身体の開き方は気をつけましょう。

そして、伝えたいことを言葉の抑揚だけで表現しようとしないことも大切です。
人は普段話している時、何か伝えたいことがあるとき、決して言葉だけで伝えようとはしません。
手振りなどもありますが、もっと細かな、目の動きとか、わずかな間とか、小さな動作とか、ミニマムな手法も使います。
そういうところにも目を向けられると作品の深度がぐっと深まりますね。

2019年7月23日火曜日

不条理を味わう。

2019年7月23日 そよ風ペダル 担当:梶川

次回作は不条理コメディになると。
これまでもそういった作風ではあったと思いますが。
不条理演劇の名作を、今日の稽古で扱いました。
ゴドーを待ちながら。
エストラゴンとヴラジミールがゴドーを待っています。
以上。
いや、途中で別の登場人物も出てきますが。
稽古では始まりと終わりの部分を扱います。
読み合わせをして、続けてのシーンとして立ち稽古をしてみます。
普通なら始まりと終わりをつなげるとおかしなことになるものですが、続けたところでさして違和感がないのは不条理であるからでしょう。
筒井さんいわく、内容はわからないが役柄同士の交流は確かにあるので、なんだか見ていられる。
そしてテンポを良くして、コメディのように稽古を。
何度もやってみると想像を刺激されることが出てきした。


2019年7月18日木曜日

配役が決まりました!

7月16日 千年団 担当:飯坂

本日、いよいよ配役が発表されました!
小原さんが悩みに悩んだ配役です。
今回のお話は三幕ものです。一幕にしか出ない人もいれば、3幕すべてにまんべんなく出る人もいます。

今日は特別に4時間稽古です!さっそく発表された役で稽古をしてみました。
もう何度もやっていますので、細かく演出がつけられていきました。
セリフの読み方にも細かな指示が入ります。
そこはサラッといきましょう、とか、持っている感情はそのままで読むスピードだけ落としてみてください、などなど。

その役ならではの動きもつけられていきます。
個人的に一番おもしろいなぁと思ったのは、「この人は、足音で自分の存在を示す人ということにしましょう」というものです。
ただ大きな足音を出してということではなく、「足音で存在を示す人」というのがポイントです。
そのように、役を表す動きがたくさんつけられていきました。「ここで車のカギの音をチャラっと鳴らして下さい」というのも、おもしろいなぁと思いました。
車のカギの音がなるだけで、いろんな想像が膨らみます。

配役が発表されましたので、これからどんどん深みが増していくと思います。
どうなっていくのか、目が離せません。

2019年7月16日火曜日

架空の会話。

2019年7月16日 そよ風ペダル 担当:梶川

今週も個人情報を誤魔化します。
常套手段として、最近は認知症気味でねと逃げをうったり。
なんとなくそうですね~と繰り返すのも一つの方法な気がします。
今週の質問は以下。

動物飼ったことありますか?
子供の頃何して遊びましたか?
洋服はどこで買われたんですか?
どんな性格ですか?
なぜここに来たのですか?
連絡先教えてもらえますか?
受け答えのセリフを次回作品の参考にしていきます。
続いて、筒井さんが参考に脚本を持ってこられたのを読み合わせしてみんなで共有しました。
俳優同士の夫婦の会話で描かれた不思議なやり取りの作品。この不思議さが次回作品に繋がりそうな予感がします。











2019年7月11日木曜日

効率的なよさと非効率的なよさ

7月9日 千年団 担当:飯坂

今日は一幕の台本がすべて配られました。
しかし後半は少し焦って書いたそうで、変更になる部分もあります。
とうとう配役が決まるのかと思いましたが、小原さんはまだ悩んでられるようです。
男性は4名しかいないので決まっているそうなのですが、女性は15名もいます。
しかもどの組み合わせにも面白さがあるのです。悩んで当然ですね。
今日は帰りに、自分がしたい役と絶対したくない役を小原さんに伝えてから帰りました。

稽古はいつも通りランダムな組み合わせで読んでいきました。
この前のミーティングで「これから配役が決まって本格的に稽古が始まったとき、見ているだけの時間が長くてももったいないので、役者だけでできるところを稽古してもいいのでしょうか」と質問がありましたが、小原さんの答えは「稽古を見てもらうのも大切です。どんな芝居や演技を求めているのかをどんな言葉で話すのかを共有できる時間です。」とのことでした。
人数がとても多いため、一体感といいますか、まとまり感を作り出すのが難しいかもしれませんね。
空いている時間は稽古をしていた方が効率的かもしれませんが、小原さん曰く、効率的なよさと非効率的なよさの両方でやっていきたいそうです。

「これがいい」と答えがあるわけではありませんので、手探り状態で不安なときもあるかもしれませんが、みんなで一丸となって突き進んでいきたいですね。

2019年7月9日火曜日

個人情報をごまかす。

2019年7月9日 そよ風ペダル 担当:梶川

一週休んでの稽古再開です。
まずは前回の発表の感想を共有。
非常にいい公演でした。
いままでそよ風ペダルを見たことのない方にも見ていただき、そしておおいに楽しんでいただき、本当にあたたかい拍手をいただいました。
皆さんも舞台に立っていてとても楽しかったとのことでした。
そして早速次回の2月公演に向けての順日です。
以前にすでに行っていましたが、個人情報をごまかすワークです。
まずは筒井さんが書かれた3つの脚本を共有して、どんなごまかし方があったかを思い出しました。
その後、個人情報を聞き出すような質問が書かれた紙が配られ、それをどうごまかすかを皆さんもそれぞれ考えてみました。
ある程度かけたところで、二人組になって発表していきました。
ただ誤魔化しているだけなのにとても面白かったです。

2019年7月4日木曜日

もうすぐ配役が決まります。

7月2日 千年団 担当:飯坂

今日も新しい脚本が配られました。配役発表は次回になるでしょうか。
とても楽しみですね。
ちょっと前にやっていた懐かしいセリフも出てきました。

今日もランダムな組み合わせで読んでみます。小原さんからいろいろな要望が出てきます。
その時間にいるような身体(無理しない身体)は、見ていてとても面白いですね。思わず見てしまいます。
演じている方はきっと不安になるかもしれませんが、それくらいでいい、と小原さんはよくおっしゃいます。

終わりの15分くらいはミーティングをしました。
稽古の回数が少なくなってきましたので、時間を延長することにしました。
ほかにも、皆さん演助班、制作班、音響班などいろんなスタッフチームに分かれて、全員でこの芝居を支えます。

そんなお芝居になっていくのか、とても楽しみです。

人前にして何もしない

6月25日 千年団 担当:飯坂

今日も脚本が配られました。
一幕ができてから、配役を発表するとのこと。とても楽しみです。

今日もいくつかの組み合わせで演じてみます。そして小原さんが細かく感想や、要望を言っていきます。
小原さんの要望は一貫していて、「人前にして何もしない」ということです。
というと少し語弊があるかもしれませんが、あくまで演者の姿や仕草を見て、お客さんが想像できる余地を残してほしい、とのことです。
説明的しない演技というのは、難しいですね。

今回の脚本には「お母さん」役が出てきます。皆さんより年上の役です。
そういうときは、極端に振り切ってやってしまったほうがいいとのこと。
確かにそのほうが重みがあって、見ていてドキリとしました。

