2015年6月30日火曜日

脚本完成と小道具・動線確認。

6月30日  恍惚一座
 
ついに、脚本が完成しました!
 
いよいよセリフを覚えていくことになるわけで、恍惚一座では劇団員の方がレコーダーを持ってきてくれて。
 
録音編集をしてみなさんに配布、それを聞きながらみなさんセリフを覚えていきます。
 
画像は録音風景です。
 
まるでプロの初読み合わせのようです。
 
録音のあとは山口さんの考えを仮の舞台美術が説明されました。
 
宿題として自分の使う小道具を書き出してこようと。
 
また衣装についても考えていこうと。
 
残り時間で出はけを確認しながらの役者さんの動線を確認していきました。
 
来週も立ち稽古が続いていきます。
 
 

2015年6月23日火曜日

ブラックユーモア。

6月23日 そよ風ペダル
 
筒井さんから新たな脚本が順調に届いています。
 
今日は男性だけのシーン。
 
次回作の特徴、まずはコメディであることとして。
 
仙台公演の練習が始まる前に新作の創作のために高槻の民話や年代として伝えたいことを深めていました。
 
ユーモア(どちらかというとブラックユーモアだと感じますが)で包み込みながらしっかり作品の中に盛り込まれています。
 
今のところ稽古場には2シーンが届いていますが、いわゆるコントのように数ページで終わりのあるシーンです。
 
はたして全体でどんな作品になってくるのか。
 
シーンそれぞれも面白いわけですが、全体でどうなるかが本当に楽しみです。
 
男性だけのシーンはさっそく配役が決まり、前回配られた女性のメインのシーンへ。
 
配役を変えながら様々なパターンを見ていきます。
 
女性は他のシーンとの兼ね合いがあるので配役は保留とのこと。
 
他のシーンとの兼ね合いと言うことは、コントのように短いシーンの連続ではなく、ひとつの長いお話なのでしょうか?
 
気になるところですが期待して待ちましょう。
 
 

頭で覚える、体で覚える。

6月23日 恍惚一座
 
山口さんの最終チェックが間に合わず完成稿とはなりませんでした。
 
なので稽古場で山口さんから歓声に向けてどんな風に変更するか口頭で伝えられました。
 
細かな言い回しについてはこれで確定ということにして、二つの追加シーンが加わるという予告。
 
どこまでもこだわり抜いての脚本創作です。
 
追加シーンがあるとしても、だいたい確定してきたということで早速立ち稽古です。
 
仮に舞台の設えを決めて試しに出はけのことやシーンの繋ぎ方を考えながら動いてみました。
 
読み合わせのときではわからなかった発見がたくさんあったように思います。
 
セリフ覚えや役柄の創作において頭の中だけで決めていくよりも、最終的には舞台で自分の体で表現しなければならなきわけで実際に動いた方が楽だったりします。
 
セリフが覚えられるかしらと、みなさん少し焦りぎみですが覚えようとプレッシャーをかけるよりも気楽に遊び半分で口に出したり動いたりした方が。
 
つまり頭でよりも体を使った方がということですね。
 
来週こそは完成脚本となるでしょう。
 
書かれたものを立体にしていきましょう。

2015年6月18日木曜日

難問。

6月16日 そよ風ペダル
 
仙台公演の振り返りです。
 
シニア劇団ってなんだろうというとこらから改めて問い直していきました。
 
そして、はじめての劇場での公演ということで舞台に立っている感覚の普段との違いが話題になりました。
 
客席との距離感、舞台が区切られているので演技がしやすかった、反面でお客さんの反応が掴みにくいと。
 
また作品の内容の話に。
 
仙台でモロモロウロウロという作品をするということ。
 
震災についての内容が作品の中にあるわけで、果たしてそれがどう表現され、どう受け止められたのか。
 
筒井さんは客席で本番を見られましたが、きわどいセリフを聞きながらヒヤヒヤされていたそうです。
 
振り返りつつも前も見ていきます。
 
秋の公演に向けて。
 
テーマソングや脚本のプロトタイプを共有しました。
 
今回はコント、コメディ、笑いにチャレンジです。
 
笑いを作るには品が必要だと。
 
実はとてもハードルの高いチャレンジです。
 
今日は脚本創作に向けて筒井さんが書かれたコントを稽古してみなさんの特性や持ち味を再確認。
 
品とはなんでしょう。
 
そして笑いとはなんでしょう。
 
難問に挑戦していきましょう。
 
 
 
