2020年12月16日水曜日

子どもを演じるとき、教師を演じるとき

 12月1日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日から新しい戯曲を読み始めます。竹久夢二「春」です。
子ども向けに書かれたのでしょうか、教育的な要素を多く含んでいます。

前回までの岸田國士「かんしゃく玉」最初にオリジナル版を読み、次に筒井さんが語尾などを少し直した筒井版を読みましたが、今回は先に筒井版が配られました。話の筋は変わっていません。
ただ「役割」を意識しないよう、言い回しなどが少し変わっているとのことです。

今回は第一景と第二景に別れていて、話の上では繋がりはありません。
第一景は「やまびこ」のはなし、第二景はうさぎを狩人から守るはなしです。

何度かやったあとに演じてみてどうだったか、感想を聞きました。
子どもを演じる時に、子どもの性別はあまり意識しなかったとのこと。どこか中性的なイメージがあり、見ている時も違和感はありませんでした。
しかしやまびことは何かを教えてくれる教師役を演じる時は、性別の意識、と言いますか、男性が演じれば男性になりますし、女性が演じれば女性になりました。

私たちは無意識のうちに役割を背負っているのでしょうか。
このテーマはしばらく続きそうです。

2020年12月8日火曜日

そのまま喋る

 12月8日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日は富田ふれあい文化センターで稽古をしました。
次回公演の日程が決まりました。コロナ禍での稽古についてもお話をしました。
対策をしながら粛々と稽古をしていきます。これからどうなるかはわかりませんが、気をつけながらやっていきましょう。

前回に続き、竹久夢二「春」です。
子どもとか大人とか教師とか、役割に引っ張られず、その人のまま出てきて喋るということをやってみました。
それってどういうことなんでしょう。
「設定を気にしない人」ってこと?など考えてしまいますが、それもそれでそういう設定になってしまいますので、設定を気にせず、そのまま出てきて喋るということをやってみました。

引き続き、この探究は続きます。

2020年11月30日月曜日

与えられる役割

 11月24日 そよ風ペダル 担当:飯坂

先週に引き続き、筒井さんがセリフを少し直してきてくださった、筒井版「かんしゃく玉」を読みました。
今回も男性・女性ということを積極的に意識しないで読んでみます。というと、果たしてそれはなんなのか。外側ではわかっているつもりでも、深く内側へ潜っていくと、ちょっと難しいなぁと思いながら稽古を見ていました。

一通りやってみて、感想をシェアします。
筒井さんは、見ていてとても見やすかったということです。
男性っぽくやろうとすると声を少し低くしようと、意識的か無意識かはさておき、そうしようという意思が見えてきます。女性っぽくすると声が高くなったり、仕草も少し変わるでしょうか。
男性女性を意識せずにやると、身体の力がいい感じに抜けて声も届きやすかったとのことで、それは確かにそうでした。

私たちは普段生きていて、何かを演じさせられているでしょうか。
例えば、いい人を、例えば、男らしく、女らしく、というのを、求められ、演じているでしょうか。
知らず知らずのうちにそういうものを受け入れているのでしょうか。
では、そういうものから解放されることはできるのでしょうか。
それは、どんな風な世界になるのでしょうか。

次回公演のことも見据えて、そんなふうなお話をしました。

2020年11月19日木曜日

シニア劇団の可能性

 1117日 そよ風ペダル 担当 土井

   現代劇場の和室に戻りました。畳の上に横になりストレッチするのは至福の時です。気持ちよくて寝そうです。畳はいいですね、今日は暖かいのに、暖房まで入っていて。寒いのに換気するための暖房がそのままだったようです。

   先週終わった「かんしゃく玉」ですが、リーダーが筒井版「かんしゃく玉」を作ってこられました。

「今時の言葉で発話してもらうとどういうことになるか?」という事を体験してみるのが狙いです。

何度か配役を変えて通しを2回やった後、ラストの3ページの彼と彼女だけの会話を、48人が演じました。

性を考えないでやってみる事がポイントです。

語尾が所々性別を感じさせないものに変わっていますが、やっていてどうだったでしょうか?

「言いやすくなった。」

「女の色気はなくなった。」には、リーダーより「その色気は今は存在しないのではないか?」とコメントがありました。

「男性役をやっていて男性らしくしなくてもいいのかな、とこの台本になって思った」という意見については、「台詞の言い回しをジェンダーフリーにした。演じてみると、そのことによって、みんなが若くなっていく感じがした、これはシニア劇団だからこそわかる感覚で発見」とリーダーより、今回作成した台本の狙いと成果を説明するようなご返答がありました。

シニア劇団特有の可能性が見つかるってなんだかワクワクしてきますね!








2020年11月18日水曜日

日常とつながったまま

11月17日 千年団 担当:飯坂

今日も1チームずつ稽古をしました。
脚本がちょこちょこ変わっています。

千年団は、「この景色、どこかで見たことある気がする」とか「この会話、どこかで聞いたかもしれない」と思うような、懐かしくてちょっと面白い日常の空気感があります。
安心してぼんやり見ていたら、ひゅっと違う方に舵を切られて驚くこともしばしば。
今回も、そういう瞬間が見えてきました。
たまに見える人間の狂気、というと言い過ぎかもしれませんが、変なことしちゃう瞬間ってありますよね。
相手が何を言ってるのかよくわからないけど、なんでそんなことをしたのかよく分からないけど、それ以上突っ込まずに、そのまま流れていく時間。
日常から始まり、日常とつながったまま、どこへでもいける。
その時間の、豊かで愛しいことよ。
このまま稽古を重ねて、どんな風になっていくのだろう。
とてもワクワクしてしまいます。




2020年11月16日月曜日

辿り直す

 11月10日 千年団 担当:飯坂

今日も4時間稽古です。
チームを順番にまわして、それ以外のチームは別のところで自主練習しています。

マスクについての、変遷を考えていました。
最初、2月ごろ、私はマスクしたくない方でした。でもそこから、マスクしないなんてありえないと思う時期もあり、今は時と場所の雰囲気に応じて、そのときに合う方を選べばいいなと思うようになり、、でもこれからまた寒くなって、咳やくしゃみをする人が増えてくるでしょう。
また、「しないなんてありえない」と思うようになるのでしょうか。

このお芝居の中では、マスクに対する考えが登場人物や時期によってバラバラで、そこには演出も演者もとても慎重になっていて、おもしろいなぁと思います。
「あ、あのひとマスクしてない!」とわたしは最近は思わなくなりましたけど、そういう感覚を再現すること。

わたしが通って来た道、誰かが通って来た道、通ったかもしれない道、これから通るかもしれない道を、辿り直すような稽古だなぁと思いました。

私たちの生活

 11月3日 千年団 担当:飯坂

本番に向けて、稽古時間が延長されました。
短編作品が5つありますが、稽古時間は4時間です。順番に稽古をしていきます。

コロナウィルスの中で私たちの生活は、一変しました。一変の度合いは人それぞれですが、足元が不安定で、いつ崩れてもおかしくない日常の中で、それでも生活は続けていかなくてはなりません。