演技を始めるときは、その役が背負っている時間や背景を想像してから始めましょう。
分かりやすい例でいえば、急いできたならすこし息が上がっているとか、そわそわしているとかですが、それ説明しようと過剰にやってしまっては意味がありません。
自分たちが生きているこの時間と同じように、舞台上でも反応していきましょう。

2019年6月25日火曜日

京都へ。

2019年6月25日 そよ風ペダル 担当:梶川

ただいま富田でアップや発声を終えて最後の稽古をしています。
のびのびと楽しく舞台に立つ皆さん。
先週の通しでは、声が少し小さくて会場の後ろまで届くようかしらという懸念がありました。
杞憂でした。
きっと届きます。
このあと稽古を終えて京都に向かいます。
一時間程度の場当たりのあと7時半から上演です。


2019年6月24日月曜日

ある種のユーモア

6月18日 千年団 担当:飯坂

今日も、前回と同じ場面と、そこから少し先のシーンが配られました。前回の稽古を踏まえて、少し変更されたようです。
姉妹の雰囲気が演じる役者によって全く違うのがとてもおもしろいです。
全体として、姉妹でいるときのリラックス感というか、ぼーっとしている感じを持ちつつ、意思疎通はしっかりできている、という状態が好ましいようです。

それから、今回の脚本では、地震の事を扱います。
高槻でも地震があって、被害にあわれた方がいると思います。
そう考えると、少し悲しみといいますか、悲惨さがどうしても頭をよぎってしまってそれが演技にも影響されてしまうと思うのですが、そこはぐっとこらえましょう。

これはこのクラスとは関係ない話ですが、ある舞台で、母親の死を泣きながら話す俳優の演技には誰も感動しませんでしたが、服のボタンを一つずつ外しながら同じ話をしたところ、観客は大号泣で称賛の嵐だったそうです。
この場合、服のボタンをはずすというのは、実はほかの行為でもいいのです。
ストーリーがもつ情緒にどっぷり浸るのではなく、少し離れたところから語ることによって、見ているお客さんのほうがその情緒を感じることができるようになるのです。

今回の被災の話もそういう意味で、楽しく表現したほうがその悲惨さはより伝わります。
ある種のユーモアをもって臨みましょう。


2019年6月18日火曜日

説明しない

6月11日 千年団  担当:飯坂


今日も脚本を読みました。
グループ分けをして、発表していきます。

説明しなくちゃという心理がややこしいですね。
やはりお客さんにわかって欲しいという心理が働いてしまうようです。
しかしこのクラスでは、どちらかというと、お客さんが想像出来る余白がある方が好ましいです。
説明しようとすればするほど、答えが少なくなって、余白がなくなっていきます。
どのみち、全てを説明することはできないのです。

もちろん、ひとつのおもしろい答えが見つかれば、それをやってみてもいいのですが、その場合も出演者が飽きたら変えるそうです。

早く答えを見つけるのではなく、じっくり脚本に向き合って、いろいろ探していきましょう。

本番前の平常運転。

6月18日 そよ風ペダル 担当:梶川

いよいよ来週には本番なのですが。
だからといって特別なこともなく、平常運転で通し稽古。
この平常運転であるということが、とても奇跡的で重要なことだと気づきます。
舞台というところは確かに非日常な空間です。
であって、やはり日常と地続きであるべきで。
客席から覗けば、舞台の上は非日常であっても、その舞台の上は日常で。
舞台上にいる役柄は日常を生きていて。
そこには平常があるのです。
みなさん平常で舞台上にいます。
だからこそなんてことない台詞回しや反応がとてもユーモラスに感じるのです。
このまま来週の本番に向かいます。




2019年6月11日火曜日

衣装をつけてのシーン稽古。

6月11日 そよ風ペダル 担当:梶川

衣装合わせをしました。
そして、今日は通しではなくシーンを区切りながら稽古。
最初から最後まで丁寧に調整をかけていきます。
気づけば本番が近づいてきましたが、あまり心配はありません。
このペースで進めたら。
なんならすでに見せられる段階ではあるので。
向上させます。

役者によって違う面白さ

6月4日  千年団 担当:飯坂


今日は、ある場面の脚本を読みました。
演じる役者を入れ替え入れ替え、何度も読みました。
演じる役者をによって、シーンのおもしろいところが変わるので、本当におもしろいですね。
みんなでやっていく中で、「このセリフはこう読んで欲しい」と小原さんから指示があります。
そのセリフに対して一番ヒットする読み方を探りつつ、可能性を広げつつ、とても充実した稽古でした。

来週はどんな脚本ができるでしょうか。
楽しみです。

2019年6月4日火曜日

パラレルワールド

2019年6月4日 そよ風ペダル 担当:梶川

通し稽古をしました。
始まる前に筒井さんから。
舞台上をパラレルワールドとしましょう。
何かを選択するたびに世界は分岐していき、似ているけれど別の世界が並行して存在している。
その別の世界と行き来することはできないのですが。
例えば客席と舞台がパラレルワールドの関係になっていて。
それは交わることはない。
ないはずだけど、舞台に立つ演じ手がセリフに詰まったりすればこの関係性が崩れてしまう。
世界が行き来できてしまう。
というわけで、何があっても誤魔化してでも前に進んでパラレルワールドを成立させる通し稽古になりました。




2019年5月30日木曜日

説明できない可笑しみ

528そよ風ペダル担当土井
たっぷりと身体を動かし、声を出した後、「委員会」冒頭から止め稽古を始めます。勿論、台本は手放して。
記号のような言葉が、ペダル独特のテンポとタイミングで交わされると、説明出来ない可笑しみが生まれます。そのうち徐々に、あれ、何これ?とテーマが浮かび上がって来るようです。
音楽が醸し出す世界にすんなり溶け込む事が出来るのは、皆さん個性的でありながら、透明性を持っているってことかな、なんて。
稽古が終わる頃にはすっかりこの世界にハマってしまいました。おー、怖っ!



   





2019年5月28日火曜日

見る練習。

5月28日 千年団 担当:梶川

今日も練習用脚本が配布されての立ち稽古です。
今後、キャスティングすることもあり皆さんの演技の特徴なんかを小原さんは見ているのかもしれません。
でもそれは小原さんにかぎったことではなくて。
練習用の脚本の役柄は数人しかいないので、交代で演じていくので実際に立ち稽古で切る時間は限られます。
つまりは人の演技を見ている時間がほとんどだということ。
この見る時間をどう過ごすのか。
自分も演出のつもりで稽古を見てみてはどうだろう。
のちのち配役が決まって稽古が始まったとき、いま演出の目線で他の役者さんの演技の特徴を捉えたことが共演する際の手がかりになると思うのです。
見れるということが演劇において大切な能力だと思います。
どのように見るか関しては、また改めて。

次回公演にむけて。

5月28日 恍惚一座 担当:梶川

どうであれ幕は上がります。
千年団のみなさんが足を運んでくれて。
大きなミスやアクシデントなく、無事本番を終えることができました。
反省はなんと言ってもセリフ覚えが難航したこと。
今日で本番でしたが、ここまで来てからやっと稽古していけることがたくさんあった気がします。
次回公演は2月。
しばらくお休みをして、秋から稽古再開で短期集中で創作します。
お休み中に山口さんが脚本を書き上げることなっており、稽古再開のときにはみんなセリフを覚えた状態で集まろうと。
お休み期間中も劇団員の皆さんが講師を招いて自主練習でをされるそうです。
またレベルアップして集まりましょう。

