2017年9月29日金曜日

相手の台詞をちゃんと受ける

928 Wakuwaku  担当 土井
今日も早くから自主稽古。
幾つか質問事項が生まれています。
稽古始めに、舞台監督さんから舞台と公演のスケジュールについて説明がありました。今日は照明さんも来られています。

2幕、縁子と竜二の出会いから菊江が出て来るまでを、位置を確認しつつ抜き稽古。動きの安定は台詞の安定に繋がります。

場面は飛んで、6幕クリスマスパーティーの途中から。菊江の答えに納得出来ずに言う竜二の「うん」は、どんな「うん」でしょう?
縁子と浩子の笑い声に菊江は反応します。菊江は「歌うような発話の癖」を直すよう指摘されました。
菊江を見つけた後の縁子の動きに、スピードの変化を出してください。

親子の喧嘩から浩子が登場し撮影するまで。シャッターのタイミングを計ります。縁子は母親に対する激しい声の調子に身体も連動させましょう。
浩子は縁子の無言の変化を見て、語ります。浩子が縁子に対して本当に言いたかった事です。

栞と浩子との諍い。
浩子の、わかっている上での「なに?」。そして栞の、怒りを押し殺した、間・・・。浩子は語尾、思いを語尾に込めます。

エピローグの7幕を。
いつも笑っている田所、
「はははは」、しっかり笑いましょう。歩きながら台詞を言えるように頑張りましょう。
二階の部屋に声を届ける時は声に距離の変化をつけます。
縁子、電話でのモノローグは、よりプライベートな声で。そして立ち上がり、窓から外を見渡して「感慨」にふけり、たっぷりと間をとって言葉を出します。

最後は貞子と浩子の出が逆になり、台本が変わりました。

来週は音響さんが来られます。通しです。多くの人が絡む場面をもっともっと稽古したいものです。
テンポが悪いのは、相手の台詞を受けて自分の台詞を言っていないからですね。







2017年9月26日火曜日

小屋入り!

9月26日 恍惚一座 担当:梶川

ついに劇場入りしました。
久しぶりの現代劇場の展示室での稽古しています。



期待と不安を胸に秘めて通し稽古をします。
今日1日で3回通しををしようとメンバーは息巻いております。
スタッフはお昼から音響と照明機材を設営して、舞台美術の置き位置にテープを貼って、客席を設営して。
明日は音響、照明、映像のきっかけと役者さんの演技を合わせる場当たりです。
映像は稽古場で流したことがないわけで。
なかなかに時間がかかりそうな予感がします。
無事に明日の本番通りのリハーサル(ゲネ)までいければ一つ安心できるのですが。
お客様の前に立つまでに準備万端にしてのぞみます。
ご期待ください。


2017年9月21日木曜日

共演者と共に物語の流れを掴む

921 Wakuwaku 担当 土井

チラシ、チケットも出来上がり、いよいよ公演が近づく空気が漂ってきました。今日は舞台監督さんに通しを見て頂きます。
衣装もつけての通しです。

通しの前、稽古が少なかった7場を抜き稽古しました。
田所、だいぶ台詞が入ってきました。なかなか台詞が出てこなくても、笑っている田所のキャラを崩さない事です。
縁子が電話で母親と喋る声、身内にしか見せない声を出します。

1447分から通しを開始し
1610分に終了しました。
伸び伸びと台詞のない部分の時間を感じ、共演者と共に物語の流れを掴む事が今日の目標です。
通す事で全体の流れと人物がくっきり見えてくるのが目的です。
抜き稽古で言われた注意「点と点」を、通す事で繋げていきます。

公演1ヶ月前としてはよく出来ていました。
其々が流れを作り、相手を受け、共演者とのハーモニーができてくると演技をするのがもっと楽しくなります。台詞を覚えていないと、楽しむことはできません。うろ覚えではなくしっかりと、覚えましょう。

1場面、縁子が窓を見る。この動作はこの作品の重要なポイントです。慎重に。
田所は笑える余裕を持ちましょう。

2場面、竜二は相手の台詞を受けていないので、自分の台詞も相手にも伝わりません。しっかり受けると役柄にも変化がでます。
机の下での縁子のリアクションを今後稽古しましょう。
貞子は退場する者へかける声の距離感を取ります。

3場面、衣装を変えられる範囲で変え、2017年と1975年を跨ぎましょうか。
同窓会は、雰囲気を作る小技が効いていました。
縁子は基本的には声を外に出すように発声しましょう。皆さん、椅子にもたれる所作を増やします。

4場面、亜希を呼びに行く栞の引っ込みはもっと長くていいですね。
栞は、オリンピックについて、現役の選手として実感を込めて語ります。
貞子と栞、温度差の噛み合わせがポイントです。
通り過ぎる現代の好美はしっかりと懐かしい寮を覗きましょう。

5場面、深夜の会話です。稽古は明るくて実感湧かないですね。想像、想像。
好美は視線をどこにもっていくか整理されました。
亜希を見つける好美、ここは動きを変更します。
亜希が窓からの景色を見る時は、「達観」した心境でしょうか。

6場面、クリスマス会のワクワク感が出ます。
竜二、菊江の言葉で立ち直る場面を、もう一度整理しましょう。また、紙を投げる所もこれから整理します。
栞は、怒り方の表し方の変化を付けたいですね。
亜希の叫びは、次はニュアンスを変えてみましょう。
其々に思惑があります。
ラストの浩子は、もっと重く。

7場面、田所は動きながら台詞を言う稽古をしましょう。二度同じ事を言って笑わせたいですね。
縁子、電話をかけるまでの時間の心の動きを出したい所。そして最後に出ていく時のタメと空気感を。

さあ、来週やる事がいっぱい出来ました!体調に気をつけて頑張りましょう!










