2025年4月22日火曜日

【そよ風ペダル】「心の声」の裏で遊ぶ

日時:2025/04/22(火)14〜16時 

会場:富田ふれあい文化センター小ホール

担当:岡田


絶賛創作中の『殺意はカルチャーの調べ』は「サスペンス劇場」と銘打っているだけあり、サスペンス要素が作品内に散りばめられています。


その一つが「心の声」です。

例えば、殺人犯を探り当てるべく、登場人物同士がお互いを疑い、心中でさまざまな推理を巡らせます。

その思考を本作では「心の声」として表現します。


例えば、あらかじめ録音しておいたセリフを舞台上で流すことで、心の声を表現したりもします。


録音を使う場合、体は自由な状態にあります。

もちろん流れているセリフの内容にみあった動きや格好をする必要はありますが、セリフを思い出して発する必要がない分、体を動かすことに集中できます。


もしかしたら、この自由な状態はいろいろとやりようがあるかもしれません。

あえて何もしないのも一つの手かもしれませんし、あるいはセリフの内容と全く関係なさそうな動きをしてみるのもいいかもしれません。


段取りは全編とおして付いてきたので、細かい演技の部分に目を向けた稽古がどんどんと進んでいきそうです!




2025年4月16日水曜日

【そよ風ペダル】迷宮のような出入口

日時:2025/04/15(火)14〜16時 

会場:富田ふれあい文化センター小ホール

担当:岡田


桜の見頃は過ぎ去り、春の嵐が突然やってきては突然去っていく今日この頃です。


公演の本番まではあと2ヶ月ちょっととなりました。


今回の作品は舞台美術が特徴的です!

役者が舞台上に現れる/舞台上から出ていく「出入口」の数がたくさんあるのも、その特徴の一つです。

図面だけみていると迷宮のようです!


出入口がたくさんある分、役者がどこから現れて、どこへ去っていくかが複雑になるので、特に出入りが激しいシーンの練習が欠かせません。



まだまだ詰めるところもたくさんありますが、今日の稽古で序盤のシーンはほぼ固まったように思います。

実際の舞台美術が立ち上がったときに練習していた動きができるように、練習時から本番のイメージを頭に思い描いておきたいですね。

2025年4月8日火曜日

【そよ風ペダル】ナンセンスコメディを作る日本随一のシニア劇団!

日時:2025/04/08(火)14〜16時 

会場:富田ふれあい文化センター小ホール

担当:岡田


「日本中探してもこんな作品を作るシニア劇団はいない」

と専門家に言わしめる劇団

その名も【そよ風ペダル】!


ナンセンスなのか、あるいはハイコンテクストなのか。

とにかく、誰にとってもわかりやすい作品を作る劇団ではありません。


ただし、話はよくわからないけど何だか楽しく、わからないことが楽しくなってくるコメディを作り続けています。

高齢者はもちろん、子どもや外国人が見ても笑ってしまうはずです。



わかりにくい作品を作ろうとすると、役者自身もよくわからない場合が多いです。

そよ風ペダルの稽古場では役者たちも分からなさを楽しんでいるように見えます。


「分からない」とたくさん言ってきましたが、「分かる」部分もたくさんあります。

例えば、6月公演の作品は、サスペンスのような物語になっていて、殺人事件の犯人を探すという、サスペンスドラマでは王道のストーリーにならっています。


ご来場の際は犯人が誰かを考えながらご覧いただくのもいいかと思います。

チケット発売は4/16(水)を予定しています!!

2025年4月2日水曜日

【そよ風ペダル】独白、傍白、録音!

4/1 14:00-16:00 富田ふれあい文化センター 小ホール 担当:渡辺

気温が上がったり下がったり忙しく、今日はやや肌寒いといった感じ。
とりわけ本日は上演に使う音声素材を収録するため、稽古場の暖房を入れずの2時間でした。

登場人物一人一人の、心の声的なセリフを録音しました。
いわゆる「独白」や「傍白」というやつです。
独白は、舞台上に一人で立ち、まわりに誰もいない状態で喋るセリフのこと。
傍白は、まわりにいるほかの登場人物たちには聞こえないように、脳内の声が観客にだけ漏れ聞こえてくるセリフのこと。
どちらも日常生活ではほとんどあり得ないので、演劇の「お約束」として認められていることでしょう。例えばシェイクスピアなどには頻出する表現形式です。

この録音がどう使われるのか、私はまだちゃんと把握していないのですが、
そよ風ペダルのことですから、単なる独白/傍白としてのみ使うのではないでしょう。
録音するということは、当たり前ですが、その人が口を動かさなくても、関係ない動きをしていても、なんなら舞台上にいなくったってその声を流せるということです。
いろんな仕掛けがありそうで楽しみ!

録音中は、椅子や衣服や台本のかすかな音にも気を使って、いつもとは違う意味で緊張感がありました。
セリフが面白くて録音中に笑いそうになってしまったこともありました。ぎりぎり耐えました。おかげさまで無事、録音終了。