2019年5月23日木曜日

本番を意識して

5月21日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日も皆さん少し早く来られて、ペアの人と抜き稽古をしていました。
少し間があくと身体から感覚が抜けてしまうようです。
稽古前に少しでも練習するのはとてもいいですね。

本番が近くなってきたので、ボールストレッチは割愛しながらおこないました。
でも発声は重点的に。最後の声合わせは、なかなかうまくいきませんでしたが、「うまくいっていない」ということを全員がわかっているのは、とてもいいことだと思います。
さすが長年一緒にやっているだけのことはあります。
やっても遠ざかりそうだということで、程よく声があったところでおしまいにしました。

今日は、台本を離してやってみます。
止まってしまえば筒井さんがプロンプをいれてくださいますが、間違っても「あっごめん」とか「なんだっけ」とか言わないように、そして止まってしまってもできるだけつなげて取り戻す努力をしていきましょう。
とにかく本番を想定してやっていきます。

一度通してみましたが、後半、全員そろったところからが明らかに稽古不足だということで、少しだけ返し練習を行いました。
とりあえず整理はついたようです。また来週から精度をあげていきましょう。
とてもおもしろい作品です。

2019年5月21日火曜日

追い込み稽古。

2019年5月21日 恍惚一座 担当:梶川

稽古内容を端的に言うなら、一場を二度通し、二場を一度通しました。
間に山口さんからのコメントが入ります。
プロンプはなしで前に進んでいくようになってきました。
ここからが作品創作の醍醐味です。
来週には発表になるわけですが、まだまだできること、いややりたいことが山積みです。
というわけで追加稽古を平日の夜に。
さらにネタを仕込みます。

役割分担。

平成31年5月21日 千年団 :梶川

プロット作成が少し難航しているということで、今日も稽古用台本を小原さんがご持参されました。
先週は読み合わせでしたが、今週は立ち稽古で全員が演じていきます。
稽古の合間にスタッフワークについて。
演出助手、小道具、衣裳、音響、大道具を気にする人と役割があるとして、みんながどれかの役割を担います。
決定は来週です。



2019年5月20日月曜日

声を確認する。

5月14日 千年団 担当:梶川

久しぶりの千年団です。
脚本のプロットが進行しています。
3幕ものだということは決まっていて。
そして今のところ登場が決まっている役柄の説明があり、方言の度合い、関西弁をどんな感じで話すかのそれぞれの役柄の度合いを確認しました。
小原さんが持参された台本で読み合わせを全員に回して、それぞれの役者さんがどのようにセリフを扱うのかを小原さんが確認しつつコメントしていくという稽古をしました。
そして同時にみなさんの声を聴くことによって、役柄の特徴についてあらたな発見がなされたように感じました。
今日もらった脚本が本番の始まりのシーンなのかと思いきや、これは今日だけのための台本だそうで、本番の脚本はもう少しプロットが煮詰まってからとのこと。
面白くなりそうな予感しかしません。

底力を。

5月14日 恍惚一座 担当:梶川

1場と2場を発表するわけですが、いつもそれぞれの場の最初から稽古を始めるので、後半が手薄になります。
というわけで今日は1場の後半から。
2場の後半もするつもりでしたが、時間がなくなりとにかく通し稽古を。
苦戦しております。
会話劇、なかなかセリフを覚えがままならない様子。
とは言っても発表まで時間がないわけで。
底力を出さなければです。
幕は開きます。
とにかく前に進んでいきましょう。

2019年5月16日木曜日

コントとしてのおもしろさ

5月14日 そよ風ペダル 担当:飯坂


6月末に3CASTSに出演するそよ風ペダル。
今日は、本番に使う音源を筒井さんが持ってきてくださいました。
音をどんなふうに入れるか説明しつつ、最初から最後まで通してみようということになりました。

俳優のリアクションがあってから音をいれてセリフを言うのか、音があってからリアクションがあってセリフを言うのか、いろんなパターンを試していきます。
どれもそれぞれ面白くて、選ぶのが難しそうでした。

その中のひとつに、役者Aのおかしな発言に対して、少し考える間があってから、役者Bがセリフを言うというシーンがありました。
この少し考える間が絶妙でとてもおもしろかったのですが、ここは難しいと筒井さん。
なぜなら、観客は役者Aのおかしな発言を聞いた時点ですでに笑ってしまい、せっかくおもしろいBの間が死んでしまうのでは?と懸念したからです。
それなら、間をいれずに次のセリフを言ったほうがいいのでは、と。

これはテクニックのひとつだそうで、人間の生理に則って考えれば、Aのおかしな発言の意味をすぐに理解できなくて考える間が生まれるのはとても自然なことなのですが、
それとは別に、「コント」や「お笑い」の観点から考えると、テンポよくいったほうがおもしろい場合もあるのです。

とりあえず、最後まで通りました。
ここからどんなふうになっていくのか、とても楽しみです。

2019年5月9日木曜日

上演脚本について

5月7日 千年団 担当:飯坂

今日もみなさん早めに来られて各々ストレッチをして、小原さんが来られた時に、発声を始めました。
右手と左手で違う動きをして、さらに難しい早口言葉を言う、というワークを行っているのですが、できる人が少しずつ増えてきたように見えました。
みなさんすごいですね。

今日は台本は読まず、小原さんの頭の中にある脚本の構想を話してもらい、さらにそれに対してみなさんが意見を言っていく、という時間でした。
意見がたくさん出てくるのは、本当にいいことですね。小原さんもおもしろそうな話はどんどんキャッチしていきます。

今回は少し変わった構造のお話になりそうです。
難しいかもしれませんが、ぜひ挑戦していきたいですね。
みなさんで意見を交わして生まれる作品は、どんなものになるのでしょうか。
とても楽しみです。

2019年5月7日火曜日

強調するセリフ。

2019年5月7日 恍惚一座 担当:梶川

とにかくも一度止めずに、プロンプ入れつつもできるだけ前に進むことを優先して通してみようと。
どうにかこうにかと言う感じですが。
やはりセリフが入っていると面白いし見やすいですね。
ということは裏を返せばセリフさえ入れば一気に完成に向かうということで。
演出としてセリフの中で強調してほしいところの注文がありました。
つまりはそれが伝わればシーンが前に進んでいくということで。
なるほど、自分のセリフの中でどこを強調するといいかと読み込むと覚えやすいのかもと。
会話芸なのでセリフ通りにしなくとも内容の中でのキーポイントさえ押さえれば前に進むし、なんならそのほうが自然体に見えて面白くなる可能性があるような。
今回は練習発表会ということで作品の途中の2場までで終わります。
終わりますが、2場の終わりでしっかりとした盛り上がりあることに今日の通し稽古で気づきまして。
最初から小さなネタを丁寧に築いていってここに繋がれば十分に見応えのある作品になりそうです。

エピローグを作る。

2019年5月7日 そよ風ペダル 担当:梶川

エピローグをとことん作りました。
セリフのない、段取りで魅せるシーンになります。
なので、動きを覚えていきます。
舞台に人が立つだけでそこにドラマを感じます。
そこを足がかりに作品を作るのがそよ風ペダルの魅力。
かっこいいシーンができました。
脚本もあり、段取りも全て決まり、あとは演技の質をどこまで高められるかです。

