2013年2月2日土曜日

幸福な創作現場。

1月29日

本日のそよ風ペダルの体操では足首まわしの際、甲の方もしっかり伸ばそうという助言が有りました。横の動きは日常でもあるけれど、甲の方はわざわざ動かさないと動かさない場所なので。その後、発声。毎回、発声の終わりはみんなで呼吸を合わせて同時に「アッ」と声を出しています。年明けからなかなかこれが上手く決まらなかったのですが、今日は上手くいったように思います。だんだんと本番に向けて再びみなさんの気持ちが一つになってきた証拠かもしれません。


ダンス稽古は順調に構成が進んでいます。構成を加えるにあたって、最初の振り付けではなかった新たなフリを加える必要が出てきています。またまだ続きの構成がありますが時間がある程度経過していて続きをやるかどうかという話になったとき、みなさんの方から今やっておこうという流れがでてきました。みなさん貪欲に創作に向かっていかれています。


脚本稽古も順調に新たなシーンが追加。追加したシーンの稽古もしながら前回のセリフをリレーのように人が変わっていくシーンの稽古を。セリフのテンポつけるため前の人のセリフにかぶせてしゃべる練習をしました。始まり方が静かに始まるのでここでテンポの良いシーンを持ってきて作品にメリハリをつけ、見ている人の興味を引き寄せたいこと。また作品のテイスト、テーマがシリアスで少し重めに思われる可能性があるが、このようなシーンを入れることによって重いだけでなく楽しめる作品にしていきたいという筒井さんの意図が語られます。筒井さんは役者の演技だけのことでなく、作品の意図をしっかり語りみなさんと共有することを大事にされている印象を受けます。その共有があるからこそ演出が役者を信頼して演技を任せることが可能になっているし、役者も演出の意図を自分なりに考えて演じるということが可能になっています。当たり前のことなのですが、それが実現していることは実に奇跡的で幸福なことではないでしょうか。