2013年1月23日水曜日

発想のストッパーを外す。

1月22日

今日は山口クラスの稽古です。
稽古始まる前にみなさんの方からラジオ体操やろうとの声が。
どうやら気に入られたようです。
こういった自主的な動きが出てくるのはとてもいい傾向です。
体操で体も気持ちもほぐれたところ名前を使った新ゲーム。


名前鬼という鬼ごっこがあるのですが、
走り回るのはしんどいので円陣でやってみようと。
まずは体の準備として、円陣でペアで位置を代わりあうワーク。
アイコンタクトなり体全体で誰かを掴まえてペアになる。
ペアになったら円陣の真ん中をすれ違って立ち位置を交換する。
円陣の中を歩くのは一ペアだけ。
あとしゃべらない。
しゃべらないと同じ理由でペアで歩き出す瞬間に頷いたりした合図は送らない。
相手を掴まえる、繋がるということと全体を意識することを同じにおこなうワークです。
この身体性を体験して感覚を残したまま円陣名前鬼。
名前鬼は鬼に追いかけられている人が誰か別の人の名前を呼んだら、その呼ばれた人が次の鬼になる。
これを円陣でしてみると、鬼がさっきの要領で誰かを掴まえて歩き始める。
鬼に迫られている人は鬼が自分の前に来るまでに誰か別の人の名前を呼ぶ。
鬼は円陣の中に入れてもらい、呼ばれた人は新しい鬼になる。
だんだんと円陣が片寄ってくるので、ゲームを続けている間も全体を意識してきれいな円を維持することを意識しておく。
迫られて名前が出てこなかったり、鬼の名前を呼んでしまったり。
誰かの名前を呼んでも自分が歩きはじめてしまったり。
少し難しかったようですが、繰り返すうちに慣れてきた模様。
円陣が小さくなると鬼が迫ってくるまでの時間が短くなるので。
そのうち小さな円陣でもできるようになればと。

みんなでプレゼントを作りあげるゲーム。
円陣になって誰かがこれどうぞとプレゼントをあげて、もらった人が何をもらったかを言う。
そのあと順番にみんなでそのプレゼントを褒めながら具体的にどんなプレゼントかを形作っていく。
自分の中の発想のストッパーをはずして、創造の羽を広げることを試します。

発想のストッパーをはずす体験をしたところで、山口クラスでは初の即興練習。
子役オーディションの結果を別室で待っているお母さんたちという設定で即興で演じながら、舞台前に置いてある紙を途中で引いてそこに書いてあるセリフをどんな流れであれ発言する。
突然の発言で何言っているのという空気が流れてもいいし、発想が出てくればうまくフォローして話を続けていく。
初めてですが、かなりうまくいき盛り上がりました。
誰かが紙を引きに行くときに何とも言えない静かな空気が流れるのが個人的には面白かったです。
紙に書いたセリフを言うとき、ただ読み上げるのではなく独り言なのか誰かに言っているのかを明確にしてみること。
相手に言うとなった場合、話の流れや発言内容によって声をかける相手を引き寄せてこっそりしゃべりたいといった動きが出てきそうなら、即座に言う必要はないんじゃないかという気づきが出てきました。
自然に演じることの体験として即興は有効だと感じます。
また機会をみて即興稽古はしてみたいですね。
残り時間でチーム分けをして、脚本稽古。
残り時間が少なかったので、とりあえずそれぞれのチームで読み合わせをみんなの前で発表。
3月くらいまで壊れた風景の稽古を続けて立ち稽古からシーンを作り上げるとのこと。
創作活動が本格化するのが楽しみでなりません。