2014年1月25日土曜日

多層的な魅力。

1月21日 そよ風ペダル

本日は脚本の追加はありませんでしたが
すでに先週までで始まりの部分はできあがっているわけで。
読み合わせまで進んでいるわけで今週からは早速立ち稽古です。
筒井さんが実験として今考えている舞台の設えをみなさんに伝え、
それで稽古をしてみてどう見えるかを試していきました。
ここしばらくの稽古は声を取り扱った稽古がメインだったように思います。
立ち稽古をして設定された舞台で演じて、
なかなか動きの多い作品だなと感じます。
同じ舞台空間の中にいろんな種類の身体が層を成して置かれています。
演じる身体、プロンプする身体、演技を観る身体。
そして時間の経過によってもいろんな種類のシーンが層を成して配置されます。
演技としてやりとりをする時間、そのやりとりがちぐはぐになる時間、演技ではないやりとりの時間。
もちろん声に関しても層ができていて。
今回の作品のひとつの魅力としてこの多層性というのがあるように思います。
このそれぞれの層の違いが明確になることが差し当たっての課題かもしれません。
そうは言っても、もっとたくさんの魅力が詰めこまれるような予感がします。
これからの脚本の展開が気にかかります。
そろそろ全く別の観点からの変化が起こりそうな予感が。
まだどこへ向かっていくのか未知数ですが、
ここは焦らず進めていきましょう。