2019年4月30日火曜日

演出によって気づく脚本解釈。

4月30日 恍惚一座 担当:梶川

GW中ですが、久ぶりに現代劇場で稽古です。
まずは2場の最初から。
ちなみに今回使っている脚本配役が劇団員の人数より一人多いため私も舞台に出演しております。
まさにこの2場の最初が出番なわけですが。
みなさんと同じようにセリフ覚えの途中段階で。
プロンプを入れてもらいながらなんとか前に。
そして曖昧にぼんやりとセリフを言っているところはもれなく演出家から指定が入ります。
なるほど、よく見ているのだなと感じつつ。
その指定によって脚本解釈に納得ができてセリフがより覚えやすくなります。
そして2場の後半を脚本持ってテンポの確認を。
会話劇です。
テンポ重視で仕上げましょう。

2019年4月25日木曜日

声を出す

4月23日 千年団 担当:飯坂 

今日は、皆さん早めに来られてストレッチをしていました。
開始時刻の15時からは発声を始めました。
稽古時間確保のためです。

今日も小原さんのテキストを読みました。
前回のテキストに少しセリフが足されました。
今回も、ひとつひとつのチームに対して、そして個人個人に対して小原さんがコメントをしていきます。

一番多いコメントは、「もう少し声を出しましょう」だったと思います。
これはただ大きな声を出せばいいというわけではないので、難しいですね。
舞台上の共演者に届く声であると同時に、それを見ている観客にも届く声でなければなりません。
大きすぎては、観客には届くかもしれませんが、共演者にとっては少し的が外れてしまうでしょう。
あくまでも意識は共演者に向けるのですが、それだけでは閉じこもってしまいます。
高い集中力が求められますね。

読んでいる脚本は同じなのですが、演じる俳優によって、笑えるところがあったり、どきりとする瞬間があったり。

とても実のある稽古時間でした。

2019年4月23日火曜日

終わりを作る。

2019年4月23日 そよ風ペダル 担当:梶川

稽古前にペアでセリフ合わせをされています。
はい、セリフを覚えましょう。
今日はまず、通し稽古をして上演時間を算出しまして。
制限時間でおさまりそうな算段です。
その後はペアごとのシーンは置いといて最後の全員の出るシーンをメインで稽古しました。
ユーモアにあふれる作品になりそうです。


今ここ。

2019年4月23日 恍惚一座  担当:梶川

いよいよ公演稽古が始まった感じです。
つまりは皆さんのセリフ覚えが進んで脚本が離れてきたので演出が入り始めました。
稽古場の雰囲気がピリっとしてきたのも、そういうことがありつつ、稽古前にみんなが集まって自主練習をしているそのやる気のあらわれのように感じます。
脚本が入ったということで、先の展開を把握できている状態になりました。
その影響からか役柄同士のリアクションが次の展開を先取りしたものになっている。
次の展開で怒ることがわかっているからそこ行く前にすでに怒ってしまっているとか。
役者としての技術として、できるだけ反応しないでおこう演じないでおこうと心掛ける必要がある気がします。
できればそれでも反応してしまうというのが良いのではないか。
未来にも過去にもいなくて、ただその時に居続ける。
反応しようとすると未来に向かうし、反応逃すと過去に取り残される。
無理に反応せず何かの影響が来るのをそこにいて待っておく。
今ここ。
セリフを覚えたらそれだけでいいのではないでしょうか。

2019年4月18日木曜日

共有していく

4月16日 千年団 担当:飯坂

今日もストレッチから始めましたが、稽古の時間は限られているので、早めにきた人から各自ストレッチは済ませて、時間になったら発声から始めたいそうです。
人数が多いので、稽古時間の確保がとても大切です。

今日も前回の続きで、同じ脚本をペアを変えて読みました。
小原さんが一人一人に、今後創作していく上で共有した方がいいことを伝えていきます。

今日の脚本は「知ってた?」から始まるものでした。
この一言は普通に言ってもインパクトがあり、関心を引き寄せるには十分な一言です。
過剰なものにならないように気をつけましょう。

