2020年11月30日月曜日
与えられる役割
2020年11月19日木曜日
シニア劇団の可能性
11月17日 そよ風ペダル 担当 土井
現代劇場の和室に戻りました。畳の上に横になりストレッチするのは至福の時です。気持ちよくて寝そうです。畳はいいですね、今日は暖かいのに、暖房まで入っていて。寒いのに換気するための暖房がそのままだったようです。
先週終わった「かんしゃく玉」ですが、リーダーが筒井版「かんしゃく玉」を作ってこられました。
「今時の言葉で発話してもらうとどういうことになるか?」という事を体験してみるのが狙いです。
何度か配役を変えて通しを2回やった後、ラストの3ページの彼と彼女だけの会話を、4組8人が演じました。
性を考えないでやってみる事がポイントです。
語尾が所々性別を感じさせないものに変わっていますが、やっていてどうだったでしょうか?
「言いやすくなった。」
「女の色気はなくなった。」には、リーダーより「その色気は今は存在しないのではないか?」とコメントがありました。
「男性役をやっていて男性らしくしなくてもいいのかな、とこの台本になって思った」という意見については、「台詞の言い回しをジェンダーフリーにした。演じてみると、そのことによって、みんなが若くなっていく感じがした、これはシニア劇団だからこそわかる感覚で発見」とリーダーより、今回作成した台本の狙いと成果を説明するようなご返答がありました。
シニア劇団特有の可能性が見つかるってなんだかワクワクしてきますね!
2020年11月18日水曜日
日常とつながったまま
2020年11月16日月曜日
辿り直す
私たちの生活
11月3日 千年団 担当:飯坂
新しい男女のあり方
11月10日 そよ風ペダル 担当:土井
久しぶりの富田ふれあいセンターでの稽古、まずはボールを使ったストレッチから。その後、リーダーから次回の公演についての説明がありました。台本も遠からず出来るようです。目標が生まれるって気持ちが昂ぶりますね。
さて、今日も引き続き「かんしゃく玉」を。やはりカンペイさんにかんしゃく玉の音をお願いしました。
前半は男性が女性の役を、女性が男性を演じます。
かんしゃく玉の音は「完璧」のお墨付きを得ました。
後半に役を変えラストまで演じ、その後はまたこの台本について話し合います。
「だわ、なのよ」これは元来はやんちゃな言葉だったらしいのですが、女性的な表現になっています。しかし現在はあまり使わなくなっていて、話し言葉は男女均一化しているようです。
女性を演じた男性に感想をお聞きしました。
役を想像した、語尾を上げたり下げたり工夫した、演じていて楽しかった、
女性の喋り方をしたら普段言いたい事を言えそう、という意見が出ました。
性があやふやな人からキツい事を言われても傷つかない、だから言いたい事が言いやすいようです。
台本には男女の考え方が違っているやり取りが見受けられます。今も気づかずにこんな男女は多くいます。
「相手を支えなくてはいけない」という関係がそもそも古いのではないか?という話になりました。
彼女は脆そうに見せて、したたかな女だ、という意見も出ました。支えているようで実は手の平で夫を転がす、というやつですね。
リーダーから次期アメリカ副大統領になるであろうカマラ・ルイス氏の演説のコピーが配布され、えっちゃんが朗読。この演説は歴史的な瞬間でした。良きも悪しきもアメリカのスケールの大きさを感じた、という意見もありました。
その後、夫の大統領就任後も教師を続けていくというバイデン氏の妻の話になり、「かんしゃく玉」で出てきた夫を支える妻と対比し「女性の自立」について考えます。夫を支えるだけの妻ではなく、自分の仕事を続けていく妻・・・。
今日で「かんしゃく玉」の稽古は最期です。この台本の世界と世界の出来事がタイムリーにリンクし、感動的な「かんしゃく玉」稽古のエンディングでした。
2020年11月5日木曜日
戯曲について語り合う
11月3日 そよ風ペダル 担当 土井
今日も「かんしゃく玉」を稽古します。かんしゃく玉が弾ける音役は引き続きカンペイさんにお願いしました。タイミングも音にも磨きがかかってきました。
15時まで前半部分を通し、15時からは役を入れ替えて後半部分を。
今日は芝居の稽古より、話し合う時間を長く持ちました。
「かんしゃく」とは何か?怒った時の破壊衝動、怒りを溜めないようにするもの・・・かんしゃくは最終爆発ではなく、そうならない為の制御行動?昔かんしゃくを振るった家族についてのお話をお聞きしました。認知症の症状であったり、元々の性質だったりもあるようですが、言葉で言い表せないからかんしゃくが起きる気がします。かんしゃくを起こさないという人も、かんしゃく玉を投げる心情は想像する事が出来ます。
台詞について・・・「おれには友達なんぞ一人もない。」
彼の心情がよく表されている台詞です。
自分の事を思ってくれる人がいない、周りは女性である彼女の心配ばかりしている、友情関係が破綻するのは彼にある男性ならではのプライドを周りも知っているからこそ起こる事・・・と。
彼女についての考察でも盛り上がり、明るく天然で男性から見たらとても魅力的、だからこそ彼は心配なのだと。「おれの愛し方には欠点もあるだろう。・・・」の部分がこの時代にしては男性が本音で話をしていて好感が持てるという意見がありました。
最後の場面の芝居のテンポはどうなんでしょうか?早いと彼女の改心が早すぎる気もします。彼の、嫉妬と自分への不甲斐なさに対し、彼女がいい奥さんすぎると彼は甘えすぎて良くない、悪妻の方がいいという意見もいくつか。
戦前にしては現代に近い言い回しをする戯曲ですが、
言葉の扱い方が素敵です。最近のドラマは情報量が多い分、わかりやすいように言葉を簡単にしていて、言葉で遊ぶような事がなくなっていますが、それは戯曲(台本)に限らないようで日頃の会話もそうなってきています。教養があれば言葉で遊ぶことが出来ます。複雑な言い回しだからこそ表現できる心情があるのでしょう。言葉が簡単になってしまっているのは、ネットの影響もあるのでは?という意見も出ました。
先週は男性が女性を演じました。
違う性を演じる事で意識的に或いは無意識に変わる事はありますか?男役をする時は声が低くなったという女性に比べて、
男性は高い声を出したわけではないようでした。統計的に女性の声は低くなっているようです。高い声は可愛らしく振る舞うように躾けられた習慣の結果なのかもしれません。普段の生活の中で知らずに人は演技しているのですね。リラックスすると声は低くなりますがかえって聞き取りやすくなるようです。緊張していてもリラックスした声を出せるようになりたいものです。
2020年11月3日火曜日
二人だけの遊び
2020年11月2日月曜日
短編作品
10月13日 千年団 担当:飯坂