2024年5月14日(火)13:00〜17:00
富田ふれあい文化センター プレイルーム
担当:岡田
セリフ覚えも着々と進んできたこともあり、演技プランを考えたりそれを実践する余裕が生まれてきたのか、どんどん説得力のある演技に仕上がってきています。
そうすると、一つの課題が生まれてきます。
声についての課題です。
リアリティがあるということは、声をかける相手の向き・距離感・関係性を意識したセリフが言えているということでもあります。
演劇では、相手と同時に客席にも声を飛ばさなければいけません。
舞台上でのリアリティを損ねることなく、客席にも声を飛ばす。
ある種矛盾したような方法が演技には求められます。
例えば、大きな声を出そうとしてしまうと、無意識的に声のトーンが上がったり、重心が高くなります。
例えば、悲しい感情を発露しようとすると、身体が内側にこもり、声も小さくなります。
悲しい感情であっても客席にも聞こえる程度に大きな声を出すには練習が必要です。
声を大きくする意識や、客席に声を届ける意識を持つだけでも変化します。
身体をできるだけ客席に向ける手もありますね(不自然じゃない程度に)。
また、いったんリアリティのある発声を捨てて、大きな声を出す稽古を重ねていきながらチューニングしていくと、徐々にリアリティと声量がマッチしてくることもあります。
小原さんから受けた指導をもとに、声量のコントロールを取り組んでいきましょう。