9月13日 そよ風ペダル 担当:梶川
ジャンジュネの「女中たち」を使って稽古したいます。
脚本が始まる前段階でジャンジュネによって「女中たち」の演じ方という文章が書かれており、そこには細かな舞台の設えや演技についての指示が書かれています。
今日はこの部分を筒井さんが読み上げて、全員で情報を共有します。
少し難解に感じます。
難解なわけですが、みなさん分からないというところで終わらず探求を試みています。
なんと頼もしい状況だろうと。
ここに書かれている演じ方を意識したりしなかったりで読み合わせをしました。
筒井さんから男性陣に対して女性役を演じてみてどうですかという質問がありました。
稽古後にジャンジュネについて少し調べて、ここには意図があったのかもしれないと感じつつ。
簡単にジャンジュネのプロフィールとして、私生児として生まれ、生後七ヶ月の時に捨てられました。
その後、犯罪を繰り返し、ついに終身刑を宣告されたのですが、文学的な才能を見出したコクトーやサルトルの請願により、世に出てきて独特な作品を書きました。
ジャンジュネと言う人がとても興味深いです。
ゆっくりと深堀りしていきたいところです。