まだ、揺らぐ前。変わっていきそうな日常を見て見ぬフリができそうだったときもありました。
それから、揺らいでしまった渦中。いまは、どうなんでしょう。いまも渦中なんでしょうか。
こうして毎日を過ごして、ここまでやってきました。
それまでに、ご友人が亡くなったり、仕事を失ったり、悲惨なニュースを見たり。
ひとりひとりそれぞれの生活があります。

この短編集では、そういった、本当にありそうな、誰かと誰かの生活が描かれていると思います。
会話の中にしか登場しない人物にも、生活があるのだなぁと想像します。
稽古を見ながら、いろいろ考えてしまいます。

新しい男女のあり方

  1110日 そよ風ペダル 担当:土井

久しぶりの富田ふれあいセンターでの稽古、まずはボールを使ったストレッチから。その後、リーダーから次回の公演についての説明がありました。台本も遠からず出来るようです。目標が生まれるって気持ちが昂ぶりますね。


さて、今日も引き続き「かんしゃく玉」を。やはりカンペイさんにかんしゃく玉の音をお願いしました。

前半は男性が女性の役を、女性が男性を演じます。

かんしゃく玉の音は「完璧」のお墨付きを得ました。

後半に役を変えラストまで演じ、その後はまたこの台本について話し合います。


「だわ、なのよ」これは元来はやんちゃな言葉だったらしいのですが、女性的な表現になっています。しかし現在はあまり使わなくなっていて、話し言葉は男女均一化しているようです。

女性を演じた男性に感想をお聞きしました。

役を想像した、語尾を上げたり下げたり工夫した、演じていて楽しかった、

女性の喋り方をしたら普段言いたい事を言えそう、という意見が出ました。

性があやふやな人からキツい事を言われても傷つかない、だから言いたい事が言いやすいようです。


台本には男女の考え方が違っているやり取りが見受けられます。今も気づかずにこんな男女は多くいます。

「相手を支えなくてはいけない」という関係がそもそも古いのではないか?という話になりました。

彼女は脆そうに見せて、したたかな女だ、という意見も出ました。支えているようで実は手の平で夫を転がす、というやつですね。


リーダーから次期アメリカ副大統領になるであろうカマラ・ルイス氏の演説のコピーが配布され、えっちゃんが朗読。この演説は歴史的な瞬間でした。良きも悪しきもアメリカのスケールの大きさを感じた、という意見もありました。

その後、夫の大統領就任後も教師を続けていくというバイデン氏の妻の話になり、「かんしゃく玉」で出てきた夫を支える妻と対比し「女性の自立」について考えます。夫を支えるだけの妻ではなく、自分の仕事を続けていく妻・・・。

今日で「かんしゃく玉」の稽古は最期です。この台本の世界と世界の出来事がタイムリーにリンクし、感動的な「かんしゃく玉」稽古のエンディングでした









2020年11月5日木曜日

戯曲について語り合う

 113日 そよ風ペダル 担当 土井

今日も「かんしゃく玉」を稽古します。かんしゃく玉が弾ける音役は引き続きカンペイさんにお願いしました。タイミングも音にも磨きがかかってきました。

15時まで前半部分を通し、15時からは役を入れ替えて後半部分を。

今日は芝居の稽古より、話し合う時間を長く持ちました。

「かんしゃく」とは何か?怒った時の破壊衝動、怒りを溜めないようにするもの・・・かんしゃくは最終爆発ではなく、そうならない為の制御行動?昔かんしゃくを振るった家族についてのお話をお聞きしました。認知症の症状であったり、元々の性質だったりもあるようですが、言葉で言い表せないからかんしゃくが起きる気がします。かんしゃくを起こさないという人も、かんしゃく玉を投げる心情は想像する事が出来ます。

 台詞について・・・「おれには友達なんぞ一人もない。」

彼の心情がよく表されている台詞です。

自分の事を思ってくれる人がいない、周りは女性である彼女の心配ばかりしている、友情関係が破綻するのは彼にある男性ならではのプライドを周りも知っているからこそ起こる事・・・と。

 彼女についての考察でも盛り上がり、明るく天然で男性から見たらとても魅力的、だからこそ彼は心配なのだと。「おれの愛し方には欠点もあるだろう。・・・」の部分がこの時代にしては男性が本音で話をしていて好感が持てるという意見がありました。

 最後の場面の芝居のテンポはどうなんでしょうか?早いと彼女の改心が早すぎる気もします。彼の、嫉妬と自分への不甲斐なさに対し、彼女がいい奥さんすぎると彼は甘えすぎて良くない、悪妻の方がいいという意見もいくつか。

 

 戦前にしては現代に近い言い回しをする戯曲ですが、

言葉の扱い方が素敵です。最近のドラマは情報量が多い分、わかりやすいように言葉を簡単にしていて、言葉で遊ぶような事がなくなっていますが、それは戯曲(台本)に限らないようで日頃の会話もそうなってきています。教養があれば言葉で遊ぶことが出来ます。複雑な言い回しだからこそ表現できる心情があるのでしょう。言葉が簡単になってしまっているのは、ネットの影響もあるのでは?という意見も出ました。

 

 先週は男性が女性を演じました。

違う性を演じる事で意識的に或いは無意識に変わる事はありますか?男役をする時は声が低くなったという女性に比べて、

男性は高い声を出したわけではないようでした。統計的に女性の声は低くなっているようです。高い声は可愛らしく振る舞うように躾けられた習慣の結果なのかもしれません。普段の生活の中で知らずに人は演技しているのですね。リラックスすると声は低くなりますがかえって聞き取りやすくなるようです。緊張していてもリラックスした声を出せるようになりたいものです。



2020年11月3日火曜日

二人だけの遊び

10月27日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日も「かんしゃく玉」をやりました。
前回は途中で配役を変えていましたが、今日は最初から最後まで同じ配役でやってみました。
「かんしゃく玉の音」役もあります。
音があると一気に臨場感がでますね。

男性の役を女性がやったり、女性の役を男性がやったり。
人前では隠れされる怒りがかんしゃく玉を投げる行為と音によって一気に表面化される瞬間は、何度見てもとても面白いです。
怒りとの向き合い方。二人だけの遊び。かんしゃく玉、とても面白いです。

スナックとかバーとか女性が働くこととか、その時代ではどういう意味を持っていたのか、想像したり皆さんの記憶をシェアしたりしました。
そうすることでより一層、登場人物の怒りがわかってきたような気がします。

2020年11月2日月曜日

短編作品

 10月13日 千年団 担当:飯坂

配役が決まり、稽古をしています!
今回は短編作品をいくつか上演します。2人芝居もあれば、5人くらいの芝居もあります。
それぞれ、難しさと楽しさがあります。

千年団は日常の空気感のなかに、たまにぬるっとした違和感があったり、ピリッと刺激がきたり、日常だったはずなのにいつのまにかちょっと違うところにいる、、みたいなおもしろさがあると思っています。
その違和感や刺激をどう扱うのかがとてもミソだなぁと思います。

短編作品なので、稽古は時間を区切ってまわしていきます。
他はチームごとに自主練習を。これからどんなふうになっていくのか、とても楽しみです。

ごっこ遊びの感覚

 10月6日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日も『三つの宝』をやりました。
前回の『女中たち』に続き、「ごっこ遊び」の感覚を検証している一面もありました。

いつから「わざとらしさ」が入ってくるんだろう、とぼんやり考えていました。
子どものころ、親の気を引きたくて「わざとらしく」振る舞ったこともありますが、幼稚園でごっこ遊びをしているときは、自分の中の像を引き出して、それに近づくことに熱中していたように思います。
そういうのではなくて、「こんな感じでしょ?」と少し過剰に振舞うと(=わざとらしく?)真似になるのかなぁと思ったり。
他者の目があるか、ないか、ということは関係しているかしら。同じごっこ遊びをしている人は別にして、それを見ている目とどう向き合うか?