 

急がばまわれで脚本を扱う。

6月16日 恍惚一座
 
脚本の第4稿が届きました。
 
たくさんの要望を出して、稿を重ねてきて濃密な作品ができあがりました。
 
山口さんはまだ細かいところで修正をかけていくそうですが、物語りの骨子はできあがりとして良い気がします。

なんにせよ制作サイドは宣伝文句を考えてチラシ作成に入りつつ、役者さんは役柄の造形を深めていきます。

これまでの稽古で脚本解釈や役柄の創作についてたくさん学んできました。

感情でなく行動で表現する、目的をさぐるなど。

他にも脚本の中での具体的な事実(時代、場所、職業)をさぐる。

役柄同士の力関係や友好か敵対かなど関係をさぐる。

役柄が変化や成長するきっかけとなるポイントを読み解く。

またそのポイントの前後での役柄の何が変化しているのか。

ひとつひとつの台詞のやりとりに注目して、相手の何がきっかけ(原因)になってその役柄の行動や発言が導かれるかを分析する、つまり役柄の行動の動機を読み解く。

動機がわかるとそのひとつの台詞の中で一番言いたい事、役柄の本質が見えてきます。

例えばその台詞を5歳児なり違う言語を喋る人に伝えると想定すると一番大事なことが見えてきます。

そういう風に読み解いていくと台詞だけでなくシーンの中での大事なこと、作品全体での大事なことが見えてくるかもしれません。

台詞覚えしなければと思いがちですが、案外に他にもやれることはたくさんあります。

案外こういう他のことをたくさんしていると、台詞覚えだけに没頭するよりは楽に台詞を扱えるかもしれません。

台詞覚えをしなうてもいいという事ではなく、それ以外にもたくさんやることはあって優先順位をどこにおくかということだったりします。

なんにせよ、稽古場では立ち稽古を始めたいところです。


2015年6月11日木曜日

役柄という他者とのつき合い方。

6月9日  恍惚一座
 
ギリギリで第3稿が稽古場に届きました。
 
そして前回稽古のあとに女性のキャスティングについてみなさんにメール連絡されていて。
 
今日はとにかく作品の骨格の総仕上げという感じで、脚本を配役の通りで読み合わせして保留になっている男性キャストを決めていきます。
 
今回の稿を配役通りで読むことによって、お話のなかでどこが気になっていて、こうなると素敵なんじゃないかというアイデアが出てきます。
 
稿を重ねるごとにまったく新しいシーンやアイデアが出てきて、それに刺激されて稽古場からアイデアが更に返されていく。
 
演出家を介して脚本家と劇団員との間で活発な意見交換がなされ、ひとつの作品が作り上げられようとしています。
 
自画自賛で申し訳ありませんが、かなり質の高い作品に仕上がってきています。
 
そして男性配役も決まり、残りの脚本の変更点も見えてきたところでいよいよ皆さんセリフ覚え開始です!
 
