6月30日 そよ風ペダル
着々と脚本が増えています。
新しいシーン(コント)の読み合わせと立ち稽古をしながら配役を決めていっています。
タイトルが明らかになり、今回の作品がコント集であることがわかりました。
それでも単なるコント作品ではありません。
これまでの稽古でそよ風ペダルとして伝えていきたい事、高槻という場所に残る物語(民話)、そして実際に街歩きをして肌で感じた事が蓄積されています。
つまりは目指している作品の笑いの奥にはそういったものが紡がれていくのでしょう。
コントの稽古ですから笑えるお話な訳でして稽古は楽しく進んでいます。
そんな中、稽古の終わりに筒井さんから「これから稽古を進めていって慣れてくるときっと、今は面白いと思っていることもネタがわかってしまって面白みは減っていきます。ですがそうであっても、今の稽古場にある楽しい感じが本番でも出していきたいです。」とのこと。
これまでの公演でも今その時に初めて体験したかのようにそこにいることは課題としてありました。
しかし今回は笑いが起きるかどうかという結果が目に見えて問われます。
実は笑いが一番難しいです。
筒井さんからのお話にもアラン・ドロンは私は俳優でしかなかったと言われたというのがあって。
それはつまり、フランスでは俳優よりもコメディアンの方が尊敬されているという背景があるそうです。
そよ風ペダルは俳優女優でなくコメディアン・コメディエンヌを目指します!
ご期待ください。