8月25日 そよ風ペダル 担当:飯坂
2バージョン目の動画配信が始まり、ちらほらと集まった感想をシェアしました。
今日やる予定の脚本も配られたので、適当に切り上げて稽古にうつるかしらと思っていましたが、話がどんどん膨らみ結局1時間半、今回やった上演のことを話し合っていました。とても充実した時間でした。
上演の後半は特にしっかり聞かなくてもいいようなセリフの応酬が続きます。
私はイヤホンをつけて動画配信をみていましたが、その後半部分に差し掛かった時、ふと劇場の客席に座り開演をひたすら待っていたかつての時間にふっと返ったようで、どきりとしました。
もうこんな時間は当分味わえないでしょう。コロナ禍での上演は、客席でのおしゃべりを控えるように言われます。
チラシの束がどーだとか、今回の出演者がなんだとか、私とは関係のない人たちの会話を、聞きたいわけでもないのに聞こえる位置に座ってしまったからなんとなく聞いてしまうあの時間は、もう何ヶ月も経験していません。
そよ風ペダルの上演は、ほんの何ヶ月前のことなのに、もうすでに懐かしくて、当分味わうことができないだろう時間をもたらしてくれました。
皆さんが聞いた感想は、いろいろでした。ちゃんと聞こえないセリフに戸惑ったという感想が多かったようです。
映像だと照明も暗くて、ほぼ真っ暗でした。そうなると余計に耳で得る情報を求める人が多かったようです。
映像配信はまた新たな技術や感性が求められると思いますが、映像配信というものからなんとなく遠いイメージのあるシニア劇団が作品を作り配信したということ、本当にすごいなぁと思います。
作品についてとても活発に意見が交わされました。とてもいい時間でした。