始まりました。
高槻シニア劇団設立に向けてのスキルアップ講座。
タッチのゲームをしました。
名前も覚えて和んだところでスキルアップに向けて発声。
2列に並んで挨拶をして、一歩ずつ離れていってその距離の自然な声で挨拶していく。
一番離れた所で挨拶をして、その声をキープしたまま近づいていって、もとの距離で挨拶をする。やっている本人は声があ大きすぎて違和感があっても見ている側からすると役者同士の関係性ができているので自然に見える。例えばそこから演劇が始まる。
次に一列に並んでいる人たちの中の一人を選んで、背中から声をかけて、その選んだ人に声が届くかのワーク。部屋の反響や一列に並んだ人同士の隣との距離の近さなどがあり、なかなか難しそうでしたが、だいたいの声の方向性はでてきていました。声をかけるときの体の使い方や、自分と相手との距離をどう掴むか、難しいワークでした。
休憩をはさんで筒井さんから左のプリントが配られました。この8っつのセリフだけで即興で自然なやり取りを作っていく。
自然にやり取りをしようと思うと、必然的に前の人のセリフの発し方を受けた上で自分のセリフを発することになります。
脚本から舞台作りをすると相手のセリフを受けてセリフを発するという事が案外に抜けてしまい、 やりとりが不自然になってしまう事があります。その不自然さを回避してやり取りをする事になるのでとても為になるワークでした。
やり取りをしているうちに対立や仲間の関係性が出てくると、セリフに意味が無くてもなんだか話の筋が見えてきて笑いが生まれてきます。
慣れてきた所で二グループに分かれて対立しているという設定をつけてみたり、やり取りをしている途中で人の出入りを加えてみたりというワークに発展させていきました。来週もこのセリフを使ってのワークが続くそうです。10回のワークでのスキルアップ。かなりの力を身につけられるのではないかと密かに期待しています。