2020年1月28日 そよ風ペダル 担当 梶川
本番一ヶ月前となりました。
稽古をしてる現場をみているだけで楽しい。
以前、理想の稽古進行について、 一ヶ月前には作品に飽きているくらいがちょうどいいという話が筒 井さんからありました。
今回はまさにそういうことになっているのではないでしょうか。
みなさんに言わせるなら、 まだセリフも入ってない部分もあるしそんなことないよと言われる かもしれませんが。
セリフを覚えること。
もちろんその努力をお願いしていますが、 そよ風ペダルの公演を見られたことがある方ならわかると思います が、演出の工夫として、 作品の要素としてプロンプが盛り込まれています。
そこへの負担がないことによって他のことを気楽な体のまま探求で きる。
それが自然体のユーモアにつながり、 稽古現場を見ているだけで楽しいのです。
というわけで、セリフでないところの稽古をしていきます。
今日は堂々とプロンプにセリフを要求する練習と、 お互いにのらりくらりと個人情報を誤魔化し、 誤魔化されていることを認識し認識されていることも分かった上で まるで社交辞令のようにやり取りできるかを練習しました。
セリフを言わなければという意識があって、 セリフがわからないとついつい小声になったり顔をしかめてプロン プターに関わってしまいます。
しかし、作品にプロンプする状況が組み込まれているので、 あえて堂々と「次のセリフなんでしたっけ」と「次のセリフ、 誰でしたっけ」と聞いてしまう。
それ自体がわけもわからないユーモアにつながっていきました。
斬新で楽しい稽古でした。