2019年4月30日火曜日

演出によって気づく脚本解釈。

4月30日 恍惚一座 担当:梶川

GW中ですが、久ぶりに現代劇場で稽古です。
まずは2場の最初から。
ちなみに今回使っている脚本配役が劇団員の人数より一人多いため私も舞台に出演しております。
まさにこの2場の最初が出番なわけですが。
みなさんと同じようにセリフ覚えの途中段階で。
プロンプを入れてもらいながらなんとか前に。
そして曖昧にぼんやりとセリフを言っているところはもれなく演出家から指定が入ります。
なるほど、よく見ているのだなと感じつつ。
その指定によって脚本解釈に納得ができてセリフがより覚えやすくなります。
そして2場の後半を脚本持ってテンポの確認を。
会話劇です。
テンポ重視で仕上げましょう。

2019年4月25日木曜日

声を出す

4月23日 千年団 担当:飯坂 

今日は、皆さん早めに来られてストレッチをしていました。
開始時刻の15時からは発声を始めました。
稽古時間確保のためです。

今日も小原さんのテキストを読みました。
前回のテキストに少しセリフが足されました。
今回も、ひとつひとつのチームに対して、そして個人個人に対して小原さんがコメントをしていきます。

一番多いコメントは、「もう少し声を出しましょう」だったと思います。
これはただ大きな声を出せばいいというわけではないので、難しいですね。
舞台上の共演者に届く声であると同時に、それを見ている観客にも届く声でなければなりません。
大きすぎては、観客には届くかもしれませんが、共演者にとっては少し的が外れてしまうでしょう。
あくまでも意識は共演者に向けるのですが、それだけでは閉じこもってしまいます。
高い集中力が求められますね。

読んでいる脚本は同じなのですが、演じる俳優によって、笑えるところがあったり、どきりとする瞬間があったり。

とても実のある稽古時間でした。

2019年4月23日火曜日

終わりを作る。

2019年4月23日 そよ風ペダル 担当:梶川

稽古前にペアでセリフ合わせをされています。
はい、セリフを覚えましょう。
今日はまず、通し稽古をして上演時間を算出しまして。
制限時間でおさまりそうな算段です。
その後はペアごとのシーンは置いといて最後の全員の出るシーンをメインで稽古しました。
ユーモアにあふれる作品になりそうです。


今ここ。

2019年4月23日 恍惚一座  担当:梶川

いよいよ公演稽古が始まった感じです。
つまりは皆さんのセリフ覚えが進んで脚本が離れてきたので演出が入り始めました。
稽古場の雰囲気がピリっとしてきたのも、そういうことがありつつ、稽古前にみんなが集まって自主練習をしているそのやる気のあらわれのように感じます。
脚本が入ったということで、先の展開を把握できている状態になりました。
その影響からか役柄同士のリアクションが次の展開を先取りしたものになっている。
次の展開で怒ることがわかっているからそこ行く前にすでに怒ってしまっているとか。
役者としての技術として、できるだけ反応しないでおこう演じないでおこうと心掛ける必要がある気がします。
できればそれでも反応してしまうというのが良いのではないか。
未来にも過去にもいなくて、ただその時に居続ける。
反応しようとすると未来に向かうし、反応逃すと過去に取り残される。
無理に反応せず何かの影響が来るのをそこにいて待っておく。
今ここ。
セリフを覚えたらそれだけでいいのではないでしょうか。

2019年4月18日木曜日

共有していく

4月16日 千年団 担当:飯坂

今日もストレッチから始めましたが、稽古の時間は限られているので、早めにきた人から各自ストレッチは済ませて、時間になったら発声から始めたいそうです。
人数が多いので、稽古時間の確保がとても大切です。

今日も前回の続きで、同じ脚本をペアを変えて読みました。
小原さんが一人一人に、今後創作していく上で共有した方がいいことを伝えていきます。

今日の脚本は「知ってた?」から始まるものでした。
この一言は普通に言ってもインパクトがあり、関心を引き寄せるには十分な一言です。
過剰なものにならないように気をつけましょう。

個人個人でセリフの言い方や身体の在り方は違います。
どんな脚本になるのか、とても楽しみです。

2019年4月16日火曜日

舞台に上がる。

4月16日 そよ風ペダル 担当:梶川

稽古場にちょっとした舞台がありまして。
今回の会場のアバンギルドの舞台に広さが近いのではないかと。
少なくとも、客席から舞台面に登って登場することになるわけで。
30センチ高を登ってから演技するということを体感します。
そして客席との近さも。
脚本を持ちながら、シーンに演出をつけていきます。
みなさんも早くセリフを覚えなければと意識されていて。
ペアのシーンが続いて、最後は全員が登場するという構成に
なっています。
稽古前に早めに来て自主練習しようかということがペアごとにあり。
ですね、まずはセリフを覚えましょう。


間をとる、シーンを区切る。

2019年4月16日 恍惚一座 担当:梶川

今日は山口さんの都合で開始時間が30分遅い11時開始でした。
10時半に稽古場に到着するとすでにみなさん揃われていて。
自主的に読み合わせ稽古をされていました。
やる気を感じます。
今日は2場を区切りながら稽古しました。
人物の登場退場や会話しあっている人が変わることでシーンは区切られます。
そして脚本に書かれている間であったり・・・であったりでも区切りができます。
区切れるということは前後で何かしらの質的変化があるわけで。
わかりやすく区切りに関しては演技的、演出的工夫ができるところで。
メリハリや抑揚というのもそこから生まれるわけで。
前のシーンのムードがこうだから、このタイミングでこの声量と声質でこんな体の状態で入っていこう。
あとのシーンのムードがこうなりそうだから、このタイミングでこの声量と声質でこんな体の状態で入っていこう。
そんな考えで演技を模索すると面白いことになりそうです。

2019年4月9日火曜日

ゲームのように演じる。

4月9日 恍惚一座 担当:梶川

今日は2場の稽古から。
役柄が飲み会でするようなゲームをするシーンがあるのですが。
なかなかに難しい。
会話は言葉に意味があるので、流れが作れるのですが。
数字を使ったゲームなので意味がなくて完全に順番を覚えないとうまくいかない。
しかも事前に順番が決まっているのが明らかなのにその場でゲームをしているように見えないといけない。
実は会話は言葉の意味内容でその場でやっている感が少なくてもなんとかなったりします。
いや、もちろん常にその場でやっている感が常にあるに越したことはないのです。
逆に言うと言葉の意味内容ではないところで演技を創作するということの重要性が浮き彫りになっているように思います。
ゲームをやるようにシーンを創作できれば、そんなことを思います。

2019年4月8日月曜日

小原クラスは千年団となりました。

4月2日 千年団 担当:飯坂

小原クラスの劇団名が決まりました。千年団です。
画数やら何やらがとても良いとのこと。
千年団。長く続きそうな気がします。

今日は短いシーンを小原さんが書いてきて下さり、それをペアになって読んでみました。
2人の会話です。Aが強くなることもBが強くなることもできますし、途中で力関係が逆転することも可能です。
それぞれのペアでどんな会話にするのか、AとBの関係性を考えます。

発表はそれぞれの個性が出ていてとてもおもしろいものでした。
間の取り方が絶妙にうまいチームもありした。
同じところで笑うのではなく、チームによってクスリと笑えるところが違うので、おもしろいですね。

客席に向かってなにかしようと思い過ぎないことは、なかなか難しいと感じる人もいるようです。
なぜならそれがよしとされている演劇もあるからです。
それはそれで大切にしてほしいと小原さん。
そのふたつは共存できるはずだと。
千年団でできることを探って行きましょう。

