2018年3月13日火曜日

理想と現実。

2018年3月13日 恍惚一座 担当:梶川

次回公演の脚本創作作業が始まっています。
前作のハウスホールドは安部公房の友達を下敷きに即興などしながら創作しました。
今回もとあるエンタメ舞台を下敷きにする作品があります。
山口さんの中で純粋に面白くていろんな人に楽しんでもらえるお話が書きたいという欲求が生まれているようで。
自劇団でなくシニア劇団だからこそ執筆できることがあるようです。
今日のところはエンタメ作品の構成を書き起こして設定を変更していく。
そうしたところでストーリー展開は一緒なのでこのまま脚本にするわけにはいきません。
盗作になりますから。
この上でいろいろなアイデアを出して全くのオリジナルストーリーに仕立て上げていきます。
全員で脚本情報を共有してアイデアを求めます。
また山口さんが一部をセリフ化して来られました。
その二人でのやり取りのシーンを全員で立ち稽古。
このシーンにすでに作品の主題になるセリフや葛藤が描かれているように感じました。
やりたいことを純真にやることと世間一般の常識とのせめぎあい。
夢と金、理想と現実、有り体に言うとそんなところでしょうか。言葉にすると陳腐ですね。
しばらくは脚本創作にお付き合いくださいませ。