2025年5月6日火曜日

【そよ風ペダル】セリフがないとにの演技、あるいはダンス

日時:2025/05/06(火)13:30〜16:30

会場:高槻城公園芸術文化劇場 南館 中スタジオ3

担当:岡田



そよ風ペダル 第11回公演
サスペンス劇場『殺意はカルチャーの調べ』

順調に稽古が進んでいます!
移動する位置やタイミングは全体的に確認が済み、次は個々の演技をどんどんと仕上げていきます。

セリフがあるときの読み方や動き方は、これまでの稽古の積み重ねの成果が出てきています。



今日の稽古で取り組んでみたのは、自分のセリフがないときの演技です。

出演者全員が舞台上にいるシーンでは自分のセリフがない時間のほうが長いので、その意味では「セリフがないときの演技」のほうが重要かもしれません。

お客さんの目線としては、もちろん1番はセリフの発話者に目がいきますが、周りの登場人物の動きが気になってセリフが頭に入ってこない、ということが起きてしまいます。

なので、どれだけ悪目立ちせずに演技をするが大切となります。
慎重になって動きが小さくなりすぎてもいけないので、塩梅は難しいですね。



全員で動きを合わせなければいけない場合には、演技というよりはダンス的にしてみてもいいかもしれません。

例えば、「衝撃的なセリフを聞いて全員が振り向く」という場合について考えてみます。
「聞いて反応すること」を目指すだけなら、役者それぞれの反応速度でよいのですが、「全員でタイミングを揃えること」を目指す場合、人それぞれとは言ってられません。

「人それぞれ」を演技的とするなら、「全員で揃える」がダンス的です。
全員で揃えるためには、セリフを「言葉」「意味」というよりは「音」「リズム」と捉え、音楽にあわせてダンスをするように、セリフにあわせて動く。

演技的とダンス的。
両方の良さをケースバイケースで活かしていきましょう!