はたまた演技するってどういうことなのかしら?

くっきりと線を引いて区切ることはできなさそうな、ごっこ遊びと真似の間を行き来して、いろんな脚本を読んでいます。



2020年10月22日木曜日

今日の主役

 1020日 そよ風ペダル 担当 土井

冬が来た感のした昨日に比べ、今日は暖かいので、身体は縮かんではいませんが、ゆったりとストレッチを。畳の上で身体を伸ばすのは本当に気持ちがいいものです。

   

さて、先週頂いた戯曲、「かんしゃく玉」を3つのパートに分け、都度配役を変えてまずは読み合わせ。リーダーがト書きを読んで下さいます。今日のメンバーは男性3人、女性6名でしたが男性の多い話なので女性も男性役をします。


 後半も配役を変えて立ち稽古をする事になりました。

ト書きに何度も出てくる「かんしゃく玉を投げつける音」をひとつの役として配役しました。これはト書きの内容に合わせ、俳優の投げつける動きに合わせなくてはいけない、気を抜けない役です。だんだん俳優の動きと音があってくると、ぐっと面白くなってきます。


「彼女」は炊事場への出入りが多く、炊事場から声だけ出している台詞も多いのです。


 ラストまで通した後、この戯曲に出てくる数々の食べ物や日用品等・・・バナナ、ヘチマコロン、砂糖入りの冷たい紅茶、カーテンで作った洋服etc・・・について話し合いました。それらの「モノ」を通して、登場人物の経済状況や見栄などが見えてきます。

 「いる?いらない?」と聞きながら、本当は「いらない」返事を期待していたり、モノを通して細かい感情の積み重ねがある事が次々とわかってきます。

 そこに「かんしゃく玉」というはっきりと感情を表す音があるのが、とても象徴的に感じます。今日の主役はこの「かんしゃく玉」ではないか?とも思えて来ました。











2020年10月5日月曜日

あの頃の感覚

9月29日 千年団 担当:飯坂

そろそろ配役を決め始めます。
皆さんにどの役をやりたいか/やりたくないかをアンケートをとっているようです。
希望通りになるかと言われるとそうではないようですが、どの役に興味を持っているのかはとても興味がありますよね。

小原さんはこれまでいくつか短編作品を書いて稽古場に持ってきてくださいましたが、どの作品を上演するのかも決まりました。
今日は、初期の頃に持ってきてくださった脚本が再配布され、読みました。
初期のころ、というのは、緊急事態宣言が解除され、恐る恐る稽古が始まったころです。今もマスクをつけたまま稽古をしていますが、まだマスクがあまり馴染まなくて、もっとおっかなびっくり集まっていたころ。
その頃に書かれたものなので、この脚本に出てくる夫婦は、最後の最後まで対面しません!

今とあの頃ではこんなに感覚が変わっているんだなとみんなで再確認しました。
本番の頃、来年2月にはどうなっているんでしょうか。


 

2020年10月2日金曜日

ぬっとはいってくる女の人

 9月22日 千年団 担当:飯坂

先週の薬局のお話の中の、ぬっと入ってくる人を女性も演じてみることにしました。
小原さんから見て、この人はこういう役苦手そうだな、という人もチャレンジ。
前回は男性だったので、この人に暴れられたら怖いな、というような怖さもありました。
女性はどう見えるのかなと思いましたが、案外普通の「主婦」のような人がぬっと入ってきて普通に話しかけてくるのは、何かが狂っていてそれだけで怖さがありました。
従業員控室に入ってくる客という設定があるだけで、普通の人がこんなに怖く見えるんだなと、とても面白かったです。


2020年9月23日水曜日

三つの宝

922日 そよ風ペダル 担当 土井


本日も現代劇場和室での稽古です。静かですが十分なストレッチで、縮んでいた筋肉が柔らかくなりました。

先週まで抜けていた「女中たち」の7071ページを頂きました。ここ数日この戯曲を何軒かの書店で探したのですが手に入らなかったのです。

NHKBSで風姿花伝プロデュースの「女中たち」を観たところなのでちょっとワクワクして来ましたが、今日は別の戯曲を稽古する事になりました。


芥川龍之介「三つの宝」です。

今回の課題は

「オーバーな芝居で熱演してみよう」と。

まず9ページ3幕全部を読み合わせした後、配役を変えて1幕ずつ立ち稽古です。

立ち稽古の1回目は淡々と流し、2回目で「熱演」です。

演ってみて自ずと役に同化していく感じはいつからだったでしょうか?

観る方も熱演を感じたのはいつですか?


「王子が来て舞台の空気が変わり物語が動き出す頃から変わった」という意見が多かったようです。

盗人達は三つの宝を本物と思っていたのかどうか?と解釈が割れましたが、あの冒頭のト書きは嘘(間違い)ではないか?という先生の言葉で納得できました。


2幕、酒場です。酔っ払いの戯事とシリアスにならないようにと。


今回は「やっていて楽しかった」

「見ていても楽しい」という意見が多かったです。

「女中たち」と比べ役を作りやすいのは、典型的な役どころなので、舞台に居やすいからでしょうか。

しかし、典型とは別のリアリティ、「いやらしい面」とか「意地悪」とか身近に感じられる人間の感情が、典型的な役どころの中にも発見されると、グッと芝居をしていても、観ていても面白くなることを発見しました。






2020年9月18日金曜日

「女中たち」の演じ方を共有する。

 9月13日 そよ風ペダル 担当:梶川


ジャンジュネの「女中たち」を使って稽古したいます。

脚本が始まる前段階でジャンジュネによって「女中たち」の演じ方という文章が書かれており、そこには細かな舞台の設えや演技についての指示が書かれています。

今日はこの部分を筒井さんが読み上げて、全員で情報を共有します。

少し難解に感じます。

難解なわけですが、みなさん分からないというところで終わらず探求を試みています。

なんと頼もしい状況だろうと。

ここに書かれている演じ方を意識したりしなかったりで読み合わせをしました。

筒井さんから男性陣に対して女性役を演じてみてどうですかという質問がありました。

稽古後にジャンジュネについて少し調べて、ここには意図があったのかもしれないと感じつつ。

簡単にジャンジュネのプロフィールとして、私生児として生まれ、生後七ヶ月の時に捨てられました。

その後、犯罪を繰り返し、ついに終身刑を宣告されたのですが、文学的な才能を見出したコクトーやサルトルの請願により、世に出てきて独特な作品を書きました。

ジャンジュネと言う人がとても興味深いです。

ゆっくりと深堀りしていきたいところです。




2020年9月17日木曜日

ぬっ

 9月15日 千年団 担当:飯坂

今日は新しい脚本が配られました。
またもコロナウィルスに関わる話です。今回は薬局のお話しです。
薬局はトイレットペーパー騒動やらマスク騒動やら、コロナウィルス時期に差し掛かってからはとても苦労されていることと思います。
今回も、実際にあったお話をもとにしているようで、小原さんのお知り合いから聞いたお話だそうです。

