8月6日 恍惚一座
講師の山口さんが活動しているトリコ・Aの本番が終わり稽古再開です。
2週のお休みの間に自主練習をして、迎える準備は万端です。
公演稽古の再始動としての始まりは、役柄へのインタビュー。
みんなの前に役柄として立ち、インタビュアーから出される質問に
考えず思いつくままに答えていきます。
家族構成や両親との関係、学生時代の思い出など。
役柄のバックボーンは脚本には詳しくは書かれていません。
セリフとセリフの行間を埋めるために
インタビューを通してどんな役柄なのかを掴んでいく作業になります。
登場人物には私たちと同じように、それぞれに生きてきた積み重ねがあるはずで
つまりは表に出てこない役柄のサイドストーリーがあります。
そのサイドストーリーが他の役柄に影響していることもあるでしょう。
お互いにこの絡まり合いを稽古場で共有し、
大きなうねりのある本筋のストーリーができあがっていきます。
役柄の半分までインタビューを終え、残りは来週に持ち越し。
立ち稽古ではオープニング後からいけるところまで。
ちょっとずつ山口さんから段取りの提案が入っていきます。
観ていて何が面白いかを伝え、そこを強めていきます。
公演チラシもできあがり、本番に向かって否が応にも盛り上がります。
時間はあっという間に過ぎていきます。
本番まで走り抜けましょう。