2012年12月5日水曜日

作品を一変させる。

12月4日
体験クラス4回目。
前回に稽古を体験された方の入団があり
少しずつ人数も増え活気の出てきた山口クラスです。
先週が用事でお休みだった方は新しく入団された方と初対面ということで
名前タッチゲームであだ名と好きな花と飲み物で席を移動していくゲームで親睦を深めていきます。
そして、少し前から始まった発声を共有しました。
新しいゲームとしてウインクキラーというのやりました。
これははみんなで稽古場を歩き回って
ウインクをするとされた相手は死んでしまうという
ウインクキラーをさがしだすゲームです。
私も以前に別の場所でこのゲームをしたことがあるのですが
みんなにわからないようにウインクキラーを決めて
他のみんなにわからないようにウインクをしていくというものでした。
しかし今日は観察者を一人決めて、その人にわからないようにみんなでゲームを進めていくことが重視されました。
ウインクをされたらすぐに、派手に死ななければなりませんが
すれ違い様だとバレる可能性が高まったり。
また観察者がどこを見ているかも意識したり。
嘘で派手に死ぬのは羞恥心がありますが、そこをどれだけつきぬけられるか。
そんなことはさておいて、すぐにバレてしまうとなかなか悔しくて
意地になったりして楽しく盛り上がりました。

ダイアローグの稽古が続きます。
前回来られていない方もいるので、再び女と母の状況を決めてみるという作業をしました。
女は早く目的地に行きたくて母が少しぐずぐずしているという感じがあるのですが
ある参加者から目的地が養老院で女が元気なうちに母親をその施設に入れようとしているのではないか。
二人とも目的地に行かなければならないと考えているが
心のどこかで行きたくないという思いがあるという状況を考えだされました。
これで読み解いていくと作品の質が一変して。
時間が無くてその状況で読み合わせをすることはできませんでしたが
ぜひ次回に見てみたいと思いました。
ダイアローグの稽古はゆくゆくは立ち稽古に発展していくそうです。
皆さんの中からどんな作品が生まれてくるのか楽しみです。