2017年12月19日火曜日

日常会話の再現。

2017年12月19日 恍惚一座 担当:梶川

稽古を見ていて、ふっと日常会話の再現という言葉が出てきました。
だからどうということ、語れることもないのですが。
舞台上で日常会話を再現することが可能か、もしくはする必要があるのか。
休憩時間になって、みなさんが喋っている会話に耳をすまして。
おしゃべりは無意識な相槌や喋っている同士の会話のテンポが近づいていったり、なんなら喋り合っているはずなのに同時に喋って、それをお互いに聞いているという高等なこともおこなわれているのだなと。
喋ると聞くを同時に二人共がする。
そこにさらにもう一人入ってきて三人になるとさらに複雑に。
複雑さということの中でノイズがたくさん含まれているのだなと。
脚本や演技としたときにそれらのノイズが削ぎ落とされる、いや、あえてそれは削ぎ落としているのかもしれず。
日常会話の再現を目指すわけではないのですが、稽古と休憩中の発話を比べて、どうであれ会話している人同士が影響されあってテンポが近づいていく、テンポよく会話のキャッチボールができるというのが重要に感じたということなのでしょう。
さておき原因はセリフを覚え始めて脚本を手放そうとしてのたどたどしさ。
いつもの言葉ですね、早くセリフを覚えましょう。