授業員控室で従業員がくつろぎながら愚痴を言い合うところに、ある商品を求めてぬっと人が入ってきます。
ぬっと。
このぬっと入ってくる人は男性が順番に演じました。
話が通じなさそうなぼんやりした人から、ちょっと陽気で悪気がなさそうな人、せっかちでせかせかと用件だけ聞いてさっさといなくなってしまう人。
同じ「ぬっ」ですが、どの演じ方もとても面白かったです。

自分の中にしっかり時間が流れていて、それが他人とマッチしない。
掛け合いもとても面白かったです。

無意識な真似

 9/8 そよ風ペダル 担当:飯坂

引き続き、ジャン・ジュネの「女中たち」です。

今日は全部最後まで配られました。最後の方にはとてもとてもとても長いセリフもあって、緊迫した空気が脚本からビシビシ伝わってきました。

どうやらちょうどこの「女中たち」の上演がテレビで流れたようで、それを見た方もいました。最後の方はその方たちに台詞を読んでもらっていました。

読み終わったあと、先週話していた「まね」の話が少し絡んで、テレビで上演を見た人は、その演技を少しでも真似したかどうか、意識的か無意識的かはさておき、という話が出ました。

やはり少しは意識してしまったようですが、今はとにかくこの膨大なセリフの量に圧倒されているようです。

役者としてはとてもやりがいのある脚本です。一通り読み終えることができました。

次回ももう少し読んでいきます。


2020年9月14日月曜日

アクシデントから生まれる演技。

 9月8日 千年団 担当:梶川


現在の短編脚本がおしまいまで書かれて配布されました。

場所がどこかという課題は引き続きありつつ、最後まで書かれたことによって役柄の関係にちょっとした謎があることが書かれました。

さてその謎はなんでしょう。

稽古場では明かされず、場所と同じようにペアごとに考えた上で演じてみてくださいと。

読み合わせをして立ち稽古をしてみて、最後までやると案外に時間がかかるとわかり、全員が発表すると時間が足りないと判明。

3組目からは作品の途中で人が入れ替わるというワークを取り入れます。

先々週のブログで集中して劇的な効果を生むという話をしましたが、まさにこの交代するシーンは劇的であると思っていて。

その集中したいシーンで「役柄を交代する」という段取りで分散する要素が増やされます。

分散に流されそうになるところでより一層の集中をすることで劇的な効果を高まらせる。

時間が足りないというアクシデントから生まれた段取りでしたが、図らずも面白い演技ができる可能性を秘めていました。

稽古の積み重ねというのはアクシデントの積み重ねではないかとブログを書きながら思いました。

コントロールできているうちは、なかなかシーンが前に進まず、何も考えず振り回され振り回すくらいのことで、アクシデントの連続で演技をしていくと途端にシーンが面白くなる。

ただコントロールできていないので、その状況を同じようにまた再現することは難しいというジレンマ

演技は本当に奥深いものだなぁと、それらしくまとめて今日のブログは終えたいと思います。


2020年9月4日金曜日

聞こえるセリフ。

 9月1日 千年団 担当:梶川


追加ページをもらっての読み合わせからの立稽古です。

今日は参加人数が偶数だったので、外側から客観的に立ち稽古を見ていました。

立ち稽古を見ているときは、脚本を見ないで演技を見ています。

事前に脚本を見ているのでどんな会話をしているかはわかっているのですが。

これは今日だけでもないし、他のお芝居の本番を見ている時にもありますが、セリフが聞こえてこないと感じる時があります。

これは発声とか滑舌の問題ではなくて。

なら何によるかというのをはっきり説明できませんが。

関連するかはわかりませんが、例えばネット動画を無音でテロップや字幕で見ることがありますが、その時にはセリフが聞こえてないのにセリフを聞いた体験をすることができます。

それはその動画を一度も音声付きで聞いたことがなくても体験することがあって。

これは現場では気づいていなくて後付けで考えたことなのですが、セリフとは声とは言葉とはと考えた次第です。

ではどのようにすればセリフが聞こえてくる演技ができるようになるのだろうと、これは現場で考えていて。

あっているかどうかの確信もなきまま誤解を恐れずいうならば自己中心的利他の演技をするということかなと。

演技なんてどうしたって主観から生まれるものなので、お客さんがとか相手役がとか、他人の発信に反応してというのは勘違いでしかないのではないかと(暴論)。

それはそれとして受け止めて、その上でどうすれば相手役がやりやすいかとか、相手が面白くなるかとか、お客さんが面白がれるかとか。

自己中心であることを引き受けた上で周りのために演技する。

単純に自己犠牲でも滅私でもなく他者の望みそうなことをする。

勘違いや偽善と言われようと、それで役立つならそれでいいではないか。

絶対善と偽善、果たして見分けがつくのか。

見分けがつかないのなら、プレッシャーがかからない分、偽善で充分なのではないか。

そんなことを考えます。

説明している内容がすでに矛盾を孕んでようにも思いますが。

演技はどこまでも偽で。

偽が人の為と書くということ。

簡単な話を難しく書いている気がします。

なので今回はこのへんで。



2020年9月3日木曜日

ごっこ遊びとまね

 9月1日 そよ風ペダル 担当:飯坂


今日は戯曲を読みました。
ジャン・ジュネの「女中たち」です。「奥さまごっこ」をする姉妹の女中たち。

「ごっこ遊び」と「まね」の違いを話しました。
誰かの話をするときに、そのひとの喋り方を再現することはあるでしょうか?
お笑い芸人のギャグを私たちがするのは?
ものまねタレントがものまねをするのは?
なにが「ごっこ遊び」でなにが「まね」でしょうか。

悪意や嫉妬があるかどうかはキーになりそうです。
まねはパフォーマンスとして、その悪意が伝わるかどうかを計算してやっているのではないか?伝えることが目的なのがまねではないか、と。

女中たちの「ごっこ遊び」はどんどん「ごっこ遊び」の範疇を超えていきます。
遊びだったはずが現実の世界と強い結びつきを持っている。
その揺れ動きを細かく捉えていく、ストイックな作品だなと思いました。

かつての時間

 8月25日 そよ風ペダル 担当:飯坂

2バージョン目の動画配信が始まり、ちらほらと集まった感想をシェアしました。

今日やる予定の脚本も配られたので、適当に切り上げて稽古にうつるかしらと思っていましたが、話がどんどん膨らみ結局1時間半、今回やった上演のことを話し合っていました。とても充実した時間でした。


上演の後半は特にしっかり聞かなくてもいいようなセリフの応酬が続きます。

私はイヤホンをつけて動画配信をみていましたが、その後半部分に差し掛かった時、ふと劇場の客席に座り開演をひたすら待っていたかつての時間にふっと返ったようで、どきりとしました。

