2013年7月17日水曜日

公演稽古、始動!

7月16日 そよ風ペダル
 
みなさんから要望があったということで、名作脚本に取り組んでみようとチェーホフの「ワーニャ伯父さん」が用意されました。はじまりのマリーナ、アーストロフ、ワーニャの三人のシーン。前回の話し合いの中で出てきた「セリフをテンポよく扱ってみる」を課題に、三人グループで読み合わせ稽古をして発表。
 
その後、筒井さんから作品解説。
そして、取り扱っているシーンの中のモチーフを取り出して、それを具体的な実感を伴って演技するために
自分の普段の生活を振り返ってみようということに。
 
モチーフ1 「めんどくさい」の実体験。
・暑い中、孫の幼稚園の送迎バスのお迎えに行く。
・ご主人一人分の昼食の準備。
・二日酔いの次の日。
 
モチーフ2 マリーナの「ふけましたねぇ」と本人に言える関係。自分にとってどんな相手になら言えるか。
・ご主人。
・男性は奥さんには言えない。 「殺されるね」「言い方じゃない」
・自分の方が年齢が上なら失礼にならないんじゃないか。
・親が子供に言うならありえるかも。
 
実際にワーニャ伯父さんをそのままそよ風ペダルで上演はしませんが
ワーニャ伯父さんとは公演までつきあっていくことになります。
つまり、ワーニャ伯父さんから上記のようなたくさんのモチーフを取り出して
それをそよ風ペダルの中で実体験の伴うエピソードとして摘出していきます。
このエピソードと元のワーニャ伯父さんを絡ませて一つの作品に仕上げていくという目論見です。
脚本を取り扱ったワークかと思いきや、次回公演の創作が始まりました。
さすがそよ風ペダル、始動します。