8月11日 千年団 担当:梶川
お盆の週の火曜日。
次回公演に向けての脚本稽古が進んでいます。
コロナのさまざまなシチュエーションを扱いながら、その核には他の要素を盛り込んでいきます。
前作の「天井のひと」はパラレルワールドのように、微妙に設定のずれた3パターンの世界を配役を変えて(三人一役)で構成しました。
どうであれそこには、「弔い」という要素があったように解釈しています。
次回作は短いお話を編んで作り上げるオムニバス作品を予定しているわけですが。
すでに数本の短編を稽古場で読み合わせや立稽古をして試しています。
きょう稽古した「芥川ミルキーウェイ」や以前に稽古した「ポンポン山」は前作の「天井のひと」に通ずる「弔い」という要素があります。
なんだか先祖が戻ってくるお盆に「弔い」についての脚本稽古がとても興味深かったです。
日常と非日常が重なるお盆と新しい生活様式というこれまでの日常から少しづつ変容してきている状況がもしかすると同じ地平にあるのかもしれないと妄想しました。
2月に本番を予定して、時期的には春のお彼岸が近いわけで。
お彼岸も日常と非日常が重なるということで。
勝手に言っているので今後どんな作品が描かれるのかはわかりませんが、兎にも角にも今日の稽古は面白かったということを伝えたかったのです。
今日の「芥川ミルキーウェイ」はひとまずおしまいです。
次回は新作短編がはじまるはずです。
楽しみに待ちます。