もうこんな時間は当分味わえないでしょう。コロナ禍での上演は、客席でのおしゃべりを控えるように言われます。

チラシの束がどーだとか、今回の出演者がなんだとか、私とは関係のない人たちの会話を、聞きたいわけでもないのに聞こえる位置に座ってしまったからなんとなく聞いてしまうあの時間は、もう何ヶ月も経験していません。

そよ風ペダルの上演は、ほんの何ヶ月前のことなのに、もうすでに懐かしくて、当分味わうことができないだろう時間をもたらしてくれました。

皆さんが聞いた感想は、いろいろでした。ちゃんと聞こえないセリフに戸惑ったという感想が多かったようです。

映像だと照明も暗くて、ほぼ真っ暗でした。そうなると余計に耳で得る情報を求める人が多かったようです。

映像配信はまた新たな技術や感性が求められると思いますが、映像配信というものからなんとなく遠いイメージのあるシニア劇団が作品を作り配信したということ、本当にすごいなぁと思います。

作品についてとても活発に意見が交わされました。とてもいい時間でした。

2020年8月25日火曜日

場所、集中と分散。

 8月25日 千年団 担当:梶川


脚本の新しいページが配られました。

まだこのシーンはどこで会話をしているかが決まっていません。

書いているときはどこかの喫茶店というぼんやりしたイメージだったとのこと。

決まらない事を逆手にとって、それぞれのペアで場所を決めて演じてみましょうという課題で読み合わせから立ち稽古をしていきました。

前回もこの課題は行われていて、病院の屋上や釣り堀というのが出てきたとのこと。

演じ手が場所を決めることによって、脚本家が意図しなかった意味が生まれてきてとても興味深かったです。

話はそれますが、その日の参加人数が奇数の時は人数合わせで立ち稽古に参加しています。

小原さんの書く会話を実際に口にしてみて、実際に演じているときは何も考えていないわけですが、後から何を気を付けて演じているのかしらと振り返りました。

集中を分散している、いわゆるマルチタスクということをしているのだなと。

マルチタスク:複数の処理を同時にすること。

脚本を持ちながらなので、視線が脚本に縛られて台詞を読むことに集中しやすくなります。

会話をするときは、あんまり何かに集中しているということがありません。

逆に言うと、何か(往々にしてそれは’感情’と呼ばれがちなものですが)に集中して言葉を発しているときは劇的な効果を生むことがあります。

この効果を引き立てるためにも、それ以外の時はできるだけ集中しない、分散した状態にありたいなと思います。

さておき振り返って具体的に何に分散していたかなと考えます。

もちろん脚本に視線を向けつつ、相手役や場所に対しても視線を飛ばす。

また脚本を持っているとセリフを言うことに集中しがちなので、話す事よりも動くことができないかということに分散していきます。

あとはセリフに集中しないということで、自分が話す事より相手の話を聞くことに分散する。

後からのこじつけなので、実際はただ’何も考えていない’という事だけですが。

案外に何も考えないという事が一番難しかったりします。

そしてこの文章を書きながらさらに振り返るなら、芥川ミルキーウェイでも人数合わせで立ち稽古に参加しました。

その時に大きな声を出す演技をしたわけですが、これはもう稽古に入る前から絶対にやろうと決めていたし、その時には大きな声を出す事だけに集中しましたし、前述の通り劇的な効果を期待していました。

演技に緩急をつけるということがありますが、言い換えるなら集中と分散を使い分けるという言い方もできるのではないかと思いました。


2020年8月24日月曜日

こうなってしまう前の話

8月18日 千年団 担当:飯坂

 新しいテキストが配られました。

今回は、コロナウィルスがここまで日常に入り込んでしまう前のお話、あの船のニュースがテレビに流れ、なんだなんだとみんなが騒ぎ始めた頃のお話です。

最初のころ私は「風邪でもないのにマスクするなんて変なの」と思っていたことを思い出しました。まさかここまで日常が変わってしまうとは夢にも思っていませんでした。

今回のお話は、まだ感染症にピンときていない姉妹のお話です。

いつも通りチームに別れて何度か読み、その後一組ずつ前に出てやってみました。

「あぁそんな時もあった」と思うにはあまりに最近ですけど、でもこうやってついこの間の春のことがテキストになるのはとても面白いなぁと思いました。

本番は2月を予定しています。それまでにもいろんなことが起こるのだと思います。

テキストがどんな変化を持つのか、とても楽しみです。

2020年8月11日火曜日

お盆とコロナとお彼岸と。

 8月11日 千年団 担当:梶川


お盆の週の火曜日。

次回公演に向けての脚本稽古が進んでいます。

コロナのさまざまなシチュエーションを扱いながら、その核には他の要素を盛り込んでいきます。

前作の「天井のひと」はパラレルワールドのように、微妙に設定のずれた3パターンの世界を配役を変えて(三人一役)で構成しました。

どうであれそこには、「弔い」という要素があったように解釈しています。

次回作は短いお話を編んで作り上げるオムニバス作品を予定しているわけですが。

すでに数本の短編を稽古場で読み合わせや立稽古をして試しています。

きょう稽古した「芥川ミルキーウェイ」や以前に稽古した「ポンポン山」は前作の「天井のひと」に通ずる「弔い」という要素があります。

なんだか先祖が戻ってくるお盆に「弔い」についての脚本稽古がとても興味深かったです。

日常と非日常が重なるお盆と新しい生活様式というこれまでの日常から少しづつ変容してきている状況がもしかすると同じ地平にあるのかもしれないと妄想しました。

2月に本番を予定して、時期的には春のお彼岸が近いわけで。

お彼岸も日常と非日常が重なるということで。

勝手に言っているので今後どんな作品が描かれるのかはわかりませんが、兎にも角にも今日の稽古は面白かったということを伝えたかったのです。

今日の「芥川ミルキーウェイ」はひとまずおしまいです。

次回は新作短編がはじまるはずです。

楽しみに待ちます。


2020年8月6日木曜日

足音

8月4日 千年団 担当:飯坂


前回読んだテキストが少し長くなって再配布されました。

前回は兄妹もしくは姉妹の話でしたが、今回は兄妹に絞られました。

「芥川ミルキーウェイ」というタイトルです。高槻市に流れる芥川付近を歩いている兄妹の会話です。


足音についての話がありました。

川付近をずっと歩いていることを表現するため、その場でずっと足踏みをします。

そのときできれば足音は出さないようにした方がいいと小原さん。

少なくとも相手のセリフを消さないように気をつけなければなりません。


去年の第一回公演「天井のひと」では長女は足音がうるさいという設定がありました。

意識的にそう演じるのは良いでのすが、無意識に出ている足音はみている人に優しくないですね。


小原さんが在籍していた劇団では、最初に足音を消す走り方を練習させられたそうです。

実際に走っていただきましたが、確かに足音がしなかったです。


演劇にはいろんな手法というか流派があります。

千年団もどんどん「らしさ」が生まれてきています。


2020年7月29日水曜日

マスクをつけて芝居なんてやってられるか

7月28日 千年団 担当:飯坂

今日は新しいテキストが配られました!
二人の兄妹、もしくは姉妹のお話です。
歩きながら電車内での出来事など他愛のない話をします。
いつものように二人組に別れて読んでみて、一組ずつやってみました。

舞台上でずっと歩いているという表現は、グルグル歩くとか同じ場所で足踏みをするとか、昔はムーンウォークみたいな動きもよくやったと小原さんは言っていましたが、いろいろあります。
今回もそういうことをいろいろ試しながらやってみました。

稽古はコロナ対策でマスク着用のもと行っていますので、声がマスクに籠もって聞き取りにくい瞬間が何度かありました。
でも何かをずっと喋っていて、それを一生懸命聞き取ろうとする客側の姿勢はなんだか面白いです。
演じる側はもちろんマスクをしていてもお客さんに聞こえるように喋らなければいけないのですが、「マスクをつけて芝居なんてやってられるか!」というような主張にも見えて面白いかもと小原さんは言っていました。

この短編も一つの作品になるようです。
いろいろな見え方があってとても発見の多い時間でした。

2020年7月23日木曜日

ダブルキャスト?