2017年9月19日火曜日

初回スタッフ見せ通し。

9月19日 そよ風ペダル担当:梶川

これまで脚本を持ちながらの稽古をしていましたが、今日は手放して演技することにチャレンジ。
なぜならスタッフさんが来ての通し稽古だから。
そして来週からしばらくは筒井さんが別の仕事でお休みになって自主練習が続きます。
気合を入れての通し稽古となりました。
まあプロンプがたくさん入りまして、惨敗といえば惨敗です。
ですが、とても前向きな惨敗だなと。
なんでしょう、台詞が出てこないからといっての悲壮感が別になくて、なんなら楽天的に笑いながらやりとりを維持していきます。
どういうことかというなら、場の空気が沈まなかったということで、体がリラックスしたままなので、演技はフラットなまま続いていく感じでした。
台詞さえ入ってしまえば生き生きとした自然な演技が見られそうに思います。
というわけで、来週からはとにかく台詞を覚えるということにしましょう。

最終スタッフ見せ通し。

9月19日 恍惚一座 担当:梶川

恍惚一座として、初回公演のころからできるだけ作品の中にダンスシーンを入れたいという思いがあって。
 それは見ている方に楽しんでもらいたいという思いの表れなのですが。
今回もダンスします。
ということで、今日の稽古の最初はダンスシーンの創作です。
なかなかの付け焼き刃ですが、1時間集中してみっちり稽古してカタチが見えてきました。
それを終えて今日はとにかくスタッフさんの前で通しです。
時々プロンプが入りましたが完成が見えてきました。
台詞を完璧にして、もう少しテンポを良くして。
自主練習と来週の火曜日の稽古。
火曜日はスタッフたちは会場入りして舞台設営しております。
音楽が入り、映像が入り、ダンスが入り、盛りだくさんで楽しい作品です。
ご期待ください。

2017年9月14日木曜日

台詞を立てアクセントを出す

914 Wakuwaku  担当 土井

今日も部分的に止め稽古。
田所と縁子の場面から。
田所は感情を表し「人となり」を表現します。台詞が入ってきました、これから相手とのやり取りを楽しみ、芝居の面白さを感じる事ができるようになります。
ずっと笑っていて強引、たまに失礼さもある田所を縁子はちょっと嫌だと思うけれど、それを誤魔化そうともします。
間を取る箇所をちゃんと把握します。

好美の退場から竜二と縁子の出会い。机の下で隠れている縁子は緊張感を動きで表します。
椅子を蹴るまでの竜二の好美に対する感情を行動と繋げてみましょう。
縁子との出会い、生理的に反応し台本に書かれた台詞の支配から逃れましょう。
縁子は怖くて「引く」だけでなく、強く出る瞬間も作ります。
竜二は椅子を出して座ったり立ったりと動きに合わせて台詞を言う事が自然に出来るように。

貞子、浩子、縁子の同窓会。
稽古の成果が出ています。
浩子は台詞の出だしがシリアスになりがちな癖があります。楽しい空気に乗って下さい。そして、「立つ」台詞を作り、のっぺらぼうなリズムを変えましょう。
縁子はここでも台詞がウチに籠もりがちです。ここも「出す」部分を作りアクセントを出しましょう。

深夜の好美と貞子、亜希。
元寮長の貞子が頼る好美の余裕を見せます。
背もたれに持たれると身体の緩みを作る事ができます。
ツラ中央で立ち尽くす亜希は窓を見て、あまり好美を見ずシンプルな動きにまとめます。「うん」という言葉が重要です。

パーティの準備をする栞、竜二、菊江。
落ち込んだ竜二の大きなため息を菊江は笑いおちょくり、余裕を見せます、栞はパーティの準備を仕切っています。竜二の台詞と動きがひとつ増えました、

栞と浩子の掴み合い、竜二と菊江が止めに入り、わちゃわちゃした空気を作ります。ここはまだまだ稽古不足です。
亜希がこの空気を変える台詞が追加されました。
そして遠藤の台詞へ。
それぞれに椅子に座っていく流れがまだできていません。
栞と竜二、今日立ち位置を変えて見ましたが、元に戻しましょう。
適度な間と台詞の入り方が難しいです。
来週は、エピローグの場面を稽古してのち、舞台監督さんの前で通しをします。
衣装を考えている方は持ってきて下さい。






2017年9月12日火曜日

3時間稽古と自主練習に向けて。

9月12日 そよ風ペダル 担当:梶川

今日から3時間稽古です。
時間的に余裕があるからか、同じシーンを繰り返して稽古するということが多かったように感じます。
ダンスシーンがありますが、その前後での立ち位置をどうするか何度かシミュレーションしました。
もうすぐ筒井さんがお休みに入ってのみなさんだけでの自主練習で創作する期間に入ります。
なのでその期間をどのような稽古にするかというコメントもなされます。
・発音をはっきりする。
・足を上げる。
・語尾を伸ばさない。
・語頭の間をなくす。
そしてもちろん脚本を手放して演技するようになること。
来週はスタッフさんがが来ての通し稽古です。
ますはここで脚本を離してみましょう。