2017年1月5日 WakuWaku 担当 土井
あけましておめでとうございます。早いものでWakuWakuも足かけ3年目となりました。本年もよろしくお願い致します。
あけましておめでとうございます。
まずはウォーミングアップに「拍手回し」を。受けて出す事を基本に全員でひとつのリズムを作ります。だんだんとスピードをあげます。ずれた時に何が問題だったのかをわかる事が重要です。
今日は長台詞を喋る為に「切れ味よく身体を使う」訓練を。音に反応して身体の1箇所を動かし、すっと止まります。動く過程ではなく、瞬間が大切。
発生練習は、まず「息を吸って吐く」から、 ハミング、ハミングから「アー」。前を見ながらも声を下に落とす事が出来ましたか?大きな声を出して咳き込む時は、
「アメンボ 赤いな、アイウエオ」は 一個ずつの言葉をちゃんといいます。滑舌の練習はお互いに聞き合い、指摘し合うと自分の癖が分かります。
さて、今日のテキストは泉鏡花の「戦国茶漬」より。
まずは1文節ずつ回し読みを。難解ですが美しいリズムの言葉が続きます。 其々に30分程練習した後、発表です。
声が時代劇に合っていますね。「大切な台詞」とそうでない台詞を選び、テンポとリズムに変化を付け、心情を表現しましょう。
流すところ、聞かせるところの対比が良く現れていました。感情が込み上げ、身体が冷たくなったそうです。
儚さ弱さが良く出ていました。相手とどう対するかも人によって様々ですね。
「助ける」と言わせる、儚くも強い「芯」のあるキャラクターをどう出しましょうか。
自分のトーンで通す現代演劇的な入り方です。
時代劇と決め付けない、方法の可能性があります。
徹底的に速度を落とす事で台詞が念仏のように響きます。
「憑依」していますね。音の高低、大小、裏声、間の取り方、よく 計算されています。息継ぎのあとにテンポを落とさないテクニックを学ぶともっと良くなります。