7月21日 千年団 担当:飯坂

今日は、まず本番の体制について話し合いました。
短いお話のオムニバス?短編集?になるのでしょうか。ダブルキャストになりそうですが、それもどういうダブルキャストなのか、いろいろ話しました。
この状況ですから、もちろんなにもなく本番を迎えられることが一番ですが、いろいろな事態に備えていきたいです。


今日は今まで取り組んでいた「ポンポン山」のテキストが最初から最後?まで配られました。
これで完成というわけではなくいろいろ試している途中です。一旦はここでおしまいにして、少し時間を置いてみるそうです。

チームに別れて読み合わせをし、そのあと1チームずつ発表しました。
父と母と私の三人が登場人物です。
毎回のことですが、演じる人によってまったく見え方が変わるので、いいなと思いました。
父がとてもせっかちだったり、母がちょっとこわかったり。

今日は人数が足りなかったので、私も参加しました。
囲み客席というのはとても難しいですね。目の前の俳優も意識しつつ、ばらばらに座っている人たちにも意識を向けるのは、とても集中力が必要です。
重くなりすぎず、軽くなりすぎず、いろんな重さが盛り込まれているとてもいいテキストでした。

次は新しいテキストかもしれません。楽しみです◎

2020年7月15日水曜日

身体の動かし方から見えてくるもの

7月14日 千年団 担当:広瀬

冒頭、メンバーが集まるまで、コロナ禍の中での各所の上演の形についての雑談をしました。
千年団でも今回の公演は、少人数チームに分けたオムニバス公演にして、作品転換の合間合間で換気をする予定です。

テキストの稽古に入る前に簡単なシアターゲームをしました。
二人一組で一人が歩き、もう一人に呼びかけれたら元の場所へ戻るというもの。
歩いている流れでUターンする人、一度立ち止まる→振り向く→また歩き出すという流れの人など、それぞれに違った動きをしていて、振り向き方から情景が見えてくる人もいます。
2巡目は1巡目で1度も出なかった「体から振り向いて、あとから顔が付いていく振り向き方」をしてみますが、なかなかスムーズにならない人が多く何度か試したりします。スムーズにこの振り向き方をしたときの印象としては「見たくないものに気づいた」といった感触です。
ポイントは、身体の動きからシチュエーションをイメージしていくこと。
3巡目は、呼びかけ役には、歩く役の人が各々イメージしたシチュエーションに合った呼びかけ方をしてもらうという条件を加え、試してみます。シチュエーションが合っていると振り向き方から「葛藤」が見えてきます。
歩く演技一つ取っても、目で歩く、胸で歩く、腹で歩くなど、どこを意識の先頭にもっていくかで見えてくる態度や印象が変わってくるそうです。

テキストの稽古では、
3人のそれぞれの位置や向きが移動して360度どの方向からも違った見え方がする演技や、父親役の振り向き方など、みなさん、ここまでの小原さんの言葉や前半のシアターゲームが活きている演技をされているようでした。
また、各役者さんごと、配役の組み合わせごとに印象が大きく違っていて、小原さんからも「母娘はこれくらい他愛の無い話を延々してる感じが良いですね」、「父親はこのくらい軽快な方が良いですね」など、それぞれの良さがフィードバックされていきます。

フィードバックの合間合間に、小原さんから「今回のオムニバスは全てコロナの影響下のイメージ」、「公演全作品通して「他愛の無い話を延々してる感じ」を目指している。」と、公演全体のイメージも徐々に提示されていきます。

また、「ポンポン山」のテキストは、「断捨離で思い出の品を全て処分し、(処分で得たお金で)全てを食べた娘」というイメージがあるそう。
「ポンポン山」のテキストは完結までもう少し書き足されるようです。


2020年7月10日金曜日

言葉から場面が変わる

7月7日 千年団 担当:飯坂

今日は先週の続きのテキストが配られました。次週完結するそうです。
来年2月が本番です。そのときコロナがどうなっているかわかりませんが、できる対策はして、粛々と稽古をしていきます。

千年団の特徴は、正面の芝居をしないことです。
多くの場合は客席のある方を意識しますが、千年団は囲み客席の事が多いです。
つまり、正面というものが存在しません。お客さんに囲まれてます。
稽古でも、つい演出家の小原さんが座っている方を正面として演技してしまいがちですが、まわりに座っている人たちにも意識を向けましょう。

テキストは、家の中の場面から始まりますが、「天狗杉」というセリフをきっかけに、場面が天狗杉の下で休んでいるところに変わる、というのをやりました。
照明や音響きっかけで変わるのではなく、俳優の身体/言葉から変わり、それを追って、音響照明も変わる、というイメージです。
空間を広く使う意識ももちましょう。

他にも、一見は残念そうに言うだろうセリフを、ちょっと笑いながらいうことで哀愁が漂ってさらに残念さが増したり、ポンポン山が本当にポンポンなると信じている高槻市民の言い方を追求したり、おもしろい稽古の時間でした。

次週の完結が楽しみです。

2020年6月24日水曜日

捨てたオカンが家にいる

6月24日 千年団 担当:飯坂

今日は新しいテキストが配られました。
毎回の稽古で、小原さんが皆さんにいろんな質問をします。
前回、自粛期間中に何をしていたかという質問に対し、断捨離をしたと答えた人がいましたが、それにインスパイアされて書いたものだそうです。

今回は、山に出かけた親子の話でした。親だけ先に戻っていて、子が帰ってきたところから始まる会話です。
ただはぐれてお互い別々に帰ってきたようにも見えますし、子が親を捨てようとしたかのようにも見えますし(姥捨?)、とてもおもしろいテキストでした。

演じる人によって親のとぼけ具合が違うのがいいなと思いながら見ていました。
途中で「なんで見捨てたん」というセリフが追加されました。
「妖怪のようにならないでください」という小原さんの要望がとてもおもしろかったです。

