11/21(火) 14:00-16:00
富田ふれあい文化センター小ホール
担当:岡田
受講している方に柚子を頂きました!
これから寒さが厳しくなりますが、旬のものを食べ、定期的に運動し、寒さに負けない身体を作っていきましょう!
まずは今日もストレッチから。
「筋トレ」とも「ストレッチ」とも呼べるような様々な運動で身体を動かします。
今日の稽古では「ダンス」をするので、手首・足首を入念にほぐしておきます。
続いて、発声練習。
ストレッチと同じく、毎週続けていると体に大きな変化が生まれてきそうですね。
さて、台本を使った稽古です。
台本は、先々週配って一度読んでみた、宮藤官九郎の戯曲の見開き1ページ目です。
この見開きには4名が登場します。
その4役を講師の筒井さんが受講生に振り分けて、何度か読んでみます。
途中からは、客席と舞台を作って、動きながら読んでみます。
一応本来の戯曲上の設定では、町のたばこ屋の店主として3人のおばあちゃんが並んで座っていて、そこに1人の女性が通り過ぎる、というものです。
ト書きに書かれていることも忠実にやってみます。笑うところは笑う、真顔になるところは真顔になる。
表情を作るのは意外と難しい演技です。
例えば、「怒っている」と台本に書いてあるときに役者は「怒っている」表情をしようとします。その表情が記号的な「怒っている」表情になってしまうと、観客側からは怒っているように見えてはきません。
言葉で説明するのは難しいですが、記号化していない自然な表情で感情を伝える演技が求められるのです。
手がかりとして、2つの映像を少しずつ観てみました。
1つ目が、ドイツのアーティスト「ピナ・バウシュ」による作品です。ドレスコードの数十人の高齢者が「真顔」で少し変わったダンスをしている作品です。
2つ目の映像も、50歳ほどの男優が「真顔」のままダンスをするものです。
どちらも真顔のまま、身体を動かす作品です。しかも身体の動かし方は、普通なら真顔の状態ではやらない動かし方です。
次回公演で目指すひとつの形がそれです。
別の言い方では「ダンディ」。
ダンディのためには「真顔」が必要です。
真顔を習得して、更なるダンディを目指しましょう。
次回公演で使用するかもしれない音楽も筒井さんから紹介され、早速その音楽をかけて真顔で踊ってみます。
ダンスに没頭して真顔になる。俺を見ろ、私を見ろと。ダンディにはナルシズムが不可欠です。
小さい動きでも張り切ってやる。ただし固くなりすぎてはいけない。
今後もストイックにダンディの道を突き進んでいきましょう。