5月19日 そよ風ペダル
本日の稽古は再びの富田ふれあい文化センターの大ホールです。
広い空間で本番と同じアクティングエリアを確保して、作品における重要な舞台装置もセットしての通し稽古をおこないました。
いつも通り運動、発声、ダンス稽古と体をあたためていき通し稽古に向かいます。
客席には午前中に稽古をしていた恍惚一座のみなさんが。
実際に本番でお客さんの前に立つ予行練習としての人前で演じるという体験をしていきます。
いつもと環境が違うので、思いもよらないミスやハプニングはありながら、無事に最後まで通せました。
通し後の振り返りで、筒井さんから。
「みなさんが上手くいったと自覚があるところはよくできてましたし、上手くいってなかったと自覚しているところはその通りでした。自覚できていて気付けていることは置いておいて自覚してないけどうまくいってないところや、より良くするためのアイデアがあるところを振り返っていきましょう。」
自覚できていることを修正するのは役者さんのやるべきことでしょう。
それが修正できなくてどうするかという話になってくると、それは演技指導のことになってきます。
もちろん筒井さんは作品の演出ということもありつつ、講師ということでそよ風ペダルの役者さんの演技を指導するという面もあります。
ここで自覚できているところを置いておけるという事は、つまり演技指導は必要ないということ、演技を修正する力はすでにみなさんに身についているという証拠です。
筒井さんとみなさんの間のしっかりとした信頼関係が見えた瞬間でした。
振り返りでは演出家と役者という関係で更なる創作が進められました。
時間は残り少ないですが、平常心で創作を続けていきましょう。