2021年11月30日火曜日

【そよ風ペダル】楽しく遊ぶこと

 11月30日 14:00-16:00  担当:渡辺健一郎

「遊ぶ」って年々難しくなってきています。

こどもの頃は、息を吸うように遊んでいたようにおもいますが、今となっては少し気合を入れないと遊べない。


先日、日常の一コマの話ですが、昼の13時半に保育園児たちが先生に連れられて公園にやってきました。


先生に「時計の長い針が7のところまで遊んで良いですよ!」と声をかけられた子供たちは、いっせいにはしゃぎ出しました。

5分。5分のために、命を賭して全力で遊ぶ子どもたちを見て、感動してしまいました。

大人は、5分与えられたらどうするでしょうか。椅子にでも座ってゆっくりするんじゃないか。

「歳をとるにつれ、時間の流れがはやくなる」というのは、当然のことかもしれません。5分に対して全力にはなれないのですから。


ラストシーンが完成し、脚本がひとまず全て出揃いました。そのラストを重点的に練習しましたが、これまでで1番細かな演出がつけられた様に思います。

確かに極めて重要なシーンになっている様に感じられました。

色々マニアックな指示が出された俳優たちは、しかし今まででもっとも生き生きとしている様にも感じられました。


大人が全力で遊び始める瞬間が、演劇の一つの醍醐味と言えるかもしれません。
わたしも楽しかったので写真を撮りすぎてしまいました。


2021年11月23日火曜日

【そよ風ペダル】演じる脚本

 11月23日 14:00-16:00  現代劇場303


大阪、昨日はなかなかに雨が降りました。

今日から本格的に冬、といった感じ。暖房入れて、じっくり準備運動を行いました。


さていきなりですが、脚本は演じるために存在します。

ところが今回の脚本は、それ自体がある意味で「演じて」います。

というのも、各シーンが有名な映画を元ネタとして書かれているんです。


台詞をトレースしようとしているところもあれば、雰囲気を引き継いでいるだけのところもありますが、

「雰囲気を引き継ぐ」と、その元ネタの雰囲気がそのまま再現されるかというとそうはならない。

トレースや引き継ぎが上手くいっていないということではなく、「引き継ぐ」時点で表現の質がガラッと変わるのです。

観客は作品の背後に元ネタの存在を感じると、それだけでコミカルに感じたり、いっそう大きく感動したりします。


「演じる」という行為は、総じてそういうものかもしれません。

脚本という元ネタを演じる俳優たち。

今回の芝居は、まさに「演じる」ということに焦点が当てられているのかもしれない。

脚本が完成間近となり、いっそうその深みが顕れてきたように感じています。

2021年11月18日木曜日

【千年団】ドラマ、垣間見え

 11月16日 15:00-17:00   担当:渡辺

久しぶりに千年団の稽古場へ。

着実に出来上がってきている脚本の配役決定のため、何度かみんなで読み合わせをしました。


コロナ禍。ワクチンのこと、オリンピックのことなどについての、日常的な会話。から浮かび上がって来る人々の生。

まだ作品の全容は見えていないので俳優たちも(あるいは作者の小原さんも?)手探りですが、やりながら少しずつパーソナリティや人間関係が見え隠れし始めています。

決して大きな展開があるわけでは(少なくとも今のところ)ないのですが、この「だんだん明らかになっていく」感じそれ自体が非常にドラマチック。

配役も概ね決まって、そろそろ自主稽古なども始まります。はやく先が見たい。





2021年11月9日火曜日

【そよ風ペダル】声を出すと気持ちが良い

11月9日(火)14:00-16:00   そよ風ペダル 担当:渡辺

やや天気悪し。また肌寒くなってきました。

が、暖房は要らない程度に十分にストレッチ、をすることから稽古開始です。


本日練習したのは、たびたび感情を爆発させるところがあるシーン。

数名で同時に大笑い&大泣き&大嘆き。

気合いが入っているほど面白くなりますね、やはり。

毎度のことですが、1~2回読んで慣れてくると、格段に良くなってくる。

テンポのよさと爆発力に、何度か笑わされてしまった。

なんかみんな、いつもより楽しそうだったような?

単純に、声を出すと気分が上がってくるんでしょうかね。

公の場で声を出すのも躊躇われる、(二つの意味で)息苦しい昨今ですが、

なんとか、健康にのびのびできる空間を保っていきたいものです。

2021年11月2日火曜日

【そよ風ペダル】身体と音楽

 11月2日 14:00-16:00 そよ風ペダル 担当:渡辺健一郎


一気に寒くなった、と思いきや最近は秋晴れが続いています。洗濯物が乾いて良い、と思いきや

高槻付近では時折夜中ににわか雨が降ったりして注意が必要…


これまで使っていた台本に微修正が加わり、改めて本腰を入れた稽古が始まりました。

単に読み合わせしているだけのときより、体を動かしながら演じると、俳優のみんなの雰囲気もぐっと変わります。


あるいはまた、BGMの影響も大きいのだろうと思います。

舞台上に流れる音楽や効果音は、お客さんに対する演出であるのみならず、俳優の演技にもかなり大きく作用する。

リーダー筒井潤さんは音楽を重要視する人ですので、とりわけその作用が顕著な様に思います。


読んでいるだけの時にはわからなかった、細かいセリフの微妙な表情が、様々に浮かび上がってきました。

まだまだこれから、期待大。