2013年5月11日土曜日

怒りについて。話し合い、みんなで考える。

5月7日 山口クラス

本日も基礎のゲームワーク3つをして、エチュードをみっちりと。

誕生日のエチュード。
3人チームで1人の誕生日を祝おうと集ったが、1人が3時間遅れてきて。

今日のテーマは怒るということについて。
山口クラスのみなさんによるチームの雰囲気はとても和やかで、
そのせいか相手を怒ったり責めたりといった負の感情をぶつけることが苦手かもしれないと。
普段の生活ではなかなか人を怒る機会は少ないかもしれません。
しかし演劇は物語として、時間や事件を凝縮するため
喜怒哀楽その他さまざまな感情を強く出すことが必要になります。
怒れない原因がどこにあるのか話し合います。
相手を傷つけてしまうかもしれないという恐れ。
演技として仲が良い悪いのどちらの表現であれ、
現実のその人同士の関係と舞台上での関係は別物でしょう。
ただし前提として、演じ手同士の間に信頼関係、心を開いて接しあうことがなければ、
実のある演技になっていかないように思います。

山口さんから諍いの起こる設定を与えられてペアでのエチュードへ。
見ていて諍いを起こしている二人のどちらに正当性があるように感じるか、それはなぜなのかを話し合います。
情報としての言葉、発言量、声の大きさや質、動じない体の演技。
講座として教える、教えられるでなく
話し合いながらみんなで演技について考えていった一日でした。