2021年12月28日火曜日
【千年団】繋がっているけど繋がってない
2021年12月23日木曜日
【そよ風ペダル】「よいお年を」
12月21日 14:00-16:00 担当:渡辺
年内最後の稽古、富田ふれあい文化センター大ホール。何度来てもホールという空間は何かワクワクする気持ちを引き起こしますね。やはり。
出ハケの段取りや、おおまかな演技の方向性は定まりましたので、
大まかな通し稽古の様なことをしました。
年末年始にかけて、20日間ほどお休みなので、みんな台詞を覚えてきてくれることでしょう!
ということで、リーダーから「後はお客さんとの関係の問題」だ、という要請がありました。
演劇の演技は(映画とは違って)、舞台上にいる相手ばかりを気にすれば良いというものではない。
俳優同士の位置関係や向きなどに気を配って、客からどう見えるかを気にしなければならない。
やや大仰に言えば「空間」への配慮が必要です。
台本を手から離して、身体に余裕が出てくれば、少しずつ「空間」も意識されてくることになる…のだろうか。果たして!
2021年12月21日火曜日
【千年団】俳優のツマミ
2021年12月14日火曜日
【そよ風ペダル】大きく、細やかに
12月7日 14:00-16:00 現代劇場303 担当:渡辺健一郎
基本的な段取りを確認しつつも、丁寧に、細やかに練習を進めています。リーダーからのかなり繊細で難しいオーダーも頻発しています。
同時に、俳優も演技に向き合っていて、リーダーに色々聞き返します。
このシーンはどういう演技をすれば良いのか。どういう感情で臨めば良いのか。あるいはここで自分が前に出過ぎると次の俳優の台詞にかぶっちゃうけどどうすれば良いのか、といったことまで含めて、いくらでも練習すべき箇所が出てきます。
気づけば本番まで、稽古も8回程度となってきました。
来週の稽古を終えたら、しばらく年末年始のお休みです。俳優たちが家で詰めて来られるように、来週は大まかな指示を全てし終えたいところ。演劇に関しては「全て」「し終える」なんてことははあり得ないんですが…
2021年12月8日水曜日
【そよ風ペダル】飛躍、急激に!
12月7日 14:00-16:00 担当:渡辺健一郎
前回脚本が完成したわけですが、それを受けた今回の稽古は、かなり濃密なものとなりました。私にはそのように感じられた。恐らく各々が、相当脚本を読み込んできたんじゃないかとーー少なくとも、そう見えるほどには濃密だった。
段取りもかなり頭に入って、「演技」に注意を向ける余裕が出てきている。
恐らくリーダーもそれを如実に感じて、調子やリズムの本当に細かいところまで演出をつけていました。
これまでもリーダーは毎回指示を出していましたが、俳優たちは必ずしもすぐには落とし込めていないこともあったように思います。
ところが今回は、かなり各々にしっかり咀嚼して、すぐ演技に反映させていたように見えました。
「今はみんなが良い人であろうとしすぎている。別にわざと人を傷つける必要はないけど、登場人物たちがもっと正直であって良い」といったようなやや抽象的なオーダーに関しても、各々にくらいついていたように思います。作品の全体像が見えて、一つ一つの演技が全体の中にどう位置づけられるのか、俯瞰の視点を持てているのかもしれません。
これからまだまだ、どんどん良くなっていきそうです。
2021年11月30日火曜日
【そよ風ペダル】楽しく遊ぶこと
「遊ぶ」って年々難しくなってきています。
こどもの頃は、息を吸うように遊んでいたようにおもいますが、今となっては少し気合を入れないと遊べない。
先日、日常の一コマの話ですが、昼の13時半に保育園児たちが先生に連れられて公園にやってきました。
先生に「時計の長い針が7のところまで遊んで良いですよ!」と声をかけられた子供たちは、いっせいにはしゃぎ出しました。
5分。5分のために、命を賭して全力で遊ぶ子どもたちを見て、感動してしまいました。
大人は、5分与えられたらどうするでしょうか。椅子にでも座ってゆっくりするんじゃないか。
「歳をとるにつれ、時間の流れがはやくなる」というのは、当然のことかもしれません。5分に対して全力にはなれないのですから。
確かに極めて重要なシーンになっている様に感じられました。
色々マニアックな指示が出された俳優たちは、しかし今まででもっとも生き生きとしている様にも感じられました。
2021年11月23日火曜日
【そよ風ペダル】演じる脚本
11月23日 14:00-16:00 現代劇場303
今日から本格的に冬、といった感じ。暖房入れて、じっくり準備運動を行いました。
さていきなりですが、脚本は演じるために存在します。