短いテキストをやる稽古が続きます。

2020年6月17日水曜日

しょうもない人

6/17 千年団 担当:飯坂

今日は前回の続きのテキストが配られました。
近所でバスケットボールをつく音が部屋の中にも響いてきます。
部屋の中でバスケットボールをついている人を想像してしまうとき、どんな人を思い浮かべるしょうか。
テキストでは夫が不良だと思い込み、妻があれはお嬢さんだと言います。
何か明確な根拠があるわけではないのになんとなく予想してしまって全然違った、なんてことありますよね。
とてもおもしろいなと思いました。

いまの千年団は男性が2名しかきていないので、女性の中で夫役を演じてみた人がいれば、やってもらました。
ほとんどの人が(本人が意図したかはわかりませんが)少しかっこいい風に演じていましたが、千年団のお芝居に出てくる男性は「しょうもない人」が多いと小原さん。
夫の「だいぶ慣れたかな」というセリフがあります。これはリモート会議に慣れてきたという意味なのですが、この一言さえも、もし会社だったら言えないのではと。妻の前だからそんなことも言えてしまう、「ちっちゃい人」になってほしいそうです。

テキスト練習を通して、千年団のおもしろさを共有していきます。
次回は新しいテキストがあるかも、ということです。とても楽しみです。

2020年6月15日月曜日

お茶

6/9 千年団 担当:飯坂

今日も短いテキストをやりました。
今回は男女二人、おそらく夫婦のお話です。
二人の距離感で遊びました。
脚本上では、二人が近くにいるようにも、壁を隔てた違う部屋にいるようにも捉えることができるのです。

リモート会議の経験がある人のお話を聞きました。自分だけの部屋がある場合はいいですけど、そうでないと後ろを人が通ることもあります。そうすると、ちょっと気まずかったりしますね。
ずっとパソコンの画面を見ていると目がとても疲れます。いろんなエピソードがありました。

テキストを始めるときは、まず女性が好きな位置に好きなように待機します。椅子に座ってもいいですし、どの方向を向いていてもいいです。
それを受けて、今度は男性が位置につきます。先に位置についた女性に対して、向き合うのか向き合わないのか、近くにいくのか遠くにいくのか、なんでもいいです。
背中合わせになったり、距離をとったり、地べたに寝転がったり、それだけで関係性が見えてきますが、たまにそれが裏切られたりしたとき、とてもおもしろいなと思いました。

男性が女性に「お茶でも淹れるか」と言うシーンがあります。
言いだしたのは男性なのに、立ち上がるわけでもありません。
提案しつつも、お茶を淹れてほしいという心理が背景に見えるのが、とてもおもしろかったです。

他にも、小原さんの実体験も盛り込まれていて、くすりと笑いたくなるおもしろいテキストでした。
今回も前回同様、囲み舞台になるかもしれないとのことです。演じるときの意識の向け方に引き続き注意です。

2020年6月10日水曜日

短いテキスト

6/2 千年団 担当:飯坂

コロナウィルス感染拡大防止のためしばらく休講となっていましたが、無事に再開することができました。
マスクを着用し、窓は常に開けて換気をしながらやりました。
窓が開いているので大きな声は出しません。早口言葉も、口のかたちや舌の位置に気をつけながらやりました。

実は新しいメンバーが三名増えました!
まずは自己紹介、そしてこの自粛期間中に何をして過ごしてたかお話しました。
リモートでお仕事していた人もいれば、趣味に没頭していた方もいたようです。

そのあとはテキストを読みました。
情況を反映させた、オンラインミーティングをしている三人の短いテキストです。
机をまっすぐ並べ、ひとりずつ間隔を開けて座り、客席のほうをみてしゃべります。
パソコンに向かってしゃべっているテイです。
オンラインミーティングならではの、例えばうしろの壁に貼っている写真で趣味がバレたり、洋服は上だけしっかりしたものを着ていればいいよね、など、そういう会話が盛り込まれていました。

しばらくはこういった、短いテキストをやっていくそうです。

2020年3月12日木曜日

交互に

2月25日 千年団 担当:飯坂

今日は参加者が少なかったのですが、広い部屋で稽古をしました。
「序列」の脚本がすべて配られたので、すべてのシーンを4つに分けて、2チームで交互に演じてみました。

具体的な設定は決めずにやりました。
今日は人数が揃わなかったので、私もチームに入って演じました。
相手の人は男性だったので、最初はお父さんのような感覚もありましたが、途中から他人になったり、親しみを感じてきたりしました。
設定を決めないからこそできる、その場で感じたことをそのままやってみました。
間の使い方や緩急など、いろいろ相手と遊ぶことができて、とても楽しかったです。

今日はシーンごとにペアを変えて演じましたが、次回は通してやってみようということになりました。とても楽しみです。

2020年2月19日水曜日

個室

218日(火)千年団 担当:土井
今日は寒い。身体を充分に伸ばしてから発声練習。早口言葉、皆さんさすがです。(土井、噛みっぱなし)
少し休憩し台本へ。11ページから14ページまで追加されました。もうあと4ページくらいで完了だそうです。
一度最初から読み合わせた後、4チーム4パートに分け、立って動いてみます。台本1枚終わったら床に捨てていくという事にまだ慣れていません。
2人の人間が順番或いは座席を争っていたと思ったら、話の腰を折る話になり、どんどんと話題は飛びつつ大きく発展して行きます。
2番目のチームでは「Aは二流私大(失礼!)学生でBOL」という設定になりました。設定がされると話の流れが読みやすくなりました。が、あくまでも2番目チームのみの設定との事。毎回別の設定を想像してみるのも面白いですね。演じるパートの違いもありますが、其々のチームの個性が自然に表れます。
新しく参加された男性メンバーの感想は「相手役に突っ込まれている感じがした」と。相手役さんの多少不機嫌に相手を突き放す感じとマッチし、いいコンビの味を出していました。
帰りの電車の中ではどうしても台本の内容を思い出してしまいます。私も個室に閉じこもったり、或いは其々こもっている人々を眺め(見下し)たりしながら、ようやく桂で空いた席に座りました。





2020年2月17日月曜日

初観劇ご招待キャンペーン!

2月11日 そよ風ペダル 担当:飯坂

本番がもうすぐです。
今日は音響のスタッフさんや見学の人もいて、稽古場が賑やかでした。

体操はさらっとやって、後半を重点的に稽古しました。
脚本の筋などを踏まえて、立ち位置や台詞の言い方など、細かなところを作っていきます。

さて、今回は高槻現代劇場中ホールで上演します!以下のキャンペーンが始まりました。
【そよ風ペダル・初観劇ご招待キャンペーン】
そよ風ペダル初観劇の30歳以下の方を抽選で合計最大20名様無料でご招待いたします。
◎お申込みはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeoGpWY0jrc_JEYBsUy_B-dV99beLqtQDm--lV-e8f6AkoEfQ/viewform
お名前、人数、メールアドレスを入力ください。
※人数は5名様まで同時申し込みができます。
申込締切:2月24日(月)

とてもおもしろく仕上がってきています。
「無縁社会」という言葉に少しでも興味があれば、ぜひ見に来てください!お待ちしております。

「序列」の続き

2月4日 千年団 担当:飯坂

今日も体操と発声から始めます。
右手と左手を反対方向にまわす体操があるのですが、これがとても難しいです。
しかしできるととても気持ちいいのです。
早口言葉もとても上手に言える人がいて、すごいなぁと思います。

