9月16日 そよ風ペダル
シーン稽古が続いています。
脚本を持ちながらなので、今は会話をどう掛け合うかに注意して稽古しているように見受けられます。
声へのこだわりですね。
声の大きさや高さやタイミング。
これはコントに限った話ではありませんが、演技には音楽的要素が必要です。
同じカウントで同じ大きさで同じ高さの音が続くとだんだん退屈になっていきます。
なんや言うたら眠くなっていくかもしれません。
台詞には言葉なので確かに意味内容が含まれるのですが、それとは別に音としての変化で表現できることもたくさんあります。
大きな声から突然声が小さくなると、聞こうとしてお客さんは前のめりになるかもしれません。
逆なら驚いてのけぞるのかも。
台詞をどんなタイミングでどんなスピードで言うかでユーモラスにもなれば張りつめたものにもなります。
音楽を奏でるように会話をつむいでいく。
ミュージカルにしようというわけではなく、変化、メリハリをつけようと。
変化に富んだ声のやりとりができあがれば、それにあわせて体の動きをつけるだけでとても面白くなると思います。
心地よい音楽性の高い台詞のやりとりができればと思います。