2021年2月24日水曜日

遠くだけど近い、近くだけど遠い相手へ

 223日 そよ風ペダル 担当 土井

高槻現代劇場。本日は同じ階で「千年団」の上演中です。芝居の音を聞きながらの稽古となりました。

ストレッチの後、飯坂さんが来られ今度の公演に関する日時の報告やクレジットの確認をし、直前に行う稽古日程の変更を皆さんの都合をお聞きして決めました。慣れない会場、稽古で日が取れたことはラッキーでした。


衣装についての質問、場面はどんどん変わるが出ずっぱりなので衣装はどうしましょうか?と。

着替えずに其々の幕の雰囲気を小道具や小物を利用する事で表現します。小物や小道具は幕が変わる時には消さなければいけませんが、それはそれでまた方法があるようで。


さて15時近くになり、そのまま稽古を開始しました。

1幕から。

1幕はもう何度も稽古されているのでしょうか、こなれている感じがしました。

終わったあとリーダーより、「テレビモニターを意識した目線を考える」という注文がありました。すぐ横に座っているのだけれど実は遠く離れた相手とモニターを通して話している・・・遠くだけと近い(近くだけど遠い)相手・・・難しいですね。このリモート時代をパロディ化しているようにも見えます。

また、ロボットの喋り方について。現代のロボットは進化しているのでかつてのような一本調子の喋り方ではなくなっています。「感情はないけどアクセントは正しい喋り方を」との事。それでやってみたところ、言葉にぐっと冷たさ怖さが増しました。


2幕です。

1幕同様立ち位置の確認がなされます。

音楽に乗せて何度も繰りかえされる台詞の度に笑ってしまいました。が、やる方は面白可笑しくしようとしないようにと。真剣に役を演じれば演じるほど面白さが増すようです。こういう如何にも芝居らしい芝居って演っていて楽しそうだなあと思います。倒れる瞬間を見せたい場合のタイミングについても指導がありました。


幕毎の決まり事、そよ風ペダルのチームワークを感じる一瞬です。