追加ページが届きました。
明確な区切りがあるわけではありませんが、
展開として第二場に入ったという印象です。
最初からこれまでのお話の中でも
細々と事件や問題は起きて(すでに抱えて)いましたが
今回のシーンでの事件は大きくお話の流れを変えました。
それによってワーニャ伯父さんという演劇空間が
日常空間の中に入り込んで来るという、また新たな展開を見せています。
というわけで、今日は追加シーンの稽古です。
といってもこれでのシーンの立ち稽古を
まだ一度しかしていないし、
前回は舞台空間の設えが曖昧だったところを
今日は床に紐を貼って明確な区切りをつけたので、
途中のシーンから始めるとなって、
一体このシーンで自分がどこに居るのかと
迷子になる人がいて少し混乱しました。
逆に立ち位置や動きに対しての意識が生まれて良かったのかもしれません。
演出的なヒントが埋もれていたのも見つけ出し、
筒井さんの次回までの宿題もできましたし。
立ち稽古を進めながら、立ち位置や動きのことを決めていきます。
話に展開があった故に、前回のブログで書いた
多層性のある表現が難しくなったように思います。
今までは演劇時空と日常時空が明確にわかれていたので
この時空移動が(もちろん演技的な変化は必要として)
お話の展開で変化していました。
しかし、演劇時空と日常時空が同じ層に並んでしまったので
この時空移動を演じ手の演技だけで変化させなければならなくなりました。
予感として、この先のお話の中で
もうひとつふたつ時空移動の種類が増えてきそうな気もしますが。
さておき、演技で変化を生むならば何かしらの工夫が必要で。
セリフを自由に扱えるようにならないとかも知れません。