ところが今回の脚本は、それ自体がある意味で「演じて」います。
というのも、各シーンが有名な映画を元ネタとして書かれているんです。
台詞をトレースしようとしているところもあれば、雰囲気を引き継いでいるだけのところもありますが、
「雰囲気を引き継ぐ」と、その元ネタの雰囲気がそのまま再現されるかというとそうはならない。
トレースや引き継ぎが上手くいっていないということではなく、「引き継ぐ」時点で表現の質がガラッと変わるのです。
観客は作品の背後に元ネタの存在を感じると、それだけでコミカルに感じたり、いっそう大きく感動したりします。
「演じる」という行為は、総じてそういうものかもしれません。
脚本という元ネタを演じる俳優たち。
今回の芝居は、まさに「演じる」ということに焦点が当てられているのかもしれない。
脚本が完成間近となり、いっそうその深みが顕れてきたように感じています。
2021年11月18日木曜日
【千年団】ドラマ、垣間見え
11月16日 15:00-17:00 担当:渡辺
久しぶりに千年団の稽古場へ。
着実に出来上がってきている脚本の配役決定のため、何度かみんなで読み合わせをしました。
コロナ禍。ワクチンのこと、オリンピックのことなどについての、日常的な会話。から浮かび上がって来る人々の生。
まだ作品の全容は見えていないので俳優たちも(あるいは作者の小原さんも?)手探りですが、やりながら少しずつパーソナリティや人間関係が見え隠れし始めています。
決して大きな展開があるわけでは(少なくとも今のところ)ないのですが、この「だんだん明らかになっていく」感じそれ自体が非常にドラマチック。
配役も概ね決まって、そろそろ自主稽古なども始まります。はやく先が見たい。
2021年11月9日火曜日
【そよ風ペダル】声を出すと気持ちが良い
11月9日(火)14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺
やや天気悪し。また肌寒くなってきました。が、暖房は要らない程度に十分にストレッチ、をすることから稽古開始です。
本日練習したのは、たびたび感情を爆発させるところがあるシーン。
数名で同時に大笑い&大泣き&大嘆き。
気合いが入っているほど面白くなりますね、やはり。
毎度のことですが、1~2回読んで慣れてくると、格段に良くなってくる。
テンポのよさと爆発力に、何度か笑わされてしまった。
なんかみんな、いつもより楽しそうだったような?
単純に、声を出すと気分が上がってくるんでしょうかね。
公の場で声を出すのも躊躇われる、(二つの意味で)息苦しい昨今ですが、
なんとか、健康にのびのびできる空間を保っていきたいものです。
2021年11月2日火曜日
【そよ風ペダル】身体と音楽
11月2日 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺健一郎
一気に寒くなった、と思いきや最近は秋晴れが続いています。洗濯物が乾いて良い、と思いきや
高槻付近では時折夜中ににわか雨が降ったりして注意が必要…
これまで使っていた台本に微修正が加わり、改めて本腰を入れた稽古が始まりました。
単に読み合わせしているだけのときより、体を動かしながら演じると、俳優のみんなの雰囲気もぐっと変わります。
あるいはまた、BGMの影響も大きいのだろうと思います。
舞台上に流れる音楽や効果音は、お客さんに対する演出であるのみならず、俳優の演技にもかなり大きく作用する。
リーダー筒井潤さんは音楽を重要視する人ですので、とりわけその作用が顕著な様に思います。
読んでいるだけの時にはわからなかった、細かいセリフの微妙な表情が、様々に浮かび上がってきました。
まだまだこれから、期待大。
2021年10月27日水曜日
【そよ風ペダル】理想の像、を超えゆく演技
10月26日 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺健一郎
かなりディティールに注意を払いながら、読み合わせを進めていく作業が始まりました。
例えば親子の会話シーンをどう作っていくかということに際して。
実際に自分たちが親の立場として子供に接するとき、どういう風にしてきたか?という話をだいぶじっくり。
「親」という役割を確かに「演じて」きたという感覚が、人によってあったり、なかったり。
よその子と自分の子に対するのとで、対応=演技の仕方は違っていたか、どう違っていたか。
子どもに接するときに声色が
変わる(マザリーズと言うらしいです)ということはよくありますが、
この声色の出し方には、何かモデルがあるのか。あるいは、演じているのではなく本能的なものなのか?