個人個人でセリフの言い方や身体の在り方は違います。
どんな脚本になるのか、とても楽しみです。

2019年4月16日火曜日

舞台に上がる。

4月16日 そよ風ペダル 担当:梶川

稽古場にちょっとした舞台がありまして。
今回の会場のアバンギルドの舞台に広さが近いのではないかと。
少なくとも、客席から舞台面に登って登場することになるわけで。
30センチ高を登ってから演技するということを体感します。
そして客席との近さも。
脚本を持ちながら、シーンに演出をつけていきます。
みなさんも早くセリフを覚えなければと意識されていて。
ペアのシーンが続いて、最後は全員が登場するという構成に
なっています。
稽古前に早めに来て自主練習しようかということがペアごとにあり。
ですね、まずはセリフを覚えましょう。


間をとる、シーンを区切る。

2019年4月16日 恍惚一座 担当:梶川

今日は山口さんの都合で開始時間が30分遅い11時開始でした。
10時半に稽古場に到着するとすでにみなさん揃われていて。
自主的に読み合わせ稽古をされていました。
やる気を感じます。
今日は2場を区切りながら稽古しました。
人物の登場退場や会話しあっている人が変わることでシーンは区切られます。
そして脚本に書かれている間であったり・・・であったりでも区切りができます。
区切れるということは前後で何かしらの質的変化があるわけで。
わかりやすく区切りに関しては演技的、演出的工夫ができるところで。
メリハリや抑揚というのもそこから生まれるわけで。
前のシーンのムードがこうだから、このタイミングでこの声量と声質でこんな体の状態で入っていこう。
あとのシーンのムードがこうなりそうだから、このタイミングでこの声量と声質でこんな体の状態で入っていこう。
そんな考えで演技を模索すると面白いことになりそうです。

2019年4月9日火曜日

ゲームのように演じる。

4月9日 恍惚一座 担当:梶川

今日は2場の稽古から。
役柄が飲み会でするようなゲームをするシーンがあるのですが。
なかなかに難しい。
会話は言葉に意味があるので、流れが作れるのですが。
数字を使ったゲームなので意味がなくて完全に順番を覚えないとうまくいかない。
しかも事前に順番が決まっているのが明らかなのにその場でゲームをしているように見えないといけない。
実は会話は言葉の意味内容でその場でやっている感が少なくてもなんとかなったりします。
いや、もちろん常にその場でやっている感が常にあるに越したことはないのです。
逆に言うと言葉の意味内容ではないところで演技を創作するということの重要性が浮き彫りになっているように思います。
ゲームをやるようにシーンを創作できれば、そんなことを思います。

2019年4月8日月曜日

小原クラスは千年団となりました。

4月2日 千年団 担当:飯坂

小原クラスの劇団名が決まりました。千年団です。
画数やら何やらがとても良いとのこと。
千年団。長く続きそうな気がします。

今日は短いシーンを小原さんが書いてきて下さり、それをペアになって読んでみました。
2人の会話です。Aが強くなることもBが強くなることもできますし、途中で力関係が逆転することも可能です。
それぞれのペアでどんな会話にするのか、AとBの関係性を考えます。

発表はそれぞれの個性が出ていてとてもおもしろいものでした。
間の取り方が絶妙にうまいチームもありした。
同じところで笑うのではなく、チームによってクスリと笑えるところが違うので、おもしろいですね。

客席に向かってなにかしようと思い過ぎないことは、なかなか難しいと感じる人もいるようです。
なぜならそれがよしとされている演劇もあるからです。
それはそれで大切にしてほしいと小原さん。
そのふたつは共存できるはずだと。
千年団でできることを探って行きましょう。

2019年4月2日火曜日

継続。

4月2日 そよ風ペダル 担当:梶川

はい、3キャストの出演が正式に決まりました。
6月末の火曜日になります。
脚本も仕上がって、配役も決まりました。
あとは時間をかけて丁寧に作品を仕上げていきます。
モチーフとしては前回からの引き続きな部分もあるので、これは継続的に一つの演技方法を深めていることになります。
もっと言うならそよ風ペダルにとって大切な演技方法は劇団の立ち上げ当初からずっと続いているのでしょう。
何も背負わずただ舞台に立つこと。
ただそれだけで見えてくるものがある。
逆に背負ってしまうと見えなく物があるということなのですが。
さておき、改めて創作開始です。

注力。

4月2日 恍惚一座 担当:梶川

先週に1場を一区切りしたので、今日は2場をメインで稽古。
まずはセリフに馴染んでいくために何度も繰り返しセリフを話します。
残り時間や上演時間のことを考えて、発表は2場までにして集中して面白いシーンを作ることに注力します。
演技が向上することが最重要ですから。
そしてその演技は観客のためにあるのですから。