2024年8月27日火曜日

【千年団】次回公演の想像が膨らむ

 2024/08/27

高槻城公園芸術文化劇場

担当:岡田


台風10号が日本列島に接近中。

今日の高槻の天気はまだ大丈夫そうですが、明日以降はどうなるでしょうか



さてさて、

ストレッチ・発声練習中から始めていきます。


今日は、声を出すときに体の部位を響かせることを意識してみました。

声帯を震わすことで発せられるのが声ですが、そのときの振動を体のいろんな部位に伝えてみます。

おでこ、頭の上。

自分で部位を触ってみたり、他人に触ってもらったりして、振動を確認します。


しっかり体を震わすことで発声の質は変わります。

震える部位を変えることで、声の高低・深度・距離・方向・大小も変わります。

自分の声のバリエーションを増やせると、演技にも幅が広がりますね。


。。。


いつも通り滑舌のトレーニングも行います。

滑舌の練習で意識するのは、「舌」だそうです。

口角の上下動で滑舌を調整するのではなく、舌のポジションを動かすことで語音を区別するほうが、より

はっきり発音できるようになるそうです。

お家でトレーニングする場合、奥歯で割り箸を噛んだ状態で練習するといいそうです。



その後、小原さんが書かれた「テキスト」を読んでみます。

前回の稽古で扱ったテキストとも関連していて、次回公演の台本にも繋がっています。

3人チームに分かれて、読み合わせをしつつ脚本解釈も進めます。

解釈ポイントが小原さんから提示されます。


・場所はどこか?

・共通する問題は何か?

・「俺たちのこと」って?

・秋元はなぜ帰ってこないのか?


次回公演では、特定の場所を表現するような具体的な美術は使わず、役者の演技で見せていくことを目指していくそうです。


それも踏まえて、早速ですが、動いて演じてみました。



場所の捉え方やその表現の仕方がチームによって違って、見ていて面白いです。


今回のテキストのことを話してみたら、次回公演の脚本の構想について話してみたり、皆さんの想像が膨らんでいく稽古が今後も続きそうです。

2024年8月20日火曜日

【そよ風ペダル】相手の状態を知る/知らない

2024/8/20(火) 14:00-16:00

高槻城公園芸術文化劇場 中スタジオ3

担当:岡田


メンバーの方々が、前回公演の写真を現像したり、動画をブルーレイに焼いたりしてくれました!

形として残るのは嬉しいですね。




本格的に稽古を始める前に、前回の公演についてみんなで少し振り返ってみました。


セリフのこと、舞台美術のこと、ストーリーのこと…

いろいろな話が挙がりました。


筒井さんとしては、そよ風ペダルはもっと「ゆっくり」でいい、とのこと。

若者は速く動かし速く話すものですが(特に現代は⁉︎)、もっと昔の映画がそうであったように、ゆったりとしたペースで進んでいくお芝居、そして演技を目指していくことになりそうです。






さて、演技の稽古です。

前回と同じ設定で、


●登場人物は2人

●その2人が再会して(もしくは出会って)、「こんにちは」「こんにちは」とお互い声を掛ける(アドリブでもう少し会話をしてもよい)


という感じで、設定は非常にシンプルです。


この設定のもと、「登場人物の関係性」だけを変えてセリフのやりとりをする稽古です。


今回の稽古では、片方が考える関係性と、もう片方が考える関係性が異なり、さらに相手の考える関係性が分からない、という状態で演じてみました。


いわゆる普通の台本と違って、相手の状況が分からないままセリフをやりとりしないといけないので、即興的な対応が求められます。



最後には、お互いが考える関係性を頭に入れた状態で、セリフを即興的に紡いでいきます。


いかに両者の間のズレを作っていくのかがカギですね。


相手の状況がわかっている場合とわかっていない場合との2パターンをやってみました。

わかっていないときのほうが緊張感が強くリアリティのある演技に、

わかっているときのほうが大胆でドラマティックな演技になっていましたね。