今日は「序列」の続きが配られました。
途中からですが、そこから始まるという気持ちでそれぞれのペアで読んでみました。

電車に乗っている時のエピソードを共有しました。
座席に数十センチの隙間があったら座るか?座られたことはあるか?
電車内で苛立ったことはあるか?などなど。

この小原さんの戯曲はすでに上演したことのあるものだそうですが、演じる人が違えば見えてくるものも違うので、とてもおもしろいです。

もうしばらくこの戯曲の時間が続きます。

2020年2月5日水曜日

セリフと反応。

2020年2月4日 恍惚一座 担当 梶川

いよいよ来週は本番です。
午前中はシーン稽古、午後は通しとなります。
セリフは少し飛んだりしますが、シーンは流れ始めて。
流れるとして、インプットとアウトプットの調整をつけていきます。
つまりは何にに反応して動機が生まれるのか。
その動機は誰に向けて発露するのか。
テンポを意識するあまりそこが抜けることがあって。
実は早いテンポでなくても反応と動機が成立していれば説得力は生まれます。
というか観客はセリフを追って物語を見ているようで、その反応と動機によって物語を楽しんでいます。
セリフで物語を頭で理解し、反応で物語を体で楽しむ。
演じ手と観客のあいだで動機を同期させることで物語が浮き彫りになっていく。


シンプルに反応を楽しみます。

堂々とセリフを聞く

2020年1月28日 そよ風ペダル 担当 梶川

本番一ヶ月前となりました。
稽古をしてる現場をみているだけで楽しい。
以前、理想の稽古進行について、一ヶ月前には作品に飽きているくらいがちょうどいいという話が筒井さんからありました。
今回はまさにそういうことになっているのではないでしょうか。
みなさんに言わせるなら、まだセリフも入ってない部分もあるしそんなことないよと言われるかもしれませんが。
セリフを覚えること。
もちろんその努力をお願いしていますが、そよ風ペダルの公演を見られたことがある方ならわかると思いますが、演出の工夫として、作品の要素としてプロンプが盛り込まれています。
そこへの負担がないことによって他のことを気楽な体のまま探求できる。
それが自然体のユーモアにつながり、稽古現場を見ているだけで楽しいのです。
というわけで、セリフでないところの稽古をしていきます。
今日は堂々とプロンプにセリフを要求する練習と、お互いにのらりくらりと個人情報を誤魔化し、誤魔化されていることを認識し認識されていることも分かった上でまるで社交辞令のようにやり取りできるかを練習しました。
セリフを言わなければという意識があって、セリフがわからないとついつい小声になったり顔をしかめてプロンプターに関わってしまいます。
しかし、作品にプロンプする状況が組み込まれているので、あえて堂々と「次のセリフなんでしたっけ」と「次のセリフ、誰でしたっけ」と聞いてしまう。
それ自体がわけもわからないユーモアにつながっていきました。
斬新で楽しい稽古でした。

感情の居場所

2020年1月28日 恍惚一座 担当梶川

本番が近づいています。
場転の小道具の移動を確認したり、プロンプが入ったり、出はけのタイミングをはかったり。
細かく細かくシーンを積み上げていきます。
ざっくりとした話になりますが、ここからは中身をどう伴わせるか。
外堀を埋めてきたので、実際にその時に役柄たちは何を思っているのか。
誤解や語弊を招きますが「感情」をいかに生み出すか。
感情なんて形のないものをどう扱うのか。
体の反応に還元できるのかもしれませんが、心や感情は未だにつかみどころのない話で。
脳の電気信号を追いかけたとしても、呼吸や血圧や力みを見つめたとしてもなんだか感情をつかまえきれない気がします。
だとしても私たちは感情のようなものを舞台の上で使わなければならなくて。
感情移入。


観客が移入できる感情を舞台に用意していきます。

2020年2月3日月曜日

怒らない

1/28 千年団 担当:飯坂

今日も前回と同じ「序列」というテキストを使って稽古をしました。
既に続きもあるそうなのですが、今日は続きではなく、同じ部分をペアを変えて演じてみることにしました。

前回同様、二人の関係性は明記されていません。
小原さんは書いた当初は親子を想定していたそうですが、今はそれを置いておいて、ペアで自由に考えてやってみます。
姉妹であったり、どちらかが好意を抱いていたり、女性的な男性だったり、様々でした。

この脚本は普通に読んだらどんどん喧嘩になっていくようになっているのですが、今日はあえて怒らないようにやってみることにしました。
どうしても怒っている方向へ引っ張られてしまう瞬間もありましたが、皆さん頭の中では「怒らない」と思っているので、たまに見える葛藤が私にはとてもおもしろく見えました。

次回はこの続きを持ってきてくださるそうです。
どんな続きなのか、とても楽しみです。

二人芝居「序列」

1/21 千年団 担当:飯坂

千年団も稽古が始まっています。
他の劇団に参加している方もいて参加人数が減っていますが、新しいメンバーも増えて活動中です。

脚本を使って稽古をしています。AとBによる二人の会話です。
場所や関係性は明記されておらず、各チームでいろいろ想像しながら演じてみます。

「序列」というタイトルで、どちらが前に並んでいるかということから始まって、二人が言葉を交わしていきます。
演じている中で生まれた「読み終わった脚本を床に捨てる」ということを他のチームもしてみることに。

いろいろな関係性が生まれておもしろい上演でした。
じばらくはこのテキストを使っていきます。

2020年1月17日金曜日

縁の深さ

1月14日 そよ風ペダル 担当:飯坂

今日はチラシが配られました。
本番が近づいてきています。

今日も体操は簡略化して、さっそく稽古に入ります。
最近は前半部分を重点的に練習していましたが、今日は前回の続きから最後までを練習しました。

個人情報の扱い方はとても重要です。
ただのらりくらりとかわすというよりは、みんなで協力して個人情報を避けようとしている雰囲気、個人情報を質問している方も、「なんとかこの質問をかわしてくれ」と思っているのです。その空気を作り出せるかどうかがおもしろさのポイントのような気がします。

今回はチラシにも書いてあるように、「縁」の深さがテーマです。
深すぎず浅すぎず、重すぎず軽すぎず、生きていくのに心地いい縁の深さとは、どのくらいなんでしょう。

稽古は続きます。

2020年1月8日水曜日

2020年最初の稽古

1月7日  そよ風ペダル  担当:飯坂

2020年、最初の稽古です。
稽古開始時間が早まったのですが、皆さんそれより早く稽古場に来られました。

体操や発声はなるべくスピーディーに済ませて、さっそく稽古に入ります。
プロンプがあることが前提ですが、台本を離せそうなら離してやってみます。

一度キリのいいところまで通してみました。
ずっと座っているシーンが続きますので、立ってみるところを作っていきます。
座るタイミングも指定していきます。

立った時に身体が固まってしまわないように注意しましょう。
反応すべきところには反応して、柔らかく構えます。

最後は劇中で歌う歌のキーを探りました。男性も女性も歌いやすいキーで歌います。

台本は完成しましたので、ひたすらセリフを覚えていく作業が続きます。本番が少しずつちかづいています。