2020年10月22日木曜日

今日の主役

 1020日 そよ風ペダル 担当 土井

冬が来た感のした昨日に比べ、今日は暖かいので、身体は縮かんではいませんが、ゆったりとストレッチを。畳の上で身体を伸ばすのは本当に気持ちがいいものです。

   

さて、先週頂いた戯曲、「かんしゃく玉」を3つのパートに分け、都度配役を変えてまずは読み合わせ。リーダーがト書きを読んで下さいます。今日のメンバーは男性3人、女性6名でしたが男性の多い話なので女性も男性役をします。


 後半も配役を変えて立ち稽古をする事になりました。

ト書きに何度も出てくる「かんしゃく玉を投げつける音」をひとつの役として配役しました。これはト書きの内容に合わせ、俳優の投げつける動きに合わせなくてはいけない、気を抜けない役です。だんだん俳優の動きと音があってくると、ぐっと面白くなってきます。


「彼女」は炊事場への出入りが多く、炊事場から声だけ出している台詞も多いのです。


 ラストまで通した後、この戯曲に出てくる数々の食べ物や日用品等・・・バナナ、ヘチマコロン、砂糖入りの冷たい紅茶、カーテンで作った洋服etc・・・について話し合いました。それらの「モノ」を通して、登場人物の経済状況や見栄などが見えてきます。

 「いる?いらない?」と聞きながら、本当は「いらない」返事を期待していたり、モノを通して細かい感情の積み重ねがある事が次々とわかってきます。

 そこに「かんしゃく玉」というはっきりと感情を表す音があるのが、とても象徴的に感じます。今日の主役はこの「かんしゃく玉」ではないか?とも思えて来ました。











2020年10月5日月曜日

あの頃の感覚

9月29日 千年団 担当:飯坂

そろそろ配役を決め始めます。
皆さんにどの役をやりたいか/やりたくないかをアンケートをとっているようです。
希望通りになるかと言われるとそうではないようですが、どの役に興味を持っているのかはとても興味がありますよね。

小原さんはこれまでいくつか短編作品を書いて稽古場に持ってきてくださいましたが、どの作品を上演するのかも決まりました。
今日は、初期の頃に持ってきてくださった脚本が再配布され、読みました。
初期のころ、というのは、緊急事態宣言が解除され、恐る恐る稽古が始まったころです。今もマスクをつけたまま稽古をしていますが、まだマスクがあまり馴染まなくて、もっとおっかなびっくり集まっていたころ。
その頃に書かれたものなので、この脚本に出てくる夫婦は、最後の最後まで対面しません!

今とあの頃ではこんなに感覚が変わっているんだなとみんなで再確認しました。
本番の頃、来年2月にはどうなっているんでしょうか。


 

2020年10月2日金曜日

ぬっとはいってくる女の人

 9月22日 千年団 担当:飯坂

先週の薬局のお話の中の、ぬっと入ってくる人を女性も演じてみることにしました。
小原さんから見て、この人はこういう役苦手そうだな、という人もチャレンジ。
前回は男性だったので、この人に暴れられたら怖いな、というような怖さもありました。
女性はどう見えるのかなと思いましたが、案外普通の「主婦」のような人がぬっと入ってきて普通に話しかけてくるのは、何かが狂っていてそれだけで怖さがありました。
従業員控室に入ってくる客という設定があるだけで、普通の人がこんなに怖く見えるんだなと、とても面白かったです。