2月18日 恍惚一座
毎回、ラジオ体操、発声、インプロゲーム、カウントゲームと、定番のワークでアップをしています。
回を重ねるごとにみなさんだんだんと腕を上げています。
わかりやすくは、カウントゲームでしょうか。
数字を同時に言わないように、とりあえず30まで言うという課題。
前回、今回と30の瞬間に同時に言ってしまっていますが。
そういう事ではなくて、やっている間に流れる雰囲気が。
それはみなさんがどのように集中しているかが
見た目に明らかに変わってきている。
例えば失敗した後の切り替えの早さであるとか。
失敗する事がさして問題ではないと気付きはじめたことが重要です。
失敗することなど、前提条件です。
その事より、瞬時に切り替えて集中を途切れさせないで続ける事のなんと大切な事か。
そして何となく、みなさん同士がお互いの傾向を把握しはじめたように感じます。
長く間が空いた時に切り込んでいく人この人で、
絶妙なタイミングでフォローする人はこの人で
リズムよく続いた時はこの人がキャッチボールしていて。
つまりはチームの形が明確に見えてきているように思います。
今日の脚本ワークは本稽古に入る最終段階という感じでした。
つまりは役者さんが脚本を読んでの疑問点の擦り合わせです。
セリフの意図が何処にあるのかを演出家である山口さんと役者さんの間で共有していきます。
例えばそれは、セリフを言っている対象を変える事で解消される問題であったりします。
そうだはなくて、まさに演出家もどうするかを悩んでいるところでもあったりします。
大事なことは解決される、されないに関わらずこの場で話し合いにのぼったということでしょう。
これがあるかないかによって、この後のワークでの演出家と役者、また脚本家も含めて
同じ場で創作活動ができるかどうかに関わります。
創作方法もその結果の作品の仕上がりも変わってくるでしょう。
来週からは本格的に作品創作の稽古が始まりそうです。
どんな作品に仕上がるでしょう、楽しみです。