2023年5月31日水曜日

【千年団】「みんなでチェーホフ〜チェーホフ短編戯曲集〜」

 5/30 13:30-16:30 富田ふれあい文化センター 

本番をあと10日後くらいに控えております。
本番直前の独特な緊張感が漂っています。
まだセリフの覚えに怪しいところがありますが、逆にいえば心配なところはそれくらいです。

とはいえ演出家から細かいこだわりの指示も飛び交っており、この細部のこだわりが肝だとも言えましょう。
演劇に限らず、創作の作業は「完成」が必ずしも存在せず、詰めようと思えばいくらでも詰められるので、どこまでやるかが問題です…が、時間が来るまでやることでしょう。

チェーホフがこんな短編を書いているんだ!という発見も
チェーホフをこんな風に演出するんだ!という驚きも
高槻という場でこんな集団が活動しているんだ!という喜びもあるかと思います。

千年団「みんなでチェーホフ」

高槻de演劇 初夏のプログラム




2023年5月24日水曜日

【千年団】完成間近

2023/5/23 13:30-16:30 富田ふれあい文化センター 大ホール

真夏のような暑さになった、と思いきや今日は結構肌寒く、衣替えもうまくいかずに困っています。
でも過ごしやすかったですね。

およそ一ヶ月ぶりに担当しました千年団。
今回は通しです。セリフの暗記はまだ不十分なところもありますが、衣装小道具、ある程度揃った状態で見ると迫力あります。
一ヶ月ぶりということもあり、このシーンの動きこんなに洗練されているのか!といった驚きもかなり多くありました。

通して見るのが初めてだったから印象が違った、というのも大きかったと思います。
短編集ではありますが、それぞれの作品のリズムやテンションの差が面白く、滑稽な人間たちの様々なありようが次々に現れてくる軽妙さが心地良い。

少人数でじっくり話が進んでいくお話も、演出の妙なのか俳優の力なのか、飽きずに楽しく観ることができました。何度も稽古を観てきて筋は知っていても、2時間があっという間に感じられました。

必見!
『みんなでチェーホフ』@高槻城公園芸術文化劇場 大スタジオ
6/10 11:00-
6/11 17:00-



2023年5月3日水曜日

【そよ風ペダル】夢中になればなるほどに

 5/2 13:30-16:30 富田ふれあい文化センター 小ホール

他の劇団で、「瞑想」の練習? 体験をしたんですが、瞑想するぞ、と意気込むと瞑想できない。
相手の瞑想を喚起しようとする語り手も、相手を瞑想させようとしすぎると(それがどういう心持ちかよく分かりませんが)、多分うまくいかない。
おそらく、眠ろうとすると眠れない、みたいなのと近いことだと思います。
にも似たようなことを書きましたが、
「意志が前面に出過ぎるとその意志は成就しない」というのが、演技の本質の一つである様な気がします。

そういえば前回の紅白歌合戦で、Official髭男ismも歌っていました。

        言葉はまるで雪の結晶 君にプレゼントしたくても
        夢中になればなるほどに 形は崩れ落ちて溶けていって 消えてしまうけど

伝えようとするほどに伝わらない。日常生活でもよくあることだと思います。嗚呼表現とは何と難しいことか!

2週間、リーダー筒井さんがお仕事で日本にいないので、これからそよ風ペダル、しばらくは自主練になります。
セリフや段取りを覚えるのと同時に、この演技の妙にどれだけ接近できるか!が、重要になりそうです!
接近しようとするほどに離れていってしまうかもしれませんが!!!

(でも実はもうかなり面白いんですけどね。)