2015年1月19日月曜日

突飛な目的で遊んでみる。

1月6日 恍惚一座


カウントゲームの一種から稽古開始です。

2チームに分かれて交互に1、2、3、1、2、3と発声していきます。


偶数目と奇数目で言う数字が違って一周するわけです。


数字だけならすぐ慣れてできるようになりますが、次に2をいう代わりに例えばムーっと言いながらポーズをする。



1、ムー、3、1、ムー、3という感じですね。

なぜでしょうね、途端にできなくなります。

このあとさらに3も別の声とポーズになっていくのですが、もう手に負えません。

コツは相手を受け入れて、お互いに一つになって同じことをやっている一体感を共有すること。

同じことの繰り返しなので理屈というか法則で考えればできそうなんですが、頭でやろうとすると、長続きせずにミスが生まれます。

まだ他にコツがありそうな予感もしますが、またやりたいワークですね。


脚本分析ワークはこれまでの目的や背骨の復習からはじめつつ、読み合わせ稽古に。

演出にチャレンジする人もいたりします。

役者の課題はわかりやすく、固定概念のない突飛な目的(態度、思い込み、モチベーション)を思いつきで設定して読んでみること。

例えば全員からお金を盗む、この場から逃げ出す、ナイフで人を指す、自分をゴキブリだと思う。

突飛な目的を設定してみるのは舞台創作が進行して煮詰まった時におこなうと、キャラクターの新たな一面を発見するのに役立つそうです。

演出をする人はこのシーンでどんな風に見せたいかを決めます。

役者さんの演技と演出のシーンイメージを話し合いながらすり合わせていきます。

というわけで、3チームに分かれてシーンの読み合わせ稽古をして、最後に1チームが発表をして、どう見えているか、目的がどうみえたかを考察しました。

この目的だとこう見えてシーンに沿って成立するとか、こちら側では見えない目的によっての動きが別の意味で成立していたり、やっぱりわけがわからなかったり。

意見を出し合いながら少しずつシーンを作っています。