10/31 14:00-16:00
高槻城公園芸術文化劇場 中スタジオ3
担当:岡田
寒かったり、暑かったり。
気温が上下する、ある意味で秋らしい季節です。
ちなみに今日は少し暑い日でした。
シーンごとに進めてきた岸田國士『留守』もついに最後のシーンに辿り着きました。
33ページの頭から最後までを読みます。
いつもより覚えるセリフが長いですね。
本日の出席者は全員で7人。
3人チームを2つを作り、余った一人はそれぞれのチームに八百屋さん役として混じって参加します。
いつも通り、セリフを覚える時間を設けた後、
まずは台本を持ちながら上演してみます。
ずっと続けてきた『留守』の稽古で一貫して意識していた要点があります。
要点①:とりながら共演者同士でアイコンタクトを取る
要点②:大スタジオでやる想定で大きな声を出す
要点③:空間把握(観客に向けて演技をする意識を持つ)
今日のような稽古をしていながら、上記の要点にまつわる気になることが出てきたら(例えば、客席に背中を向けて話す瞬間があって違和感を覚える)、その違和感をひとつひとつ解決していくように心がけましょう(例えば、違うルートを歩くことで背中を向けなくて済む)。
そうした意識と行動を毎週の稽古で積み重ねると、本番や本番に向けた稽古のときにも活きてくるはずです。
さて、プロンプを用意して、台本を手離して発表してみます。
このシーンに長いセリフが無いこともあり、どのチームもテンポ良く会話が進んでいました。
セリフがないときの演技についても考えてみることが大切です。
セリフがないと不安になりますが、沈黙の時間であっても舞台上に人がいるだけで、間は埋まるものです。
考えるべきは、沈黙の時間を減らすことではなく、沈黙の時間をどのように過ごすかです。
筒井さんから指摘があった課題に向き合って、最後にもう一周発表して、今日の稽古を締めました。