2012年1月19日木曜日

セリフの振れ幅。

山口さんのワークショップも6回目を迎えました。
今日のゲームはもういつもやっているのは慣れてきたでしょうということで、新しいゲームに挑戦です。
一つ目はまず、一人ずつ自分の名前と好きな色と好きなスポーツを発表します。
円陣になってスタートの人は誰かの前に立ちます。
立たれた相手は目の前の人の名前を当てます。
覚えてなければ素直に謝りましょう。
当たるか謝るかで位置を入れ替わってまた誰かの前にとこれを繰り返します。
山口さんが手を叩いて1回は名前、2回は色、3回はスポーツを答える。
今までのワークの中でいろんなゲームをやってきたので比較的スムーズにできました。
場が暖まったところで次のゲーム。
ルールはシンプルで周りの人と同時にならないように1から30までの数字を順番に言っていく。
今までやってきたゲームが頭の切り替えに重きを置かれているのに対し
このゲームは全員で作る場の雰囲気をどうとらえるかに重きを置かれている気がします。
場の雰囲気を感じるためにどういう集中の仕方をしたらいいか。
何度かやっていく内にあきらかに場が静まり雰囲気が変わってきました。
一度1から30まで言えたら、同じ人が同じ数字を言って再現しました。
山口さんから理想的なセリフを言う感覚というのはその再現の時の状態よりも、誰が数字を言うのだろう探りあっている中で発せられる状態だと言う事が述べられました。


初見の方もいたのでもう一度読み合わせから始まります。
棒読みでセリフを読んでみます。
感情がこもる事と込めない事を体感し、その振れ幅を知り調整できることを考えました。
お休みの方の代役などを決めて、さっそく立ち稽古です。
今回はシーンを区切って演出をつけながら稽古が進んでいきました。
最初にやった時に比べると、脚本上の面白みが出てきて少し楽しく見やすい作品になってきました。
残り二回ですがどこまで仕上がっていくのでしょうか。
残り稽古日数を考えると、なんだかもったいないような。
最終日の発表が楽しみです。