3月10日 そよ風ペダル
ダンスとシーン創作を進めています。
どうしたって稽古場が狭いので、実際の舞台の空間の広さや声がどこまで届くかが想像できなくて。
早口になっていないか、音量は足りているのか。
画像は部屋の端から全体を撮影した全景。
本番舞台の4分の1の広さです。
普段なら充分なんですがね、未知の体験です。
以前の発声の稽古で部屋の端に離れて向かいあい、相手に呼びかけて、その声のボリュームをキープしたまま近づいていって会話をするというのをしました。
今回は常に一番楽に出せる声でこの技術を使って演技するということですね。
自分の中でこう演技しようというプランがあり、声を小さくしたいと考えていても、お客さんにとってどうなのかということと天秤にかけましょうと筒井さんから。
表現は受けとめられてはじめて表現になりますので。
実は受け止めていただくには危険な内容、反感を買ってしまうのではないかというセリフも作品の中に含まれています。
今日の稽古シーンがちょうどそのシーンでした。
あらゆる議論を重ねて配慮をして作品創作しています。
それゆえに前回までの公演作品で重点を置いていた作品の本質が見えにくくなっていると。
作品を短くした時にそれを表現していたエピソードが削られていったので。
失踪者に対する関係、それゆえのモヤモヤ。
何かが足りないと感じていた答えが見えてきました。
深いところで受け止めらる作品にしていきます、ご期待ください。