本当にお待たせしました、前回公演の反省としてセリフ覚えを早くしてよりたくさん演技の稽古時間を確保しようと話し合いました。
 
恍惚一座でおそらくはじめて、脚本を離す締め切りを設定しました。
 
しかし覚えるとともに、実はこの段階で役柄の読み込みが必要になります。
 
まずは自分と役が違うということを確認できれば。
 
演じる上でありのままの自分の感性で稽古を進めると、上手くいかなかったとき自分自身を否定してしまうこたに繋がりかねません。
 
役柄を自分とは違うところに置いておけば良くも悪くもそれは演技の問題であったり、役柄や物語の読み取りの深さが原因になり心折られることなく創作に打ち込めます。
 
ただでさえ我が身を人前に晒すという過酷な状況にいなければならない役者にとって、自分とは違う役柄の仮面をかぶるのは自分を守るための必要な技術です。
 
その別の役柄をつかまえるために、まず自分としては言いにくいセリフや違和感のあるセリフを見つけることがヒントになります。
 
つまりそこに自分と役柄の違いと役柄の本質が隠されており、そのセリフを発する理由を掴むことが他者を理解するのと同じように役柄を理解することになります。
 
そしてその納得して違和感なく発することができるようになったとき、役柄を演じられたということになるのでしょう。
 
だからといって無理矢理に違和感のあるセリフを作ることはありませんが。
 
すべてのセリフに納得できて役柄のことを身近に感じられたなら、それはそのまま演じてしまえば。
 
稽古していればやるべきことはたくさんありますから。
 
大切なのは役柄は自分でなく他者であることを忘れないということ。
 
役柄に違和感なく理解できるというのは、ウマのあう友達や家族みたいな他者であったということに似ています。
 
話が長くなりましたが、とにかくまずは役者として役柄を通して作品を読み込んでいきましょう。

2015年6月6日土曜日

6月6日  そよ風ペダル
 
ただいま10時、劇場入りしての最終通し稽古がはじまりました。
 
体と声をアップさせて、前回の稽古で残ったあと一歩をつめていきます。
 
このあとは音響照明とのきっかけあわせをして昼休憩をして、本番は13時半から。
 
最後のひと踏ん張りです、頑張ります。
 
 

2015年6月5日金曜日

最終稽古。

6月2日  そよ風ペダル
 
ついに来ました、最終稽古。
 
今週末には本番です。
 
なんたって旅公演ですから、普段とは少し違います。
 
一日でリハーサルから本番まで。
 
何が起きても大丈夫なように万全の体制で望みます。
 
今日はアップしてダンス練習を短めに切り上げて通し。
 
短めの演技の修正時間があって再び通し。
 
時間ギリギリになったので、ロービーにて最後の演技についての話をして。
 
筒井さんからはもう一息というコメント。
 
そうですね、仕上がりは劇場入りして、実際に立つ舞台を目の前にしてです。
 
本番当日の朝に最終稽古をして、二時間の仕込みと音響照明と演技のきっかけあわせをして、いざ本番です。
 
一回きりの舞台です。
 
悔いなきよう忘れものなきよう舞台で出しきります。
 
ご期待ください。
 
  

2015年6月2日火曜日

それぞれの宿題。

6月2日  恍惚一座
 
脚本創作と配役読み合わせが進んでいきます。
 
ゲームでアップをしつつ、エアロビダンスの創作も。
 
前回まででステップを決めましたが、今日は手の振りを決めていきます。
 
一度踊ってみてやりにくいところをさらって、振り付けを進化させていきます。
 
今月中には振り付けの基本はできあがりそうですが、はたして作品の中でダンスシーンが盛り込まれるのか。
 
そこは山口さんの演出プランに任せましょう。
 
脚本は3分の2程度ですかね。
 
終盤のカタルシス手前まで。
 
役柄は全員出てきて、一度できたところまで通して読み合わせました。
 
そのあとシーンを抜き出して配役のために読みあわせを。
 
山口さんからは「悩ましぃ~」と。
 
今日で配役決定のはずでしたが、山口さんの宿題に。
 
きっと来週には第2稿の終わりが見えてくるはずで、ここは脚本の伊地知さんの宿題に。
 
みなさんの宿題は現段階の脚本を読んでアイディアや妄想を繰り広げることでしょうか。
 
研鑽いたしましょう。