4月2日 14:00-16:00 高槻城公園芸術文化劇場 中ホール3 担当:渡辺
いつの間にか新年度、いつの間にか暖かく。
きづけば本番まで3ヶ月を切りました。今回は終始セリフ暗記モード。
ミュージカルに興味を持って自身も舞台に立っている某有名実業家Hさんが、数年前に「演劇が面白いの大きな声を出すことだけど、暗記が大変なので、セリフを全部表示できるメガネみたいなものを開発すべき」みたいなことを言っていて(多分実際に開発に取り組んでいて)、なるほど流石、革新的だと感心した記憶があります。
ただ同時に、「覚える苦しみ」の楽しさというのも確かにあるでしょう。
とりわけ今回の芝居では、似たようなセリフがあえてたくさん繰り返されていて、俳優がそれに間違えたり困惑したりする(してしまうかもしれない)ということも一つの醍醐味になっています(ベケットも、わざと俳優が困惑するような手法をとったりしていました。たとえば『PLAY』)。
書かれたことを読むだけでは出てこない緊張感が心地良い、そういう芝居になりそうです。
今日追加された台本のシーンを、なんとか頑張って覚える作業にいそしむ俳優たち。
そんなに急には、と苦戦しながらも、少しずつ流れが入っていっている感がありました。
軽妙なリズムのセリフは、結構ノリで覚えやすい、みたいなこともあったかもしれません。
(高槻de演劇でそよ風ペダルの1週間前に上演される、別のシニア劇団 銀宴の公演タイトルが『覚えられません!』であるらしいことを知って、ちょっと笑ってしまいました)