6月11日 恍惚一座
今日はメンバーがそろったということで本格的なキャスティング作業に入ります。
手早く名前タッチゲームをすませて、脚本の構成をどうするかの伝達、
脚本を読んだところ上演時間が長くなる予想があるので一部カットしていこうと。
ただ本筋を優先しすぎると、余分(山口さん曰く脂肪)な部分に含まれている面白みが損なわれ、
作品の質感が違うものになってしまいそうだという懸念が。
このカット作業はとても繊細なものになりそうで、
創作と同時並行でみなさんの演技に合わせて行っていくということになりました。
先週の内に皆さんから役の希望を聞いており、
それを参考にしながら頭を悩ませた山口さんが数パターンの配役候補を提案されました。
実際の読み合わせでどう見えるかを検証していきます。
希望でない役だったにもかかわらず期せずしてはまり役になったり
役者さん同士の掛け合いの化学変化で予想外の面白みが生まれたり。
山口さんの見る目や、一座の皆さんの持ち味が実証されていく稽古になりました。
いろんな事が見えてきましたが、だからこそ悩みも深まったようで、配役決定は来週に持ち越しです。