2017年3月15日水曜日

声のバランスを整える

3月14日 そよ風ペダル 担当 土井

空気を入れるのに手間どったボールを使ってのストレッチが始まりました。
膝と膝に挟んで歩いたり、普段の生活であまり使わない筋肉を訓練する事ができます。
ボールを放し、続いてストレッチ。首、肩、腕、静かに動かすことで優しく身体が開かれていきます。

発声練習はハミングから。続いてS、Zの音、そしてア。「今週はエ」。エーケー、エーセー、エーテー、と母音エをラ行まで発声。アーを発声しながら音程を変えていき、アエイウエオアオ・・・の後は「ア」一声で声を止めます。

休憩後は台本へ。3ページと4ページが出来上がりました。
読む前に「PTAの経験はありますか?PTAとは何ですか?」と先生からの質問。PTA会長をされていたという方、やり過ぎてもいけないが何もしなかったら言われ、ちょうどよい塩梅で仕事をしないと突っ込まれる、などなど、色々と意見が出ました。
子供も成長した今では、PTA役員をした事をめんどくさかった事も含めて懐かしく思い出しました。

役ですが、梨田、服部は男性です。深く考えずさっと読みましょう。ショベルはシャベル、森田でなく梨田に統一です。
登場人物はタイムカプセルを埋めた事を覚えているのでしょうか?意見の違いがあります。覚えていないが埋めたことを期待する人もいます。
 
台本を読むに当たって、先週に引き続き「発話の3つのポイント」を充分に意識します。

まず、一音一音の粒が立っている感じで。
第2にボリュームを揃える。これは2通りの意味があります。全員が声の大きさを同じにする事と自分の台詞の中で大小差をつけない事。
第3は前の人の台詞の後に間を空けすぎず、テンポよく。しかし早口とは違います。
人物描写は二の次です。

3つの台詞「男前!」「日本一!」「ここ掘れ・・・」は冷やかしです。

男性以外はどんどんキャストが変わります。


 
立って輪になり、男性が真ん中でしゃがんでいる、この距離で声のバランスを整えます。
この距離でしゃべっている相手がいるという事とそれを離れて見ている客にも伝えるという矛盾を意識し、両方をイメージして声を出します。
人の声のボリュームをしっかり聞き、ボリュームを合わせましょう、そして声は壁にボールを当てる感じで。

個々に細かい注意を頂きます。
子音でなく母音を相手に投げるように。
質問の「か?」、語尾を伸ばすと、どこか遠くに声を掛けているように聞こえてしまいます。
「カプセル」のセルの母音が聞き取りにくく、子音しか聞こえません。ここは英語っぼくならず、しっかりと母音を意識した「セ」「ル」を。
「埋めよう」の語尾「う」を感じさせるように。
声が小さい場合、喉を解放出来るように訓練し、他の人と同じボリュームの声が出せるようになりましょう。

最後に「ん」についての質問がありました。「ん」が入るか入らないか意味があるので、しっかりと「ん」を発音します。