2018年10月12日金曜日

思わず反応する身体

101.1 WakuWaku 担当 土井
今日は音響さんが来て下さいました。
16ページ末、田淵が即興を提案するところから。田淵の言葉、まだまだマイナーコードです、メジャーに持っていきましょう。
ファシリテーター(自分は参加せず、あくまでも中立的な立場から活動を支援する人)としての大谷を中心に稽古が始まりました。
大谷は演劇をするワクワク感を皆に植え付けて行きます。身体を使い、あたかもそこに浜辺があるようにこれは、大谷自身が目の前に浜辺を感じて動くと見えてくるのではないかと思います。そして大谷が誰を見るか?誰と視線を合わせるかがとても大切です。
大谷は、自然と佐竹に対してそらそうとする岩山の顔を無理に佐竹に向けます。そこで起こる佐竹の反応、思わず声を出して逃げていいのです。

舞台は居酒屋に変身。皆で飲みに来ている空気をアドリブで作ります。

浅野のアテレコ部分、もっともっと悪意を込めましょう。ご本人と真逆なキャラでしょうが、いつもと全く違う自分を楽しんで下さい。
佐竹は菊池と浅野に挟まれバタバタ、オロオロした空気が出るといいですね。

休憩後、池田が登場します。岩山、芝居を逸脱しそうになり、機転を利かすタイミングが良すぎると不自然です。
池田は、キツくいう短い台詞、優しくいう長台詞、その中にもあるキツイ部分など、それらのメリハリを楽しみましょう。
池田の退場から少し飛び、田淵と菊池2人のラストシーンへ。

田淵、気持ちが昂っています。対象がどっちつかずの中途半端な状態にならないように。最後には菊池に抗うような「意思」を迫力もって見せましょう。
菊池は生理通りで大丈夫です。
ようやく和らいだ空気がまた「13歳」で緊張します。不安な田淵のSOSに対する菊池は、しっかりと田淵を受け止めます。重みのある優しさ、言葉は優しく身体は激しく田淵を揺さぶります。
そして、立ち直ったかに見える強く明るい田淵に戻ります。

退場の後、音楽が入りました。なんとも言えない余韻が残ります。