2019年4月2日火曜日

継続。

4月2日 そよ風ペダル 担当:梶川

はい、3キャストの出演が正式に決まりました。
6月末の火曜日になります。
脚本も仕上がって、配役も決まりました。
あとは時間をかけて丁寧に作品を仕上げていきます。
モチーフとしては前回からの引き続きな部分もあるので、これは継続的に一つの演技方法を深めていることになります。
もっと言うならそよ風ペダルにとって大切な演技方法は劇団の立ち上げ当初からずっと続いているのでしょう。
何も背負わずただ舞台に立つこと。
ただそれだけで見えてくるものがある。
逆に背負ってしまうと見えなく物があるということなのですが。
さておき、改めて創作開始です。

注力。

4月2日 恍惚一座 担当:梶川

先週に1場を一区切りしたので、今日は2場をメインで稽古。
まずはセリフに馴染んでいくために何度も繰り返しセリフを話します。
残り時間や上演時間のことを考えて、発表は2場までにして集中して面白いシーンを作ることに注力します。
演技が向上することが最重要ですから。
そしてその演技は観客のためにあるのですから。

2019年3月27日水曜日

団体名候補

3月26日 小原クラス 担当:飯坂

今日もストレッチ、そして発声。ジップザップもやりました。
今日はスケッチはやりませんでした。
一人ずつ、思い出の一品を持参して、それについて話をしました。
自分の家族にまつわるものや、お菓子、恋人との話など、いろいろなエピソードが出てきました。
思い出の一品と写真も撮りました。

ハーモニカを持ってきた方もいました。
少し吹いてもらいました。とても素敵な音色です。
「生音はいいですね」と小原さん。
どんな音も生音にはかないません。

段取りを追いかけるというよりは、その場で起こっていることにその場で反応していくお芝居を目指します。
テンションがあがったら、それを追いかけてみる。
もちろんセリフはそのまま守ってほしいのですが、生の感覚を大切にしましょう。

今日でお話をきく作業はおしまいです。
次回からは少しずつ脚本が配られるそうです。
本番までまだ時間がたっぷりあります。
出演者の肌になじむ作品になりそうですね。


最後は、団体名の候補を小原さんがいくつか発表してくれました。
みんなが出した単語を組み合わせて、ちょっとクスッと笑ってしまうような、おもしろい名前が6つほどあがりました。
どんな名前になるのか、どうぞお楽しみに。

2019年3月26日火曜日

脚本執筆は一区切り。

2019年3月26日 そよ風ペダル 担当:梶川

脚本が完成しました。
と言っても、稽古する中で面白いアイデアや偶然の演技が出てくれば変更されることもあるとのこと。
なぜ個人情報を隠すのかの理由は見事に明かされました。
そして言ってることの意味が、意味はあるのに見事に無意味化される現象に陥り、牧場を介して小さなダンスで終わります。
タイトルは委員会ですが、キーワードはズルたれ。
すべてがズルになる。
そんな作品です。
いや、見事なズルでした。
ユーモア溢れる作品ができそうです。

1場は一区切り。

2019年3月26日 恍惚一座 担当:梶川

1場の稽古です。
脚本を離して、先週やり残したシーンを稽古です。
プロンプを入れながらなんとかシーンを続けて。
もう少し繰り返して、演出の工夫を入れられるようやり込みたいところですが。
言いつつ時間もないのでとりあえず一区切りとして来週は2場の稽古になります。
はい、またセリフを覚えてきましょう。



2019年3月20日水曜日

異化効果

3月19日 小原クラス 担当:飯坂

今日もストレッチから。
日常から発声に気を付けましょうと小原さんより。
今回は大きな声を出すお芝居にはならない予定ですが、小さくても響く声が理想的とのことです。
日常生活から身体と心を柔らかくして、安心できる地声で喋れるように意識していきましょう。

発声のあとは、新たなゲーム?を。
片方の手で三角形を、もう片方の手で四角形を、同時にスタートして描きます。
頭の体操であるワークに似ていますね。
すぐにはできませんが、半年くらいかけてできるようにしていきましょう。
「ダゾザド ドザゾダ」と新しい早口言葉も。追々は同時にやっていかなくてはならないようです。

今日のスケッチのテーマは「どうやって人生の苦労を乗り越えたか?」です。
今日もおもしろい話がたくさんでてきました。

「異化効果」の話が小原さんから出てきました。
ブレヒトの演劇理論ですね。
「俳優が役を離れてその批判を行うことなどによって,観客は舞台上の出来事に対して感情的に同化することが妨げられるというもの。」
調べるとこのような言葉が出てきます。

スケッチのワークはまだまだ続きます。


2019年3月19日火曜日

脚本を新たに。

2019年3月19日 そよ風ペダル 担当:梶川

予告通り脚本が新しくなりました。
役柄のカットのみかと思いきや、最初からすべて書き直し。
設定やそのままのセリフもありますが、より一層情報の誤魔化しが進行しています。
例えば前の脚本では全員がそれぞれ初対面でしたが、それすらもどうでしょうねと書き直されました。
あらゆることが曖昧模糊としています。
一度通し稽古をして、書き直しで変更になった部分や曖昧になった部分を共有し、配役を決めるためにも再度通し稽古をして。
このあとの展開はだいたい見えていますが、終わりはまだわからず。
だとしても様々なことが曖昧なまま終わりそうな予感がします。

脚本を離して。

2019年3月19日 恍惚一座 担当:梶川

予告通り脚本を離して、プロンプを入れながらの稽古。
段取りをつけたりおかしみの演出を加えたり。
セリフがなんだっけと止まることもありながらも、手と視線が自由になったがゆえにできることが増えました。
なんと言ってもセリフ覚えを一週間でしてきた皆さんの努力に拍手です。
1場の始まりと終わりの5ページを稽古しました。
まだ間を繋がないといけませんが、明らかに稽古が前進した実感があります。
充実した稽古となりました。
引き続き来週も1場の稽古です。

2019年3月18日月曜日

小躍りをやめる。

3月12日 そよ風ペダル 担当:梶川

追加脚本があり、まずはそのシーンの読み合わせで内容の確認と共有から始まります。
そのあと実際に立ってみて。
上演時間に制限があるので、出来上がっているところまででどれくらいの時間がかかるのかが重要になります。
なので時間を計りながらできているところを通して稽古。
そのために配役したわけですが、役柄が一人多いことが判明。
もうすでに半分くらい時間をつけっているわけですが、まだまだやりたいことはたくさんあるとのこと。
役柄も多いということで、一部書き直しやセリフのカットは入りそうです。
通しを終えた後はシーンをピックアップして稽古。
一人で小躍りしているところに人が入ってきて誤魔化すというシーンがどうすれば成立するかを検証しました。
もう一人の人が入ってくるタイミングや入ってくることにどうすれば気づかないでいられるか。
そしてどうすればごまかし方が不自然でなく(いや、ごまかすという行為自体は不自然ですが)本当のようにできるか。
不自然でなく不自然を演じる。
つまりは小躍りの止め方を検証しました。
不自然を自然に演じるというのがとても興味深いです。
つまりはそういった作品なのです。
どこかしら漂う不自然さ(不条理さ)を自然なこととして受け入れそこにいる人物を演じる。
面白くなりそうな予感がします。


