2013年12月11日水曜日

目に見えない表現。

12月10日 そよ風ペダル

筒井さんの公演がありまして、お休み明けの久しぶりの稽古です。
今日のワークテーマは早口で演じる。
いつも通り役柄のセリフと動きは別で担当します。
セリフを言う人は早口で言っていて、それに合わせて動いていきます。
つまりシーンの進行時間を速く展開するということ。
このことによって動きがシンプルになり、
やっていること、見せたいことが明確になるように感じました。
早口に合わせて動く側が全く動かないことと
とにかく動くことをワークでやってみました。
シーンのテンポやメリハリということがよく演技の課題に上ります。
例えば早口と普通のしゃべりとゆっくりなしゃべり、
速い動きと普通の動きとゆっくりな動き。
こういった事にこだわるだけでシーンの印象はガラリと変わります。
動かない、しゃべらないということも一つの表現になる。
空間を捉えての視覚的な表現もさることながら、
この目には見えない時間の表現というのも
舞台表現にとって大事な要素であることを改めて再確認したワークでした。