2024/4/9 富田ふれあい文化センター プレイルーム 13:00-17:00
桜がだいぶ咲きました。が、先日の大雨と風で結構散ってしまいました。
演劇の稽古では「相手のセリフをちゃんと聞いて」と指示が飛ぶことがあります。ただ、「会話のなかで相手の言葉をちゃんと聞く」というのは、必ずしも「しっかり最後まで聞き切る」ということではないかもしれません。
どの様な言語を用いていても、相手の発言に対する応答は平均して0.5秒以内に行われるそうです(『言語はこうして生まれる:「即興する脳」とジェスチャーゲーム』)。
人間は多くの場合、相手が語尾まで言い切る前に「相手はだいたい概ねこういうことを言いたいはずだ」と判断して応答し始めるようです。
つまり発言の意図が理解できた(と思った)ら、相手の言葉をしっかり最後まで聞かないことがあるのでしょう。
演劇でもそれを再現すれば良いかというと必ずしもそうではないでしょうが、「相手のセリフをちゃんと聞く」というのが、一体どういう意味で「聞く」のかを考える余地はありそうです。
ちなみに、今回一部のシーンではかなりはやいテンポでセリフの掛け合いが行われていた、という印象を抱きました。機械的に、「相手の言葉を聞きすぎない」ことを実践していたのではないか、と思いました。小気味良かった。
また別に。チーフより「相手の言葉を聞いてからのセリフと、そうではなく複数人が同時に居合わせていて、タイミングで言うセリフとを区別してほしい」といった様な指示がありました。
たとえば他の人同士で行われている会話を邪魔しないように空気を読んで、タイミングを見計らって発言する……といった様な。これは日常でもよくあることでしょう。
どの様な言語を用いていても、相手の発言に対する応答は平均して0.5秒以内に行われるそうです(『言語はこうして生まれる:「即興する脳」とジェスチャーゲーム』)。
人間は多くの場合、相手が語尾まで言い切る前に「相手はだいたい概ねこういうことを言いたいはずだ」と判断して応答し始めるようです。
つまり発言の意図が理解できた(と思った)ら、相手の言葉をしっかり最後まで聞かないことがあるのでしょう。
ちなみに、今回一部のシーンではかなりはやいテンポでセリフの掛け合いが行われていた、という印象を抱きました。機械的に、「相手の言葉を聞きすぎない」ことを実践していたのではないか、と思いました。小気味良かった。
たとえば他の人同士で行われている会話を邪魔しないように空気を読んで、タイミングを見計らって発言する……といった様な。これは日常でもよくあることでしょう。