テンポ。

3月12日 恍惚一座 担当:梶川

今日は1場と2場の稽古をしました。
会話劇はテンポが大事と言われますが、テンポとは何かとなると本当に難しいと感じます。
リズムとしての速さも求められますが、それに重点を置きすぎると単調になります。
音として抑揚やメロディー的に捉えると間延びする可能性をはらみます。
もうバランス感覚だねと言われればそうなのですが。
テンポがずれても、そのズレが面白みになったりするわけで。
案外、テンポにこだわらずただその場で周りに反応して演じるということで充分に成立するのかもしれません。
なんであれ作品の面白みを探求しましょう。

2019年3月13日水曜日

本当の話

前回はアップにラジオ体操をしましたが、やはり元のストレッチに戻すことにしました。
やりすぎると身体に良くないようです。
ラジオ体操は、今回の作品の題材の一つになるかもしれないとのことです。
小原さんはラジオ体操に関する書籍をたくさん読んでいました。

発声は、上半身は柔らかく、下半身はしっかりと。
口角をあげてにこやかにやってみるといいそうです。
次はなんだっけ?と考えていると、悩ましげな表情になってしまいます。
早口言葉は、肺活量と息の量をコントロールして、息を使い切りましょう。

今日のスケッチのテーマは、「やり直せるならここ」
いつもは座って話していましたが、今日は立ってスポットライトを浴びているつもりでやってみます。
いろいろなエピソードが出てきました。
家族のことや、思春期のあの日のことや、今朝の旦那さんとの会話まで。
自分にとって本当である、ということが大切です。

このスケッチでは、必ずしも大きなことを話さなければいけないというわけではありません。
小さな身近なものでもいいのです。
本当の話には、優劣はありません。
どれもおもしろいエピソードでした。



2019年3月6日水曜日

劇団名決め

3月5日 小原クラス 担当:飯坂

今日からラジオ体操でアップしてみることにしました。
第一と第二をやりました。詳しい人に動きを教わりながらやってみます。

その流れで「ラジオ体操」という言葉でブレーンストーミングをしました。
思いついた言葉をたくさんあげていきます。
夏、朝、スタンプ、お姉さんなどなど、連想されるものがたくさんあがりました。

そのあと、スケッチをします。
今日のテーマは「至福の時」(ハマっているもの)
パイプ椅子を円にして、温泉に使っているような気持ちで相手のスケッチした言葉を喋ってみます。
次回は「人生で苦労をどう乗り越えたか」「心を大きく動かされたこと」
これらのエピソードがどう脚本に組み込まれていくのか楽しみです。

最後はすこし時間が余ったので、劇団名を決めることにしました。
「やる気の出る言葉」「おいしい言葉」など、小原さんが指定したお題に対して思いついた単語を自由に挙げてみます。
出てきた言葉を小原さんが組み合わせて考えてきてくださるようです。
いいものが思いつかなければまた来週もこのようにブレーンストーミングをします。
どんな名前に決まるのでしょうか。

2019年3月5日火曜日

時間の制約。

2019年3月5日 そよ風ペダル 担当:梶川

委員会稽古2回目です。
6ページ追加されました。
構造は前回のラベルと一緒ですが、二人一役はやらないようです。
すでに誰もいないところに委員会側であろう人が出てきて何もせず去るというシーンのちょっとあとまで描かれました。
すでに8人の役柄が登場しています。
このままあと二人を登場させて 、全員が登場しての会議始まりそうな予感がします。
問題は書きたいことがたくさんあるが、果たして30分でおさまるか。
だからといってテンポを上げて急いでは本末転倒。
間をしっかりとって創作していきます。
今のところ、できている脚本を最初から最後まで通すと約10分強。
上演時間、足りないかもしれませんね。

セリフをたてる。

2019年3月5日 恍惚一座 担当:梶川

今日は全員参加です。
というわけで、先週の復習として3場を一度やってから1場を集中的に。
段取りを確認しつつセリフを口に馴染ませます。
馴染ませる、テンポを良くするとして、早口になったり、感情を考えて間延びしてといろいろな障害があります。
会話劇はある程度はテクニックでカバーできるのではないかと思っていて。
音感が重要な要素ではないかと。
セリフをたてるという言い方があります。
立てるということがどのような方法かはここでは置くとして。
セリフの中でお客さんに伝えておかないと筋がわかりにくくなるキーワードがあります。
たとえば初恋の最初のセリフ。
駄目ですよ、それはやっぱり。
このセリフであれば駄目と言うことが伝わらないと筋がわかりにくくなります。
だからといってそのキーワードを強調しすぎるとわざとらしくなったりするわけですが。
そこが音感の問われるところですね。
単純に心地よいセリフ回しが聞きたいところです。
何度も口に出して脚本に接していきたいですね。

2019年3月1日金曜日

共演者と棒を持ち続ける

2019年2月26日 小原クラス 担当:飯坂

今日も棒のワークから始めました。このワークはとても大切なもののようです。
喋らずに黙ってやります。間にある棒の長さが変わらないように集中してやりましょう。
「右に行くね」など、言葉で約束せず、その場のアクション・リアクションでお互いにコンセンサスをとって動いていきましょう。
最初は二人組で、次は三~四人組でやってみます。
人数が増えても同じです。1チームずつやってみます。
見られているとまた感覚が変わるでしょう。
人数が増えると、意識する棒が増えます。全体を見た方がうまくできそうです。

この棒は、誰と意識を交わすかということが可視化できるいいワークです。
この棒をお客さんと繋げる俳優さんもいますが、小原さんは、共演者と棒を持ち続けてほしい出そうです。
これから「棒がない」とダメだしすることもあるかもしれないとのことです。
常に共演者との関係を大切にしましょう。

発声練習を経て、今日もスケッチです。
今日は「それはアカンやろ」と思うことを喋ってみます。
3〜4人組で、どの話題を喋るか、誰から喋るのかをきめましたが、やってみると喋る人しか喋れませんでした。
他の人にも話を振ってみます。

あえて盛り上がらないことが大切です。
見せ物にならず、変な気を使わないようにやってみました。
情報量も多くなくてもいいです。
雑談している感じを極力そのままやってみます。

後ろ姿で喋っているひとがいましたが、これがとても面白かったそうです。
どんな顔で喋っているのか想像が膨らみます。


客席に「やってますよ」とアピールしてしまうと、客席と棒をつなぐことになってしまいます。
あくまで共演者と棒を持ちましょう。

2019年2月26日火曜日

不条理の尖鋭化。

2019年2月26日 そよ風ペダル 担当:梶川

はい、ライブ企画の脚本の始まり部分が配布されました。
タイトルは委員会。
前回公演のラベルの剥がされている水だよと似た設定の作品になります。
一部、前回と同じセリフのやり取りがあったり、新しく書かれた部分もあって。
何だか前回より不条理さ加減が増している気がします。
ライブハウスということで客層が若くなるであろうという予想のもと、より不条理さを尖鋭化しています。
今日は読み合せから立ち稽古。
配役を変えながら何度も試します。
全員で脚本の内容を確認共有しながら、執筆を進める上での1ページあたりがどれくらいの時間なのかの確認と後々の配役のための試しをしました。
どんな配役になるのか、今回はどんな終わりになるのか。
いや、終わりがどうかなんて関係ない作品なのですが。
自分の前で誰かが演じているという、その事自体が面白いということですから。
さて、創作スタートです。

