12月25日
脚本創作稽古。まず三島由紀夫の作品を筒井さんが朗読されます。この作品の主人公は人生を闇だと感じていて、幼い頃に母親がホットケーキを作って食べたことが暗闇の人生を照らす光源と感じています。この思い出から今はあっという間に過ぎて、その間は何も無いというようなことが書かれていました。この人生の光源というものを意識しながらみなさんそれぞれ自分の人生を回想され、みんな発表していきました。様々な思い出が語られましたが、筒井さんが求めているものと少し違っていたようです。思い出を語るなって少しドラマチックであったり情緒的であったりしました。そうではなく、もっと特別でなくさりげない記憶を求められていました。このことを踏まえつつまた次回も回想の旅にみんなで出るようです。