私たちは日常的にも何かしらの「演技」をしていますから、舞台上の演技というのは、考え始めると本当に複雑怪奇…
いずれにせよ「親(の理想像)を演じている人」を真似しようとするのではなく、
「目の前にいる子供たちの親」を直接に演じることができるか。ここが一つのポイントになりそうだ、という話に落ち着きました。
理想とされる「像」のイメージが様々に蔓延してきた昨今、「してはいけないこと」「しない方が良い(無難)なこと」が増え、言動にしばりが増えてきた。
しかし「像」ばかりが一人歩きしていて、なぜそれが理想とされているのかといったことがあまり問われていないようにも思います。
「演技」によって、いかに形骸化した「像」を乗り越えていくか。そんなことについての、一つのチャレンジが行われています。
2021年10月19日火曜日
【そよ風ペダル】次の公演に向けて再始動!
2021年9月15日水曜日
【そよ風ペダル】いよいよ、本番
9月14日(火) 14:00-16:30 そよ風ペダル 担当:渡辺
2021年9月8日水曜日
【千年団】言葉には出ない具体性
9月7日(火) 15:00-17:00 千年団 担当:広瀬
約1年ぶりに稽古を拝見しました。ウォーミングアップと台本稽古の合間の近況報告の時間にも、皆さんそれぞれに独特の間合いで各々の視点をハッキリと伝える力を持っていらっしゃって、面白いグループだと感じました。
前回から引き続いて飲食店の行列を舞台とした台本。台本稽古に入ってからも、終始穏やかな雰囲気でありながらスピーディに演技のアイデアが出てきて、しかもチームごとにきちんと違うアイデアで特色が出ていて、その瞬発力と個性力に驚きました。
台本稽古に入る前、チーフから「台本のままだと何の店か分からなくて不条理になってしまうので、チームごとに何の店か具体的に決めておいて下さい」との指示があり、稽古途中でも「店員役の人は去り際に何か、独り言か店内に一言掛けて去って下さい」と、もうワンアイデア追加。
これらの指示もあって、台詞としては何の店かは分からないものの、店員の立ち居振る舞いや行列客のリアクションで、何となく各チーム何屋さんかそれぞれ分かるようになっていて面白かったです。
2021年8月30日月曜日
【千年団】様々な機微
2021年8月23日月曜日
【そよ風ペダル】感情表現、内から、外から?
8月17日(火) 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺
最近、すごい雨が続いています。少し涼しいのは有り難いけど洗濯物はどうしようもない。
いずせにせよ稽古は軽快に進んでいきます。今回は感情を表に出すシーンの練習でした。
「感情」の表現、それは「内」から?「外」から?
自分の内側に確かな感情が生じていれば、自然とその表現ができるんだ、という「内」派もいます。
他方、怒りなら怒りの<形>に沿って演じれば、感情は伝わるんだ、という「外」派もいます。
…が、内も外も大事だ、というのが実際のところでしょう。観客の前に立つという限りで、純粋な「内」など作れるはずもありません。会話の流れを受けて、多少とも自らを高揚させなければ、すなわち「外」だけでは腰の入った演技はできないでしょう。
(身も蓋もないことを言っているようですが、これは600年ほど前から世阿弥が書いていたことで、今あらためてその意味を噛み締めているところです。)
今回の芝居は感情を過剰に、コミカルに表現するため、「外」重視にはなっていますが、稽古を重ねるたびに、俳優たちの内側から気合が入っていくのがわかりました。これは一体どいうことなんだろう。
演技をめぐる様々な謎と戯れるーー演劇の一つの醍醐味のような気がしています。
2021年8月20日金曜日
【そよ風ペダル】想像力
2021年8月17日火曜日
スピートを変えて演じる
8月17日 千年団 担当:丸木
まずは、発声。
それから皆さんの最近の出来事についてのお話。
その後、2人のペアになって「長谷川書店」
シャッターがおりた店を覗いてる、
演じる人によって、二人の関係性、
動くスピードを変えて演じてみて欲しいというのが小原さんのオー
中々それを意識して演技するというのは困難がありそうでした。
2021年8月10日火曜日
【そよ風ペダル】間 について
7月27日(火) 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺
これまでの稽古で、一通り各シーンにふれることができましたので、今回からは振り返りです。まだみんな台本は手に持っていますが、少しずつ台詞は入ってきた様子。2021年8月1日日曜日
【そよ風ペダル】感情、感情
7月20日(火) 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺
2021年7月17日土曜日
【そよ風ペダル】「稽古」 ーー型を身につけること
7月13日(火) 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺
2021年7月13日火曜日
【そよ風ペダル】軽やかさは、細部から
7月10日(火) 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺
2021年7月6日火曜日
見えない水
7月6日 千年団 担当:飯坂
ドラマ性は「ドラマチック」でないところに、?