テンポとト書きの具現化。

2019年2月26日 恍惚一座 担当:梶川

今日は体調不良などでお休みが多かったので、お休みの方の役柄があまり登場していないシーンを選んで稽古しました。
三幕を集中して稽古です。
みんなでこの作品は会話のテンポが大事だというのは確認しあっています。
では、どうすればテンポが良くなるのか。
早く展開していけばいいというものではなくて。
ゆっくり喋ってもテンポは作れます。
ポイントは語頭と語尾ではないかと思っています。
何を受けて発話し始めるのか、動機というか、そのことが語頭では問題になります。
聞いて反応して発話される。
何でもいいですが、例えば「待った?」「待った」という会話だとして。
問いかけへがあり返答で。
その返答は問いかけがあるから出てきます。
発話のトリガーとなるものが何なのか。
何かと言えば、前のセリフが終わったから発話するのではなくトリガーがあり動機が定まって発話される。
とするなら、セリフのセンテンスが長くなって、トリガーになるセリフが早めに出てきたならば、相手のセリフ終わりを待つことなく発話が始まるはずです。
逆にトリガーがあったのに相手のセリフ終わりまで待つならば、それなりの工夫や理由が必要になります。
そして語尾。
これはテクニックとして、できればのばさない、短く切る。
のばすと間延びするし、相手もセリフを入れにくい。
語尾を短く切るだけで音としてリズムを作りやすくなります。
そんなことも共有しながら、三幕の段取りやシーンのネタを成立するための方法を模索しました。
シーンのネタというか、ト書きに書かれていることをどう扱うか。
セリフは発話すればですが、ト書きは行動なり、それこそ演技としての何かしらの具現化が必要で。
その具現化の方法を模索することになります。
来週は1幕2幕を稽古します。
テンポ作ってト書きに書かれたネタを成立させましょう。


2019年2月22日金曜日

一人語り

2月19日 小原クラス 担当:飯坂

今日はまず、二人の間に棒があって、それを動かすというワークをしました。
座って、棒の端と端を指で押さえます。
実際に棒はありませんが、長さが変わらないよう、二人で呼吸を合わせて棒を動かし、嘘のないように丁寧に、遊びました。

次は初恋について、デッサンします。一人語りのシーンのようです。
いつも通り1人が喋って、1人がメモして発表します。

体裁はいらない、と小原さんより。正直な話にこそおもしろみがにじみ出てきますね。
相手が言葉に詰まったら、そこも極力再現しましょう。
再現する方も、自分に引き込みすぎないように、あくまで相手の言葉をデッサンします。


やってみると、同窓会のエピソードがたくさん出てきたので、テーマを同窓会にしてもう一度デッサンしてみました。
こういう1人語りのシーンも作りたいということです。
脚本がとても楽しみですね。

2019年2月20日水曜日

役柄への仮説。

2月19日 そよ風ペダル 担当:梶川

ライブハウスでの本番を計画しているわけで。
脚本は前作と次回作といま取り組んでいる岸田國士の職業のハイブリッドとなる予定です。
今週、その脚本を少しでも配布しようと筒井さんは思われていましたが、残念ながら配布できるほど創作が進まず。
職業を引き続き稽古です。
配役を決めて最後まで読み合わせをしていきます。
残り時間では役柄の解釈について話し合い。
つまりは脚本の最後に岸田國士の演技や役者についての考えを役柄を通して語られているセリフがあるわけで。
この考えにのっとっている役柄はどの役なのかというのきっかけに意見を出し合って。
役柄に対する仮説をたててみて、はたしてそれがそうなのか、その部分をもう一度読み合わせて検証してみました。
実際にやってみると、真逆の仮説でも成り立つかもということが。
はい、来週は本番に向けての新作稽古が始まる予定です。
どんな作品になるのか、今から楽しみです。

2019年2月19日火曜日

テーブルの位置を変える。

2019年2月19日  恍惚一座 担当:梶川

今日は3場から後半を。
演技のことはさておき、立ち位置や登場退場の場所など、どのように行動しているかを確認していきました。
最後までいったところで、残り時間は1場から。
舞台セットとして食堂のテーブルとしての長机の位置を変更しました。
ずっと舞台中央に置いていましたが、脚本のト書きに則って舞台の隅に置くことにしました。
これまでは簡単に椅子に座れていましたが、これからは椅子を用意しないと座れないということになります。
というわけでまた段取りを変更していくことになります。
来週は1場と2場を1時間ずつの稽古となります。
ある程度読み込んで流れや登場退場のことなどはまとめておきましょうということになりました。
テーブルの位置も変わりましたから、そのこともどうなるか考えて準備できればと思います。

2019年2月18日月曜日

脚本に書けないこと。

2019年2月12日 小原クラス 担当:梶川

小原クラスはまずは体操をして体のことから始まります。
今日は背中合わせで立ち上がるワークを発展させます。
腕を組んで背中合わせで立ち上がるわけですが、立つときに声を掛け合わず相手のどうしたいかを体で感じて一緒に立ち上がります。
そしてさらに発展、背中合わせで二人で立ち上がるのが基本ですが、人数を増やしていって最後は六人まで。
相手からかかってくる重みの場所が背中の中で変わってくるのが面白いです。
そしてペットボトル倒し。

狭い部屋での稽古だったので、五人で手を繋いで横に並ぶと互いに接触ができないので、身動きが取れず完全防御になるという作戦が流行しました。
どんな作戦を練るかが一つ興味深いのですが、一戦目で勝ったチームは勝っているけれど一つの不利を抱えていることになるというのに客観的に見て気づきまして、それもまた興味深いなと思いました。
先週に引き続き二人の会話のトレースをしました。
五人組にわかれて、二人は会話で二人はセリフのメモで残り一人がメモをせず会話の手に伝えていく。
テーマはプレッシャーを感じること。
即興のやりとりを脚本化すると、文章では書ききれないことがたくさんあります。
単純に間の長さを書き記すことは難しいです。
相槌も単純に「うん」というのも、実際にはさまざまなバリエーションがあります。
「脚本を書こうとしても書けないセリフだな」と小原さん。
この創作だからこそ書けるセリフ。
そんなことを交えながらの本番作品になりそうです。

2019年2月12日火曜日

散りばめられた笑いを丁寧に実現する。

2019年2月12日  恍惚一座 担当:梶川


練習発表ですべてやるには少し長いのでシーンを選んで練習することになりました。
今日は短くしたところでどう見えるのかを2場から4場の冒頭まで立ち稽古をしていきます。
選ぶ基準として、物語のすじや人物設定に関わっていない観客を笑わせることを主目的にした部分を抜いています。
笑いの部分をやらないというのがどうなのかという話もあります。
実際に演じてみれば、そういった大きな笑い以外にも笑える部分が散りばめられているわけで。
それを丁寧に実現していくということで充分に稽古となりますし、しっかりと魅力的な作品になる予感がします。
それはそれとして、魅力を作るにはテンポよくセリフをまわしたいと。
はい、セリフを覚えましょうということですね。

2019年2月8日金曜日

サービス精神はナシ

2月6日 小原クラス 担当:飯坂

まずはいつものストレッチから。
今日もペットボトル倒しをしました。
火・水・木チームに分かれます。
チームの中で一人だけシューターがいて、その人だけペットボトルを倒すことが出来ます。
このゲームで大切な事は、相手のことをよく見ることです。
どんな風に動くのか、どんな癖があるのか、見極めましょう。

