2020年1月28日 恍惚一座 担当梶川
本番が近づいています。
場転の小道具の移動を確認したり、プロンプが入ったり、 出はけのタイミングをはかったり。
細かく細かくシーンを積み上げていきます。
ざっくりとした話になりますが、 ここからは中身をどう伴わせるか。
外堀を埋めてきたので、 実際にその時に役柄たちは何を思っているのか。
誤解や語弊を招きますが「感情」をいかに生み出すか。
感情なんて形のないものをどう扱うのか。
体の反応に還元できるのかもしれませんが、 心や感情は未だにつかみどころのない話で。
脳の電気信号を追いかけたとしても、 呼吸や血圧や力みを見つめたとしてもなんだか感情をつかまえきれ ない気がします。
だとしても私たちは感情のようなものを舞台の上で使わなければな らなくて。
感情移入。
観客が移入できる感情を舞台に用意していきます。