6月29日(火) 15:00-17:00 千年団 担当:渡辺
(これが一体何なのか、そういえばイマイチ分かっていない。単なる練習用なのか、作品に結実していくのか…)
2021年6月30日水曜日
千年団、稽古再開――いきなり厄介な
6月22日(火) 15:00-17:00 千年団 担当:渡辺
人数は少なかったですが、軽めに身体と頭を動かしました。
2021年6月29日火曜日
そう見せたいという意識
6月29日 そよ風ペダル 担当:飯坂
2021年6月28日月曜日
そよ風ペダル、稽古を開始いたしました!
6月22日 そよ風ペダル 担当:飯坂
2021年4月21日水曜日
台本を「読む」?
4月20日(火) 15:00-17:00 千年団 担当:渡辺
チーフ小原さんより、今年度最初の台本が配られました。2021年4月14日水曜日
不/自由を考える、自分の内と外で
2021年4月9日金曜日
「稽古場」というscene(場面、舞台)の即興/上演
4月6日 千年団 担当:渡辺
2021年3月16日火曜日
名作と自由と
2021年3月16日 担当:梶川
公演稽古を進めています。
お話の内容に触れずにブログを書くのがなかなか難しいのですが。
個人的には久しぶりのそよ風ペダルの稽古場に来て、作品がここまでできあがってきた創作過程を把握していません。
あえて脚本も読まず初見で作品に触れてみました。
つまりは私が最初のお客様視点で作品を見たことになります。
今日は作品の5分の1程度を繰り返し稽古しました。
これはよくわからんとなって、手早く足りない情報が書かれているシーンの脚本を読んで理解しました。
全容が立ち上がった時に出てきた言葉は「グローバル化で失ったもの」ということでした。
有名作品のパロディということはすでにブログで書かれています。
有名作品、つまりは名作ということに引っかかりを覚えました。
名曲という事でもいいんですけど、だんだんと有名になることが難しくなっているのではないか。
例えば誰でも知っている名作や、その時代にみんなが歌えた名曲と言うのが生まれにくくなっている気がします。
有名なものというのは、そのことを好悪は別にしても多くの人が知っているといこと。
価値観を分解すると正義と美意識であると、有名であるということは正しさと美しさに支えられていました。
「なぜ人を殺してはいけないのか」ということに、正しい答えを用意できなくなりました。
美しに至っては語れることがありません。
美術について、商業ベースでつくられるものに技術として優位にたてなくなりつつあり、作品そのものよりも解釈した上での説明や創作のうえでの物語が必要になっているという話を聞いたことがあります。
美術というフレーム、垣根が合間になっている。
いろんなことの垣根が曖昧になる、つまりグローバルとは越境することですから。
多様性、自由、主体性ということが大切だと私自身がこれまで思っていました。
最近、果たしてそうだろうかと感じています。
孤独は自由の裏返しではないかと、ある日気付いてしまいました。
自由になりたいと人との関わりを希薄にした結果の孤独。
なので孤独までは私の中で許容できます。
自分で選んだのだから。
寂しさを感じても自由の代償です、甘んじて受け入れましょう、もしくは誤魔化しましょう。
問題は自分で選んでいないのに1人になってしまう事。
これを最近は孤絶というのでしょう。
話はそれますが、貧乏と貧困も同じように違うと考えています。
貧乏は自分でどうにかできる程度での話ではないかと。
貧困はもはや自分でけのことではどうしょうもない状況。
戦後すぐを生きた人にインタビューをしたことがあって。
ものはなかったけど貧乏だとは感じなかったと。
だってみんな物がないんだもの、言ってしまえばみんな貧乏と。
自分で決断して進めるならば問題ないではないか。
ここで「自己責任」というキーワードが浮かび上がります。
責任をとるってどういう事だろう、果たしてそんなことは可能なんだろうか。
生きづらい世の中だと感じます。
それは自由になれないからだろうと思っていましたが、もしかすると反対かもしれません。
自由ゆえに自分で責任をとらなければならないというプレッシャーやストレスが生きづらくさせている原因ではないか。
だからといって一度手にした自由を手放すことができるのかしら。
やはり周りと考えが違っても譲れない信念をもちたいと思ってしまう。
原始時代から群れで生活することが当たり前だったわけで、独居生活の実現はここ数十年のこと。
身体的にも心理的にも対応できていないのでしょう。
私はまだまだ自由を持て余しています。
長々とすいません。
作品の話と言うよりも、私が最近考えている事をつらつらまとまりなく書きなぐってしまいました。
でも作品に刺激されて出てきた言葉たちです。
みんなで歌える名曲や語り合える名作を創りにくくなっている。
そこには「自由」ということをどう扱うかということに関わっていて。
そのうえで名作をパロディにして真面目に演じることにどんな意味を見出すのか。
そして名曲や名作を知るシニア世代であるそよ風ペダルがこの作品を演じるということ。
本当に楽しみな作品です。