2019年6月25日火曜日

京都へ。

2019年6月25日 そよ風ペダル 担当:梶川

ただいま富田でアップや発声を終えて最後の稽古をしています。
のびのびと楽しく舞台に立つ皆さん。
先週の通しでは、声が少し小さくて会場の後ろまで届くようかしらという懸念がありました。
杞憂でした。
きっと届きます。
このあと稽古を終えて京都に向かいます。
一時間程度の場当たりのあと7時半から上演です。


2019年6月24日月曜日

ある種のユーモア

6月18日 千年団 担当:飯坂

今日も、前回と同じ場面と、そこから少し先のシーンが配られました。前回の稽古を踏まえて、少し変更されたようです。
姉妹の雰囲気が演じる役者によって全く違うのがとてもおもしろいです。
全体として、姉妹でいるときのリラックス感というか、ぼーっとしている感じを持ちつつ、意思疎通はしっかりできている、という状態が好ましいようです。

それから、今回の脚本では、地震の事を扱います。
高槻でも地震があって、被害にあわれた方がいると思います。
そう考えると、少し悲しみといいますか、悲惨さがどうしても頭をよぎってしまってそれが演技にも影響されてしまうと思うのですが、そこはぐっとこらえましょう。

これはこのクラスとは関係ない話ですが、ある舞台で、母親の死を泣きながら話す俳優の演技には誰も感動しませんでしたが、服のボタンを一つずつ外しながら同じ話をしたところ、観客は大号泣で称賛の嵐だったそうです。
この場合、服のボタンをはずすというのは、実はほかの行為でもいいのです。
ストーリーがもつ情緒にどっぷり浸るのではなく、少し離れたところから語ることによって、見ているお客さんのほうがその情緒を感じることができるようになるのです。

今回の被災の話もそういう意味で、楽しく表現したほうがその悲惨さはより伝わります。
ある種のユーモアをもって臨みましょう。


2019年6月18日火曜日

説明しない

6月11日 千年団  担当:飯坂


今日も脚本を読みました。
グループ分けをして、発表していきます。

説明しなくちゃという心理がややこしいですね。
やはりお客さんにわかって欲しいという心理が働いてしまうようです。
しかしこのクラスでは、どちらかというと、お客さんが想像出来る余白がある方が好ましいです。
説明しようとすればするほど、答えが少なくなって、余白がなくなっていきます。
どのみち、全てを説明することはできないのです。

もちろん、ひとつのおもしろい答えが見つかれば、それをやってみてもいいのですが、その場合も出演者が飽きたら変えるそうです。

早く答えを見つけるのではなく、じっくり脚本に向き合って、いろいろ探していきましょう。

本番前の平常運転。

6月18日 そよ風ペダル 担当:梶川

いよいよ来週には本番なのですが。
だからといって特別なこともなく、平常運転で通し稽古。
この平常運転であるということが、とても奇跡的で重要なことだと気づきます。
舞台というところは確かに非日常な空間です。
であって、やはり日常と地続きであるべきで。
客席から覗けば、舞台の上は非日常であっても、その舞台の上は日常で。
舞台上にいる役柄は日常を生きていて。
そこには平常があるのです。
みなさん平常で舞台上にいます。
だからこそなんてことない台詞回しや反応がとてもユーモラスに感じるのです。
このまま来週の本番に向かいます。




2019年6月11日火曜日

衣装をつけてのシーン稽古。

6月11日 そよ風ペダル 担当:梶川

衣装合わせをしました。
そして、今日は通しではなくシーンを区切りながら稽古。
最初から最後まで丁寧に調整をかけていきます。
気づけば本番が近づいてきましたが、あまり心配はありません。
このペースで進めたら。
なんならすでに見せられる段階ではあるので。
向上させます。

役者によって違う面白さ

6月4日  千年団 担当:飯坂


今日は、ある場面の脚本を読みました。
演じる役者を入れ替え入れ替え、何度も読みました。
演じる役者をによって、シーンのおもしろいところが変わるので、本当におもしろいですね。
みんなでやっていく中で、「このセリフはこう読んで欲しい」と小原さんから指示があります。
そのセリフに対して一番ヒットする読み方を探りつつ、可能性を広げつつ、とても充実した稽古でした。

来週はどんな脚本ができるでしょうか。
楽しみです。

2019年6月4日火曜日

パラレルワールド

2019年6月4日 そよ風ペダル 担当:梶川

通し稽古をしました。
始まる前に筒井さんから。
舞台上をパラレルワールドとしましょう。
何かを選択するたびに世界は分岐していき、似ているけれど別の世界が並行して存在している。
その別の世界と行き来することはできないのですが。
例えば客席と舞台がパラレルワールドの関係になっていて。
それは交わることはない。
ないはずだけど、舞台に立つ演じ手がセリフに詰まったりすればこの関係性が崩れてしまう。
世界が行き来できてしまう。
というわけで、何があっても誤魔化してでも前に進んでパラレルワールドを成立させる通し稽古になりました。