続いて早口言葉です。今日はナ行。
野良如来 野良如来 三野良如来に六野良如来。
なかなか苦戦していました。来週もしっかり復習して来て下さいと小原さんより。

次はワークに入ります。
4人組になって、二人ずつに分かれます。
2人が「どうでもいいこと」を喋っているのをスケッチして、やってみます。
いきなり「どうでもいいこと」を喋るのは難しいので、誰かを待っているていで喋ってみます。
となると「あの人、遅いわねー」から始まってしまう傾向にあるので、それはナシになりました。
お客さんを意識しないこと、「何かしなきゃ」と思わないこと、実際にあった沈黙は出来る限り再現することなどが大切です。
サービス精神はなしで、と小原さんよりオーダーがはいりました。



おもしろいペアがいくつかあったようです。
いくつかのペアを組み合わせて同時にもやってみます。
人を待っているだけの、なんでもないけれどつい見てしまうような、興味深いシーンとなりました。

こちらからお客さんに何かを提供するというよりは、お客さんがぐっと集中してみているうちにお客さんの中で情報が積もって行って話が膨らんでいくというようなお芝居にしたいそうです。
どんなお芝居になるか、とても楽しみですね。

2019年2月6日水曜日

ライブハウスで作品を発表しよう。

2019年2月5日 そよ風ペダル 担当:梶川

今月のリビングというフリーペーパーの北摂版にそよ風ペダルの記事が掲載されました。
それを見て連絡されて見学に来られた方がいまして、今日の体操や発声はいつもより丁寧に時間をかけておこなわれました。
一時間ばかりじっくりアップをして、脚本稽古に入る前にこれからのスケジュールについての話し合いをしました。
次回の公演時期は来年の2月を考えていますが 、少し長めの時間があるのであいだに発表会をしてはどうかと筒井さんから。
5月か6月あたりで30分程度の作品を京都のライブハウスのイベントに参加して発表してみましょうと。
賛成多数で参加することになりました。
決まったとしての日程調整をどうするか。
そうこうしているうちに、残り時間30分となり、脚本稽古の開始です。
今日は即興として、セリフの中で役柄のセリフとしつつも演じ手の素のセリフでもあるというダブルミーニングのセリフをピックアップしてみました。
まさにこの脚本の魅力です。
こんな魅力も折り込みながら、ライブハウスでの発表用の脚本を作れたらとのこと。
前作のラベルと即興と次回作の構想を織り交ぜて、30分の小作品に仕上げます。
ご期待ください。


2019年2月5日火曜日

4つの性。

2019年2月5日  恍惚一座 担当:梶川

今稽古で使っている作品が性についてのことを扱う作品ということで、市の広報誌に出ていたセクシャルマイノリティについての記事を劇団員の方が持ってこられみんなで情報共有しました。
曰く、性には4つあってそれが組み合わさって一人ひとり違う性ができている。
体の性、こころの性、好きになる性、性別表現。
体の性は生まれもった性、遺伝情報や性器の形状などで、男女だけに分けられないこともある。
こころの性は自分が思う自分の性のことで、体の性と一致しない場合もあれば、男女のどちらでもある、どちらでもないと感じることもある。
好きになる性は恋愛感情が主にどの性別に向いているかと言うことで、異性を好きになる人が多いが同性を好きになる、どちらも好きになる、誰にも恋愛感情を抱かない人もいる。
性別表現は言葉遣いやファッションなど、自分の性をどう表現したいかということ。
どの役がどの性をどう持っているのか、役者それぞれが読み解いて演出交えて整理して情報共有することになるのかもしれません。
今日は1場と2場の立ち稽古をしました。
なかなか脚本を持ったままだと稽古しにくい面もありつつ。
できれば早めに脚本を離したいところですが、会話劇ですからセリフ量も多いし覚えにくいと。
もう、繰り返しでしかないですね。


2019年1月30日水曜日

即興劇の感覚

1月29日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日もまずはいつものストレッチから。
今日は最後の声合わせがなかなかういまくいきませんでした。
周りに合わせようという気持ちを持ちつつ、声を発するときは一歩ひかずに自信を持って堂々と発する、というところが難しかったようです。
何回かチャレンジして、最後は綺麗にそろいました。

そのあとは今後の活動について少し話し合いました。
来年の本番までに、何かピリッと刺激のあることをしたいねということで、ただいま画策中です。

そのあとは引き続き岸田國士の脚本をやります。
筒井さんが配役を指定して、読み合わせます。
話し合いなどもしてたので、読んだだけで時間が経ってしまいました。

この脚本のおもしろさでもあり難しさでもあるところは、やはり「即興劇をやっている演技」をしなければならないところです。
脚本に書いてあることをただ読むのではなく、そこで生まれたものが後々の情報になっていく感じ、相手が言ったことをその場で背負って次に行く感じを体現できるかどうかが大切です。

そしてたとえば「桜田本郷町に住んでいます」という情報が出たとき、そのあと「桜田本郷町」という単語を連発したくなるおもしろさ、
「夫の職業」なんて本当はサッといえるのに、考えてしまうところ、夫の職業を思いついたときに、ちょっと嬉しそうに言ってしまうこと、などなど
即興劇ならではの感覚を表せるかどうかが大切です。

次回は一度実際に即興劇をやってみて、その感覚を持って脚本を読んでみるかもしれません。
どんなふうに変わるのか、とても楽しみです!

2019年1月29日火曜日

トレースと質問事項。


129日 小原クラス 担当:梶川
準備運動と発声に加えて、三色鬼ごっことペットボトル倒しのゲームをおこないました。
詳しいルールはさておき、とても盛り上がりました。
本稽古はインタビューからのトレースです。
今日のテーマは健康で気を付けていること。
健康には体のことも心のこともあるわけですが。
二回目ということで、みなさんにも何をどうするかという予備知識があるので、スムーズにワークが進んでいきます。
前回は座って向かい合っていましたが、今回は語り手が立って話します。
インタビュー内容をメモしながら語り口をトレースしつつ、相手の立ち姿や動きもトレースしたいわけですが。
メモ書きで下を向くのでなかなか相手の姿を確認することができません。
でもトレースする要素を増やしてやろうという気概からか、前回よりもトレースできているかということは越えて、見ていてとても興味深い表現になりました。
相手になろうと演じるわけですが、その中でも抜け落ちないその人の持っている特徴が逆に浮き彫りになってきたり。
演じ手と演じられ手の共通点や違うところが見えてきたり。
いろいろなペアでやってみると、たくさんの発見があるように思います。
このトレースの発表を小原さんは録画されています。
つまりはこのトレースからの一人語りが次回公演の脚本の下敷きになるとのこと。
脚本の要素をさぐるということで、では質問のアイデアがありますかと小原さんから。
この質問が作品の本質につながっていくような気もしつつ、出てきたアイデアも興味深いです。
さて、どんな作品ができあがるのか、とても楽しみです。

男と女。


129日 恍惚一座 担当:梶川
一週お休みを挟んで、これからの稽古スケジュールが配布されました。
5月末まで稽古をして、最後には関係者を招いての簡単な練習発表会をしようということになりました。
しかし、脚本の男女比が全く違うわけで。
作品が男性5人で女性2人。
役者は女性5人に男性1人。
はい、男女を逆にして演じます。
演技としての複雑さが増します。
今のところは、ただ男女比がそうだからという理由での配役ですが、稽古を重ねるなかで性を逆転していることに意味が出てきそうな予感がしています。
練習発表するには少し長すぎるわけで。
宿題として一部シーンをなしにしてお話を続けられないかを読み込むことに。
来週の稽古で短縮版の脚本を発表できればと思います。