12月21日 千年団 担当:飯坂
千年団第3回公演「流行のひと」稽古をしています。
最近このブログに何を書いたらいいのかわからなくなってしまって書いていなかったでのすが、また書いていきたいと思います。
千年団の稽古でたまに「それはやりすぎですね」という言葉が出てきます。
わたしも俳優をやっているときは、「やりすぎ」を恐れています。
つまり、その演技って目の前の俳優のためじゃなくて、お客さんのためにやってますよね、、?みたいなことだと思います。
例えば、カラオケで盛り上がるシーンがありますが、目の前の俳優と盛り上がるというよりは、「ここ盛り上がってるシーンですよ」ってお客さんに分かってもらうために、わかりやすい優しい演技をしてしまうんですよね。
わかりやすくする分、ちょっと過剰になってしまうのかな。
この「やりすぎ」ってなんやろう
俳優は演じているときにいくつかのスイッチというかツマミがあるのだと思います。
例えば先のカラオケで盛り上がっているシーンは「楽しい」とか「気まずい」とか「盛り上がらなきゃ」とかいろんな気持ちを同時に持ってそこに存在しなくてはいけませんが、「楽しい」のツマミ、「気まずい」のツマミ、それぞれの気持ちのツマミを調整して「楽しい」は40%くらいでだけど、気まずい気持ちも20%くらい持ってて、だから「盛り上がらなきゃ」って頑張っちゃうツマミも20%くらい、、など。
でもこのツマミのボリュームで合ってんのかな?って不安になると大きめに設定してしまうのでしょうか。
それとも現実の生活の方でも頑張って人に伝えようとすることがクセになっているのでしょうか。
何かでこのボリュームが大きくなってしまうと「やりすぎ」になるんだろうなぁと思います。
ずっと適正なボリュームでやってるのに急に何かのボリュームが上がるとそれはそれで面白いですよね。
ボリュームの調整を楽しんでいきたいです。